カップウィズハンドル銘柄の検索方法まとめと有効な選び方

    

カップウィズハンドル銘柄の検索方法をご存じでしょうか。カップウィズハンドルはかなり有名なパターン分析のひとつですが、個人的にはその形状のみが有名になっているように感じます。株のスクリーニングはなるべく効率的に行いたいものですので、チャート形状のみに着目することも有効だとは思います。

しかしカップウィズハンドル銘柄がなぜ注目されるのか、そしてそもそもどういった考えで提唱されたものなのかも大事です。そこでこの記事では

  1. カップウィズハンドル銘柄の検索方法
  2. カップウィズハンドルの意味
  3. そこから考える有効な選び方

などを述べてみました。カップウィズハンドル銘柄の検索方法自体はそこまで難しいものではありませんが、ヒットする中から有効なものだけを選んでいきたいですね。

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カップウィズハンドル銘柄の検索方法

カップウィズハンドルとは・・・

カップウィズハンドルとは

こんな感じで株価がティーカップ形状と持ち手部分を形成するようなチャートパターンです。株価が急騰しやすいパターン分析として有名で、特に成長株でこの形状が着目されます。

結論から述べますとこういったカップウィズハンドル銘柄の検索方法にはチャート形状検索を使います。これは過去記事で既に述べた内容なのですが、色々なサイトで同じ内容をそのまま書かれてしまったので肉付けリライトしつつ新記事としてアップした次第です。

チャート形状スクリーニングは「条件に当てはまる形状のチャート」をまとめて表示してくれる機能のこと。大手証券会社では楽天証券松井証券などがユーザーに提供していることで知られています。例えば楽天証券が提供するマーケットスピード2では・・・

こんな形で最大25パターンのチャート形状からスクリーニングすることができます。カップウィズハンドル銘柄の検索方法としておすすめできるスクリーニング条件は

  1. 上昇一服
  2. 戻らない

です。「上昇一服」はその名の通り上昇後の流れから一服したようなチャート形状で、要は高値圏で保ち合いをしているような銘柄がヒットしてくれる印象があります。

一方で「戻らない」とは上がってから下がったけど、まだ戻っていないという意味ですね。これは言い換えると「一度動意してから調整した段階」とも取れるわけです。上昇一服と似ているようでかなり違ったチャート形状が出てきます。では違ったチャート形状がヒットするのにどうしてどちらもカップウィズハンドル銘柄の検索方法になるのか?

それはカップウィズハンドルを形成する価格水準が違うからです。例えば上昇一服では高値圏の保ち合いというニュアンスでのカップウィズハンドル銘柄がヒットしてくれますが、戻らないのパターンでは比較的安値圏でヒットするんですよね。個人的に以前は「戻らない」のパターンで探すことが多かったのですが、最近は上昇一服で探すことが多いです。

例えば戻らないのパターンだと・・・

こういったカップウィズハンドル銘柄が検索結果としてヒットしますが、これはぐーっと下がってから底値圏でなべ底を形成しているチャートですよね。なべ底から若干の調整も入っているようなカップウィズハンドルとも考えられます。

なべ底ややぐら底は底値形状を示すのでこれはこれで良いのですが、元来のカップウィズハンドル銘柄ではありません。元来のカップウィズハンドル銘柄というのはさらなる高値を目指す前に準備運動をしているといったニュアンスであり、次はこのあたりの個人的解釈を述べていきます。

カップウィズハンドル銘柄の選び方

カップウィズハンドル銘柄を底値形状と考えている人も確かにいますが、個人的には上昇パターンのチャート形状のひとつと考えています。具体的に言うと「成長株が高値圏でベース形成しているパターンを拾い上げる」というのが趣旨であり、カップウィズハンドルはそのベース形成の種類のひとつに過ぎないんですよね。

したがってカップウィズハンドル銘柄の検索方法として合致しているのはどちらかといえば「上昇一服」のチャート形状で、なおかつ業績推移が好調なものが望ましいでしょう。注目されているテーマ株が需給を整えるために保ち合い形成しているパターンも考えられますが、成長株という元来の意味としては違うのかなと思います。

というか、もっと言ってしまうと(自分で言っておきながらなんですが)カップウィズハンドル銘柄の検索方法としてチャート形状検索が正攻法なのかも疑問です。本来であれば

  1. 業績推移が好調な銘柄のみをピックアップしたリストを作成
  2. その推移を追うなかでカップウィズハンドルを形成する銘柄が出てきた

という出会い方が真っ当かもしれません。この記事では効率的になるべく多くのカップウィズハンドル銘柄を検索したいという趣旨で書いているのでチャート形状検索を方法論のひとつとして挙げたわけですが、あくまで方法論の一つです。

勘違いしてほしくないのはチャート形状検索がダメという意味ではないということ。例えば上昇一服チャートはカップウィズハンドル銘柄でなくとも面白そうな銘柄に出会うことができます。

上昇一服のチャート形状検索

上記の銘柄は上昇一服でヒットした銘柄ですが、カップウィズハンドル銘柄ではないものの高値圏で狭いレンジを形成しているのでブレイクしたら面白そうですよね。直近高値更新のために保ち合い形成しているとも考えられるので、こういったボックス形成はカップウィズハンドル銘柄でなくとも見ておきたいところ。

今回はカップウィズハンドル銘柄を検索する方法のひとつとしてチャート形状を紹介しましたが、こういった株価の値動きが示す意味合いを考えながら活用していくことは大事でしょう。また、チャート形状検索では

  1. 市場
  2. 出来高
  3. 値動きの大きさ
  4. スクリーニング期間

も任意で設定できるので、自分好みにアレンジすると良いです。新興企業を避けたければ「市場を東証一部に指定」すれば良いですし、少し長めの日柄調整が良ければ「期間を3か月に指定」するといった具合ですね。その上で業績面など成長株としての資質を加味してリスト化していくというのが選び方として適当だと考えています。

カップウィズハンドル銘柄の見つけ方は色々ある

ところでカップウィズハンドル銘柄の検索方法はチャート形状検索以外にはないのでしょうか?

もちろんそんなことはなくて、例えば株ドラゴンというサイトを活用するのもおすすめです。このサイトは色々なランキングをミニチャートで効率よく見ていくことができます。その中に年初来高値や新高値更新ランキングがありますので、チャートをばーっと見ていきながらカップ形状だけ拾い上げるという作業をすれば良いですよね。

その他にもTwitterでカップウィズハンドル銘柄を検索するという方法があります。カップウィズハンドルはかなり有名なチャートパターンなので、今まさに形成している銘柄をつぶやいてくれているケースがあってもおかしくありません。もちろんそれを鵜呑みにせず本当にカップウィズハンドル銘柄に該当しているか吟味することは当たり前ですが、思わぬお宝銘柄に出会える可能性はあるでしょう。

また、わざわざチャートにこだわらなくても、決算シーズンでは上方修正を出した銘柄の情報がいくらでも手に入りますよね。そういった銘柄の中で

  1. 特に成長著しいものだけはリスト化しておく
  2. 数か月後に再度チェックしてカップウィズハンドル銘柄だけ残す

とやれば決算情報を基にスクリーニングしたカップウィズハンドル銘柄が勝手に手に入るわけです。考えられる方法はまだありまして、

  1. 数か月以内のストップ高銘柄を調べる
  2. その中できれいなカップ形状になっているものをピックアップ

というやり方も良いですよね。過去のストップ高銘柄も前述の株ドラゴンを使えばカレンダーとチャートを見ながら検索できますのでそれほど難しいことではありません。

このように自分の考え方や工夫次第でいくらでも検索する方法は見つかるので、最適な方法を模索してみるのはおすすめですね。ちなみにカップウィズハンドル銘柄を探す方法を考えるためにはウィリアムオニールやミネルヴィニといった有名投資家の本を読むことが一番です。こういった本にはあまり触れられることのない形成条件が細かく解説されていますので、それを元に探し方や選び方を考えていった方が良いでしょう。例えば

  1. 高値からの下落率はどれくらいか
  2. カップ部分とハンドル部分それぞれの形成期間の目安

を知ることで「新高値からの騰落率が検索条件に使えそうだな」や「監視期間のハンドル形成は長くて数週間を目安に選ぼう」などの考えが出てきます。その他にもベース形成後に急騰した際の対応なども書籍に記されていますので、成長株投資の勉強という意味でもぜひお読みなってはいかがでしょうか。