どうも、ひげづら(@higedura24)です。
今回は逆指値の使い方について解説します。逆指値と聞くとロスカットのための注文方法というイメージがありますよね。
実は逆指値は売りでも買いでも活用できるってご存知でしたか?
単に逆指値と言っても使い方は様々ですのでこの記事を参考に、システムをうまく使ってリスクを限定していきましょう!
逆指値とは
トレードにおける注文方法には「成り行き」と「指値」があります。
- 成り行き:注文時点の最良値で約定させる
- 指値:約定値を指定する
という特徴があり、前者は素早く約定しますがいくらで約定するかわからないですし、後者は価格を指定できる代わりにいつ約定するかわかりません(指定価格で誰かが反対注文を出さないと約定しない)。
指値は指定価格よりもより最良の価格があればそちらが優先されます。つまり
- 買い指値:任意の価格より下で買う
- 売り指値:任意の価格より上で売る
というのが指値です。
逆指値を考えるにはまずこの指値を思い浮かべましょう。今回お話する逆指値はこの反対なので
- 買いの逆指値:任意の価格より上で買う
- 売りの逆指値:任意の価格より下で売る
ということになります。
買いでも売りでも一般的に考えるとデメリットしかないように感じますよね!でもこの逆指値を上手に使うことでリスクを限定できる、ということを解説していきましょう。
買いの逆指値の活用方法(ボックスブレイクで順張り)
まず買いの逆指値からです。次のチャートを御覧ください。
このチャートはボックスを表しており、現在はボックス高値です。一般にボックス帯では上値もしくは下値を抜けるとトレンドが発生すると言われていますので、この時に考えることは
「このボックス上値を抜けたら買いたい」
ということですよね。あれ?この状況って聞いたことありませんか??
そうです。まさに買いの逆指値注文です。
こういった「ある価格を抜けたとき、その値動きに順張りでついていきたい」という場合は買いの逆指値が有効です。もちろんショート(売り)目線で考えているならば「下値を抜けたら売る」という逆指値も可能です。
ややこしいので買いの逆指値として解説していますが、要するに順張りで新規注文をするときに逆指値は有効活用できる、というわけです。
ボックスブレイクでなくても上昇トレンドや下降トレンド最中の高値ブレイクで買えるように逆指値しても良いですね!
では先程のチャートから少し進めてみましょう。
買いの逆指値を入れておいたおかげでうまく上昇トレンドの発生を掴むことができ、利益が乗ってきました。現在は上昇トレンド発生という状況なのでこの値動きが続く限りはホールドしてなるべく利益を伸ばしたいところですよね。
では少しチャートを進めます。
赤線が買いの逆指値で買った価格です。そこから40pips(0.4円)上昇したところで大きめの陰線が出ました。それなりに利益も取れているし利益確定したい気持ちもありますが、まだ上昇トレンドに見えるのでホールドしていたい気持ちもありますよね。
ここで考えることは「どこか目安を決めてそこを下回ったら売る」ということでしょう。あれ?この状況って聞いたことありませんか??
売りの逆指値の活用方法(上昇トレンド最中の利益確定)
そうです。まさに売りの逆指値の注文方法ですよね!
一般に売りの逆指値と聞くとロスカットばかりがイメージとして先行しますがこういった上昇トレンドで利益が乗っているときも利益確定目的で活用できるんです。
例えばこのチャートであれば、すぐ下に中期線と直近安値がありますのでこんな感じで売りの逆指値ラインを引いてみたらどうでしょうか。
中期線よりも直近安値の方が下だったのでそちらに合わせて引いてみました。売りの逆指値なのでこの青線を下回ったら売り(利益確定)という注文になります。
では少し進めてみましょう。
先程の大陰線のあとさらなる大陰線を引いたので売りの逆指値に引っかかり利益確定となりました。ここでのポイントは
- 2回目の大陰線が完成する前に利益確定できたのでより多くの利益が残った
- 機械的に利益確定したのでその後の下落に巻き込まれなかった
ということですね。
2回目の大陰線が完成したあとに利益確定しろと言われても利益が目減りしているので素直にできない方も多いでしょう。人間とはそういうものですから売りの逆指値で強制的に利益確定できたことは素晴らしいことなのです。
売りの逆指値の活用方法(トレーリングストップ)
ここで勘の良い方が疑問に思うことは
下落せずに上がってしまったらどうするの?
ということでしょう。上記の例だと下がったので無事に利益確定されましたが、上昇トレンドが継続して上昇し続けたら売りの逆指値ラインからどんどん遠ざかってしまい利益確定されません。
そこで登場するのが「トレーリングストップ」や「トレール注文」と呼ばれる注文方法です。トレール注文とは逆指値注文に値幅を設定することで価格が上昇(もしくは下降)するにつれて逆指値ラインを引き上げ(もしくは引き下げ)るという注文です。
これにより価格が上昇を続けたとしても追従して逆指値ラインを自動で動かせるので利益を確保しながら値動きを追っていけるようになります。
<SBI FXトレードホームページより抜粋>
上図では売りの逆指値に加えてトレール注文を価格に対して0.4円幅で入れています。そのため
- 大きく上がらなければ売りの逆指値が有効
- 大きく上がって逆指値から0.4円以上乖離した場合トレールが有効
という状況を作り出しています。状況に応じてトレール幅を狭くすることでより利益を確保したトレーリングストップが可能となります。
売りの逆指値(ロスカット)
逆指値は損失の拡大を防ぐための活用方法もあります。いわゆるロスカットとしての売りの逆指値ですね。次のチャートを御覧ください。
一見するとボックス推移に見えますが、よく見ると中長期線は下向きで高値も安値も切り下がっています。もしかしたらボックスでなく下降トレンドに入っている可能性もありますよね。
ここで考えることは「ボックスか下降トレンドかわからない。とりあえず青線で示した直近安値で買って、そこから少し下抜けてしまったらロスカットしたいな」ということでしょう。
もうわかりますね、つまり・・・「青線で新規買い、その少し下で売りの逆指値を入れる」という作戦です。では少し進めてみましょう。
作戦通り青線で買って、赤線に売りの逆指値を入れておきました。
残念ながら大陰線で赤線を下抜けてしまいましたが、早めにロスカットされたことでかなりリスクが限定されていることがわかります。
ここでポイントとなるのは
- 早めの強制ロスカットのおかげで少ない損で済んだ
- 最初に想定した損の範囲で済むため資金管理しやすい
ということでしょう。失敗した場合の損がどれくらいかわかるという状況を作り出せているのは割とすごいことなんですよね。
FXにおける様々な注文のやり方
FXでは様々な注文方法があります。ここで紹介するのは
- IFD注文
- OCO注文
- IFDOCO注文
の3つです。
IFD注文
先程、売りの逆指値をロスカットとして活用した例ではエントリーと逆指値を同時に注文しましたよね。あれがIFD注文(イフダン注文)です。つまり
「もし新規注文が約定したら、この逆指値を有効にして下さい」
という注文方法です。ロスカットの例でいけば青線で買いが約定したら赤線の逆指値注文を有効にしてくださいとしたわけです。
買い指値と売り逆指値を同時に注文できるので非常に便利な注文方法で多くの方が使用しています。株でいうところの逆指値付き同時注文というやつですね。
OCO注文
OCO注文は2つ注文を出して先に約定したどちらかだけ有効にするという方法です。
組み合わせとしては
- 売り指値+買い指値
- 売り指値+売り逆指値
- 買い逆指値+買い指値
- 買い逆指値+売り逆指値
というのが一般的です。
どう値動きするかわからないけど例えば
「ここまで上がったら買いたいし、ここまで下がったら売りたい」
「ここまで上がったら売りたいし、ここまで下がったら売りたい」
といった逆行する注文を同時に出してどちらかだけ有効にすることで順張りしていきます。一見すると矛盾しているように聞こえますが
・トレンドが発生した方向についていきたい
・損を抱えていて縮小するまで待ちたいけど拡大したらすぐ売りたい
・トレンド中に押し目かブレイクのどちらかを狙う
などなど色々な場面で使うことが可能です。
IFDOCO注文
IFDとOCOを組み合わせて注文することも可能です。新規注文1つに対して決済価格を2つ設定できるので新規注文価格を軸に利益確定とロスカットを同時に設定できることが特徴です。
逆指値がしやすいおすすめ証券会社
今回ご紹介したような逆指値が簡単に活用できる証券会社はLIGHT FXです。無料でここまで高機能かつ使いやすいツールが揃っているのか!?と驚くほど。
逆指値以外でも非常に見やすく、カスタマイズが自由自在なのでおすすめ。すごすぎるので詳細はこちらの記事にまとめてあります。
ちなみに乗り換えてトレードしまくっていたらタイアップキャンペーンをしませんかとお声がけいただきました。
最大53000円のキャッシュバックキャンペーンしてもらえるのでご活用ください。
【当サイト】ひげづらの明日やろうはバカ野郎【限定】
まとめ
いかがでしたか?今回は逆指値の活用方法について解説しました。上手に使えばリスクを簡単に限定することができますのでぜひ参考にしてみて下さい。それではまた!