この記事では3歳向けのおすすめ絵本をご紹介しています。
3歳向け絵本ではだいぶ文字数が増え、ストーリーもしっかりとしたものになるので、お子さんの集中力によっては途中で飽きてしまうこともあるかもしれません。
そういった場合は「続きは明日にしよっか」と切り上げて大丈夫なので無理のない範囲で読み進めていきたいですね!
読む側もこの絵本で大切なことは何かな?と考えると非常に面白いですのでぜひお子さんと一緒に思い返してみて下さいね。
それではひとつずつみていきましょう!
ゴリラのパンやさん
娘の大のお気に入り絵本です。パン屋さんを開いたゴリラが奮闘して人気パン屋さんになるまでのお話です。
その大きな体と大きな声を持つゴリラは最初お客さんに怖がられてしまいますがあーでもないこーでもないと自分で考えて工夫をしていきます。最後に思いもよらない方法に出ますが・・・。
読み聞かせる際にはセリフごとに声色を変えるのがコツで、それによってかなり子供の反応も変わりますよ!子供は大人の良し悪しがわかるのだなとわかる結末も見どころ。
ぐりとぐら
大人気シリーズのぐりとぐらです。この絵本では仲良しのぐりとぐらが大きな卵を使ってカステラを作っています。
私が考えるぐりとぐらの良い所は要所要所に問題解決シーンが挟まれている点ですね。
例えば大きな卵を持って帰るにはどうすればよいか?大きなお鍋を持っていくにはどうすればよいか?卵を割るには?などなど様々な問題に対して仲良く意見を出し合って解決していきます。
最後に卵のカラをどうリサイクルしたかも子供にとって発想転換の良いお手本となるのではないでしょうか!
ぐりぐらシリーズは大人気なので合わせて他の絵本も購入することを強くおすすめします。
ぐるんぱのようちえん
ジャングルにひとりぼっちで暮らすぐるんぱが、臭くてめそめそするからという理由で働きに行けとかり出される衝撃的な始まりの絵本です(笑)
色々なお店で働くぐるんぱですが失敗ばかりで、その度に荷物が増えていきます。最後にはその荷物を活用してとんでもないことを始め大成功するというサクセスストーリーでもあります。
少し長いお話ですが、実は繰り返しの技法が用いられていて子供が飽きずに聞ける点と絵本ならではの大きなスケール展開がポイントですね。
カエルのおでかけ
これも娘の大のお気に入り絵本です。私もかなり好きです。
ある日の天気予報を聞いたカエルは大喜びで次の日お出かけし、その日常風景を切り取ったストーリーです。カエルならではの視点でよく話が作り込まれていて感心させられますよ!
絵もすごく上手で、TVの登場人物がカエルだったり壁の絵画がカエルだったり、カエルの部屋は雨漏りだらけだったり・・・と細かいところまでよく世界観が描かれています。
冒頭ページで結末の伏線が書かれているのもポイントですね!これは大人が読んでも面白いので非常におすすめ。第19回の日本絵本賞に選ばれているだけあります。
じっちょりんのあるくみち
じっちょりんという架空の生き物の家族が道端に花の種を植えながら冒険するというストーリーです。道を歩いているとなんでこんなところに花が咲いているんだ?と思うことありませんか?
あれは実はじっちょりん達が種を植えているからみたいですよ!
人間に見つからないように大移動をするじっちょりん達の会話や苦労がよく描かれているのでおすすめです。また、絵本の色々なページに野花の名前が書かれていたり、全ページに小さなハートが隠されています。
ストーリー以外でも楽しめる要素があることも子供に好かれる秘密なんだなぁと思いました。続編も出ていますのでそちらもおすすめです。
パンやのくまさん
パン屋のくまさんの日常を描いた絵本でこちらも◯◯屋さんのくまさんというシリーズものです。
この絵本ではパン屋さんのくまさんがパンを作ったりパンを届けたり、お店で売ったりというほんとに何気ないことを描いています。もらったゼリーを晩ごはんで食べたり、そのあと銭勘定しているのは商売人としてリアルすぎてなんだか笑ってしまいました(笑)
くまさんがかわいいのと、ぬいぐるみみたいなくまさんがおっさんのような生活感を漂わせているのがシュールなのでおすすめです。笑
みどりの目
みどり色の目をした猫を通して季節を学べる絵本です。
正直、最初はなんだこの絵本?と思いましたが、「あ、これは猫の主観で描かれているのがポイントなのか!」と気づいたら趣旨がわかったような気がします。
最初は子猫だった主人公の猫ですが、季節が進む表現と猫の体が大きくなった描写で時系列が表されていて面白いですね。
絵が独特なのと、内容が少し文学的で難しいので3歳後半くらいに読んであげるのが良いかもしれません。理解できると季節が繰り返されることで成長していき段々と大人になっていくんだなぁというのがわかります。
アンパンマンのクリスマスイブ
みんな大好きアンパンマンの絵本で、クリスマスプレゼントにもおすすめです。
ある日洞窟の中で眠っているキャンドルちゃんを見つけたアンパンマン。元気がないので顔のパンをあげ、クリスマスの谷へ送っていきますが・・・。
おなじみのバイキンマンが悪巧みをしてクリスマスプレゼントを独り占めしようとするのをみんなで阻止するというストーリーで、物語の進み方がTVとはまた違って面白いです。
アンパンチがすごくさりげなく済まされていて衝撃ですよ(笑)
ちいさなヒッポ
カバの親子の絆を描いた物語です。お母さんカバに「グアオ」という鳴き声を教えてもらったヒッポですが、お母さんといれば平気だと安心していました。ところがある日ワニに襲われてしまい大ピンチに!
ヒッポはどうなってしまうのか気になる方はぜひお子さんと一緒に読んでみてください。ヒッポの心情の変化やお母さんカバの愛情がお子さんにきっと良い影響を与えてくれると思います。
ロージーのおさんぽ
表紙に描かれているめんどりのロージーときつねが織りなすコントのようなストーリーが非常に面白い絵本です。文章が少ないのはおそらくわざとで、子供が絵を見て状況を判断するようなシステムになっているんだと思います。
娘も「ロージーが大変だよ!」とすごく楽しんでくれて微笑ましかったです。きつねの表情も注目です。
最後ロージーはどうなってしまうのかぜひお子さんと一緒に確かめてください!
くまのコールテンくん
おもちゃ売り場の商品として買ってくれる人を待つくまのコールテンくんが主人公の物語です。ある日、リサという女の子がコールテンくんを欲しがりますがボタンが取れているコールテンくんを見たママに反対されてしまいます。
そのあとコールテンくんとリサのとったそれぞれの行動が胸を熱くさせ非常におすすめです。
昔から読まれている絵本だけあって話がよく作り込まれていますし、リサの優しさを読んだお子さんにもきっと良い影響があるでしょうね。
おばけのバーバパパ
みんなご存知のバーバパパの1作目のお話です。なんでも自由に姿形を変えられるおばけのバーバパパはその大きさから家を追い出されたり、動物園から追い出されたりと居場所がありませんでした。
しかし火事がきっかけで無事にみんなから好かれる存在へと変わっていきます。
「誰だって良いところがあって、得意なことを一生懸命やると良いことが起きるんだよ」とバーバパパの絵本を通して娘に伝えられました。非常に人気シリーズで、私自身も子供の頃に読んだ記憶がある思い入れの深い絵本です。
シリーズものなので他の絵本もぜひ読んでみてくださいね。
11ぴきのねこ
こちらも大人気シリーズで有名ですね。11匹のねこが大きな魚をお腹いっぱい食べるために奮闘するお話です。
表紙は10匹しか書かれていませんが、裏表紙に1匹います。ねこ達の仲の良さが伝わってきて思わず笑ってしまいますよ!
本当はお魚を捕まえたら食べずにみんなに見せようとしていたのですが・・・うちの娘が大好きなシーンで、きっとお子さんが反応しやすいページだと思いますよ。
続編も合わせて読んでみてください。どれも面白いですよ!
ほしじいたけほしばあたけ
本屋さんで突然娘が買ってくれー!と持ってきた絵本です。表紙だけ見るとなんだか不安しかありませんでしたがストーリーはしっかり作られていましたのでご安心ください。笑
カラッカラに乾いたほしじいたけが風に飛ばされてしまい、じめじめ谷のなめくじのもとに降り立ってしまう、というストーリーで、みんながほしじいたけを助けるためになめくじと戦います。
干ししいたけを押し出した展開で、結末も干ししいたけならではです。笑
思わず笑ってしまうのでぜひ読んでみてください!続編も出ています。
わたしがあかちゃんだったとき
3歳になった女の子がママに赤ちゃんだったときのお話を聞きながら愛情を感じるというお話です。見開き左側に3歳の女の子が、右側に赤ちゃん時代の描写があります。
最後には「私はもう赤ちゃんじゃないよ!3つになったんだもん」的な女の子のセリフが描かれていて、女の子が愛情を感じるだけでなく自立心が芽生えるところまで描かれているのがポイントですね。
この絵本のあとから「私も赤ちゃんのときあった?かわいかった?」と聞いてくるようになりました。うちの娘もこの絵本で親の愛情を感じられて嬉しかったみたいです。
少し大人になれる良い絵本ですね。
もりのなか
男の子が紙の帽子をかぶり、ラッパを吹きながら森を散歩するシーンから始まります。進んでいくとライオンに出会ったりゾウに出会ったりしますがみんな敬語で話したり二足歩行をしたり服を着ていたりとなんだか面白いキャラをしています。
どんどん仲間が増えて行列を作っていき、最後はピクニックをしたりみんなで遊び始めますが・・・。
なんだか森の中というより夢の中といった絵本ならではの不思議な世界観が繰り広げられ独特です。絵が全編版画のような白黒で描かれていることも独特な世界観を醸し出している理由でしょう。
子供の世界観に合わせた内容でおすすめですよ。
ガンピーさんのドライブ
ガンピーさんシリーズで有名です。ある日ガンピーさんがドライブに出かけると子どもたちや色んな動物が乗せて乗せてと言ってきます。
みんなを乗せて走っていると雨が降ってきて、ぬかるんだ泥にタイヤがハマってしまい大ピンチに。ガンピーさんはみんなに「車を後ろから押してくれ」と頼みますが・・・。
みんなで力を合わせることの大切さとそのあとの清々しさを描いた絵本で、それが太陽の描写や最後に川で遊ぶシーンに置き換えられているのかな?と感じました。
ガンピーさんが軽くキレていますがそれも見どころでしょう(笑)
きいろいのはちょうちょ
この絵本はほんとにおすすめです!黄色いちょうちょを捕まえる仕掛け絵本になっていて子供が大ハマリすること間違いなしです!
「ちょうちょを捕まえろー!」「なにー!?これじゃないのかー!」と親子で楽しめる絵本なので知らない方はぜひ読んでみてください。
パパ、お月さまとって
こちらも仕掛け絵本ですが、スケール感が他にない感じで面白いです。娘とよくお月さまの観察をしていた時期にこの本読みたいねと買ってきた絵本でした。
題名通りお月さまとってと言われたパパが絵本ならではの方法でお月さまをとってあげようとするほっこりするお話。ながーいながーいハシゴが出てきたりおおきいお月さまが出てきたりするので物の大小や長短を学んだりお月さまの見え方が変わることも学べますよ!
おおきなかぶ
みなさんご存知のロシアの昔話ですね。大きなかぶを抜くためにおじいさんおばあさん、犬、猫、ねずみなどの力を借りて一生懸命頑張ります。
全然抜けないかぶに子供がなぜか大ウケ(笑)
ちゃんと抜く時にはリアリティを込めて読んであげるのがポイントで、子供も一緒になって力んでくれるように頼んでみましょう。世界観に入り込んで楽しんでくれるので発想力や想像力がつきます。
まとめ
いかがでしたか?この記事では3歳向けのおすすめ絵本をご紹介しました。
3歳向けともなるとかなり文字数が増えますが、気づけば子供は最後まで聞いていられるようになっていて成長を感じますよね。
絵本で集中力が養われ、物語が理解できるようになっている証拠でしょう!4歳向けはさらに長くなり、内容も難しくなりますので楽しみですね。
ぜひ色々なタッチの絵本で様々な世界観を教えてあげてください。それではまた!
<4歳向けおすすめ絵本はこちら>