ひげづらの明日やろうはバカ野郎

     株やFXに関する知識や技術について発信。たまに長期投資や子育ても。

MENU

損益計算書を活用するポイントとは?企業の収益構造を読み解け!

f:id:higedura:20190403145603p:plain

 

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

 

みなさんは損益計算書という言葉をご存じですか?

 

損益計算書とはその名の通り、企業の利益と損失を計算しているものです。

 

実は業績確認でよく聞く「○○利益」というのはここから転載されている数字なんですね。

 

今回は損益計算書でわかることやポイントを簡単に解説します。

 

初心者さんでも知っておいていただきたい内容ですよ。

 

 

損益計算書とは

損益計算書とは企業の

 

  1. 収益
  2. 費用
  3. 利益

 

を記載することで

 

一定期間(四半期や1年間)の損益

 

を表すものです。英訳するとProfit and Loss Statementとなるので「P/L」なんて呼ばれ方もします。

 

実際の損益計算書では・・・

 

f:id:higedura:20190403150711p:plain

 

こんな形で

 

  1. 売上総利益:売り上げ高から原価を引いたもの
  2. 営業利益:売上利益から販売費・管理費を引いたもの
  3. 経常利益:営業利益に本業以外の利益を足したもの
  4. 税引き前純利益:経常利益に特別損益を合算
  5. 純利益:税引き前純利益から税金を引いたもの

 

を順番に計算しています。

 

損益計算書では

 

  1. 最初の売り上げ高から最終的な利益がどれほど残ったかがわかる(収益率)
  2. 企業がどこで利益を出しているかがわかる(収益構造)

 

といったように収益構造や収益性の把握がポイントとなります。

 

計算過程で引かれていくものとしては

 

  1. 商品の原価
  2. 販売・営業にかかったお金
  3. 人件費
  4. 広告費
  5. 光熱費
  6. 通信費
  7. 賃貸費
  8. 借入金支払い
  9. 特別損失

 

などなど色々なものがあります。色々な企業を見ると「純利益ってこれしか残らないのか・・・」と感じてしまいますよね。

 

個別企業の状況も大事ですが、貸借対照表(バランスシート)と同様に業種によって利益率が似通ってくることもあります。

 

したがって、本当の意味での収益構造や収益性の善し悪しを考えるのならば、同業他社との比較が大事ということになりますね。

 

 

営業利益と経常利益

損益計算書には

 

  1. 営業利益:本業の利益
  2. 経常利益:本業とその他の利益合算

 

が記載されています。

 

例えば楽天のような企業の場合、本業として通販事業を行いながらも多方面に事業を展開していくわけです。

 

そのような会社が

 

営業利益増加率傾向 < 経常利益増加率傾向

 

となったとすればどんなことが連想されますか?

 

おそらく株主達は

 

  1. 本業がうまくいっていないのか?
  2. 本業以外の道に頼っていてはダメなのでは?
  3. 本業以外にシフトする未来は不安だな

 

といったことを考えるのではないでしょうか?

  

このように損益決算書を通じて収益構造を調べると企業の内部が見えてくるというわけですね。

 

 

損益計算書の比較方法

損益計算書でわかる利益の種類、比較検討の重要性がわかりました。

 

しかし、効率的に個別の内容や他社との比較を行うためにはどうすれば良いのでしょうか?

 

そこで出てくるのが損益計算書に関する様々な指標です。

 

主な指標として、

 

  1. 売上高営業利益率
  2. 売り上げ高経常利益率
  3. ROA:総資産利益率
  4. ROE:自己資本利益率

 

があります。

 

売上高営業利益率

売上高営業利益率とは

 

売上高営業利益率=営業利益÷売上高×100

 

で表されるもので、売上高に対して本業の利益がどれほどの割合なのかを教えてくれます。

 

売上高営業利益率が低い、もしくはマイナスということは

 

  1. 企業が本業以外で稼いでいる
  2. 売上があっても販管費でマイナスになっている

 

ということが考えられます。

 

  1. 本業がうまくいっているのか
  2. 経営が傾く恐れがないか

 

の目安として活用されており、一般に1~3%ほどが多いです。5%以上の企業は優秀な部類ですね。

 

売り上げ高経常利益率

売上高経常利益率とは

 

売上高経常利益率=経常利益÷売上高×100

 

で表されるもので、売上高に対して企業全体の利益がどれほどの割合なのかを教えてくれます。

 

売上高経常利益率では利益として計上できるものの割合を表しているため、会社全体の経営効率がわかるんですね。

 

売上がたくさんあっても、差し引きが多く経常利益として計上できるものが極端に少ない場合には売上高経常利益率が低くなります。

 

経営の収益率を教えてくれるもので一般に1~3%ほどが多く、5%以上の企業は優秀な部類ですね。

 

ROA:総資産利益率

ROAとは

 

ROA=当期純利益÷資産×100

 

で表され、総資産純利益率と呼ばれているものです。

 

資産に対して当期純利益がどれくらいの割合なのかを示すもので、5%以上を目安かつ10%以上で優秀としています。

 

後述するROEと同様に会社のお金をどれだけ有効に活用したかを見るための指標ではありますが、「資産に対して」なので

 

負債と資本を合算したものに対する当期純利益の割合

 

を示しているのがポイント。

 

ROAは負債を含めた会社全体のお金を有効活用するという意味合いがあるので、どちらかというと経営者側の視点と捉えられることが多いようです。

 

ちなみに本来はEBIT(税控除前利益)を用いるのが正しいのですが、国内株式市場では経常利益で代用されています。

 

ROE:自己資本利益率

ROEは

 

ROE=当期純利益÷資本×100

 

で表され、自己資本利益率と呼ばれているものです。

 

ROAが資産全体のお話だったのに対してROEは

 

自己資金や返済義務のないお金に対する当期純利益の割合

 

を示しているのがポイント。

 

株式投資の世界ではPER,PBRに並ぶ有名なバリュエーションのひとつと考えられています。

 

ROEの意義はROA同様にどれだけお金を有効活用して利益を出せているのかを鑑みること。

 

株式投資の世界でROEが注目されている理由は

 

  1. 自己資金で効率的に稼げているかがわかるから
  2. 外国人投資家が好む指標だから
  3. お金を有効活用できていれば業績が必然的に伸びるから
  4. 簡易的に収益性が把握できるから

 

といったことが挙げられます。通常は10%ほどが目安で、外国人投資家は20%以上の優良企業を好んでいます。

 

PER,PBRなどを始めとする指標に共通することですが、

 

  1. 業種内の基準に対して高いかどうか
  2. 過去の数値推移はどうか
  3. 今期予想は直近推移からみてどうか

 

といったことを重視する傾向にあります。

 

直近推移で増加傾向にあるのか、高水準を維持しているのか考える事がROEでも重要というわけですね。

 

一過性に利益が上乗せされているケースもありますので、必ず点ではなく線で考えることがポイントです。

 

 

各種指標の確認方法

貸借対照表の指標と同様に、損益計算書でも色々な指標で比較検討する重要性をお伝えしました。

 

これらの指標は証券アプリで確認することがおすすめです。

 

特に楽天証券では・・・

 

f:id:higedura:20190403151354p:plain

 

このように指標ページにずらっと重要な物がまとまっていて大変便利です。

 

まだ楽天証券の口座をお持ちでない方はぜひ有効活用してみてくださいね。

 

指標確認以外にもメリットがたくさんある証券会社です。

 

楽天証券公式ホームページへ

  

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は損益計算書について解説しました。ポイントは

 

  1. 企業の売上や各種利益が記載されている
  2. どの利益が多いのかで収益構造がわかる
  3. 同業他社と比較する際は各種指標で比較すると良い
  4. ROEが高いと、自己資本を有効活用していると考えられ、外国人投資家に好まれる

 

といったことです。

 

各種指標の意味を考え、気になることがあれば損益計算書を読み返してみると良いですね。それではまた!