どうも、ひげづらです。
現代ではネット証券が主流の時代になりいちいち株価を調べなくても簡単にスマホアプリで見られるようになりました。
そのため株価チャートを見てどの銘柄を買おうかなと毎日考えている方がほとんどかと思います。
今回はそんなチャート分析を行う際に絶対に覚えておくべき3原則についてお話します。
株式投資ではチャートとの向き合い方を間違えてしまうと必ず痛い目に合いますのでご自分でもこの記事の内容をよーく考えてみる事をおすすめします。
株のチャート分析とは
みなさんは株式を売買する際になにを基準に決めていますか?
多くの方は株価を気にして買うことかと思います。そしてもっと言えば
株価がどのように値動きをしてきて現在はいくらなのか?
という疑問を解消してから売買することと思います。株のチャートはこの疑問を解消する上でこの上ないツールとなりますよね。では、ここでもうひとつ質問です。
株のチャート分析とはどういうものだと認識していますか??
私は株のチャート分析とは
過去の値動きからストーリーを紐解いて少し先の未来を考察する
ことだと思っています。この「少し先の」っていうのがポイントなんですよね。
ファンダで企業分析を行っている人、もしくは経営者の方にはわかってもらえると思うんですが、例えばものすごい画期的な商品やシステムを開発してもそれが世の中や投資家に認められるのってある程度の時間がかかるんですよ。
だからある銘柄のファンダを調べに調べ尽くしてこれはいける!って買ったら評価されるまで持ち続けたりする投資家もたくさんいるわけです。ファンダメンタルは中長期的に効いてくるものだから。
その点、テクニカル分析は今までの値動きをざーっと紐解いて
「あ、ここでたくさん売られているな」
「この価格帯に滞在している期間が長かったんだな」
「ここで流れが変わったのかな」
などと考えながら値動きを頭にたたき込んで、その上でチャートが示す大きな流れ(ストーリー)から次はこうなりそうかなと考察するわけです。
でもほんとに少し先しか考察できない。
中長期的な値動きは業績などファンダ面が大きく影響を与える因子だからいくらチャートを分析したってサプライズ決算やニュースであっという間に流れがひっくり返ることもあります。
じゃぁファンダの方がええやんけ!って思いますか?
個人投資家が手に入れられるファンダ情報は誰でも手に入れられるものだし手に入れた情報も正しいものかはわからないのです。
例え正しくてももっと良い商品が出てきて潰されたり不祥事が明るみに出て業績に大きく影響することだってありますからファンダ最強とは一概には言えません。
少し話がそれましたがチャート分析の原則その1は
過去の値動き(ストーリー)から売買が活発であった時期や価格帯、流れの分岐点など値動きに影響するであろう因子を把握して少し先の未来を考察すること
です。実際にどうチャート分析するのかは以下の記事を参考にしてみて下さい。
株のチャート分析では複数の考察パターンを用意する
実際に株のチャート分析をしてみるとなかなか考察が当たらない・・・なんて経験をしますよね。そんなとき自分は株に向いていないんだ、チャート分析が苦手なんだと思ってしまいがちです。
でも安心して下さい、大体の人がそうですから(笑)ただ少数の人が行っていることがあります。
それはチャート分析の原則その2である
株の値動きを場合分けする
ということです。例えば950円の銘柄があったとしましょう。あと50円株価が上がれば1000円という大きな節目の株価に達する価格です。
1000円や1500円、2000円など500円や1000円区切りの株価では多くの投資家が売買を行う傾向があります。
1000円まできたら満足だから売ろうとか1000円まで上がるんだからもっと上がるだろうとか思うからですね。
じゃぁこの銘柄が1000円にきたらもっと上がるか目標達成で下がっていくかわかりますか?
わからないですよね。
じゃぁどうするか。
上がる場合と下がる場合についてあらかじめ場合分けをしてどう動くかパターンを決めておくんです。
例えば
「このまま1000円まできてもっと株価に勢いがついたら半分は利益確定をしてもう半分は50円上がるごとに利益確定をしよう」
「1000円達成を合図にどんどん下がり始めたら迷わず利益確定をして株価が落ち着くまで様子をみよう」
など場合分けをしてそれを厳守するというわけです。
この場合分けをするメリットは
- 値動きによって投資行動が右往左往しづらくなる
- 色々な可能性を想定することで心の準備ができる
- 可能性が高そうなパターンを予想することで自分がチャートの流れをどう受け止めているかがわかる
- 場合分けを繰り返すことでチャートを読む力が上がる
といったことがあります。逆にデメリットですが
場合分けするがゆえに想像できない状況だと焦ってしまう
といったことがあります。どういうことかは次の項で詳しく説明します。
株をチャート分析しても全ての状況には対応できない
いくら正しいチャート分析をしても企業スキャンダルや事件・事故、サプライズ発表など考えもしない要因で大きく値動きすることがあります。
それが良い方向ならいいのですが悪い方向だと予想外の状況に焦ってしまいます。
下がるとしても100円くらいかなって考えていたのに500円も下がってしまったら損切りするか迷ってしまうかもしれませんよね!まぁ私は迷わずぶった切りますが(笑)
じゃぁどうするか。
これがチャート分析の原則その3で
余力でリスク管理をする
という風にするのです。余力とは自分が投資資金として持っているお金のうち使っていないお金がどれくらいあるかというものですね。
例えば100万円あって50万円分の株を保有しているなら余力が半分あるということ。
この50万円分の株が事故的に10%値下がりしたら損失は5万円です。でも余力を9割とっておいて10万円分の株が事故的に10%値下がりしても1万円の損失で済みます。
つまり同じ株を買って同じ被害(値下がり率)なのに損失は5分の1です。
余力管理をすると
- 余力の残し具合によって予想外の値動きでも被害を抑えることができる
- 精神状態も保てる
というメリットがあります。市場から退場したくなければ大した期待値や確証もないのに全力で買い向かうということは避けて下さい。
まとめ
いかがでしたか?今回は以下のチャート分析をする上で絶対に覚えておくべき原則3つをご紹介しました。
- 過去の値動き(ストーリー)から売買が活発であった時期や価格帯、流れの分岐点など値動きに影響するであろう因子を把握して少し先の未来を考察すること
- 株の値動きを場合分けする
- 余力でリスク管理をする
あくまで自分の原則ではありますが、私はこの原則のおかげで長いこと大きな損失は経験していません。
ぜひみなさんも実践してみて下さいね。それではまた!
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