どうも、ひげづら(@higedura24)です。
個人投資家から絶大な人気を誇る株主優待。
中にはかなり利回りが良く、毎年話題になるような株主優待もあります。
しかし、そういった株主優待は少ない単元数だからこそ利回りが良いという側面もあるでしょう。
100株では満足のいく利回りでも、300株だと優待金額が落ちてしまうなんてこともたくさんあるわけです。
そこで今回は「複数証券口座を活用して優待利回りを爆上げする方法」をご紹介しました。
ほとんどの方が行える方法ですので、ぜひご参考ください。
複数証券口座で優待利回りを上げよう!
例えば、こちらの株主優待をご覧ください。
これは「5607 中央可鍛工業」の株主優待情報です。
この記事を書いている時点では株価が401円なので、100株で優待をもらえば
- 500 ÷ 40000 × 100 = 1.25%
が優待利回りとなります。
優待内容がクオカードで、これだけの利回りがあれば合格ラインでしょう。
では、1000株で優待をもらうとどうなるでしょうか。
- 1000 ÷ 400000 × 100 = 0.25%
おや?クオカードの金額は上がったものの、それ以上に資金を入れているため利回りはがた落ちです。
ちなみに5000株だと利回りは0.1%まで落ちます。
本来であれば、1000株買ったんだから10倍の5000円分クオカードがもらえるはずですが、不思議とそうはならないのが株主優待です。
株主優待の利回りを下げずに、同一銘柄でもっとクオカードをもらうためにはどうすればよいのでしょうか。
正解は
- 家族に協力してもらい、口座開設してもらう
- 複数口座で100株ずつ購入する
という方法を取れば良いのです。
1つの証券会社につき、同一人物が持てる口座はひとつまでです。
また、自分が複数口座で優待銘柄を買っても株主名簿に複数名が記載されるわけではありません。
優待利回りを下げずに優待額を上げたいのであれば、複数名が証券口座を持つ必要があります。
したがって、家族の協力を得れば「1世帯の中で同じ証券会社の口座を複数持つ」ということはできますね。
未成年の口座開設も可能ですので、
- あなたの夫・妻
- お子さん
- おじいちゃん・おばあちゃん
- 兄弟
などに協力を得れば、同一証券会社でたくさん口座を持つことができます。
仮名・借名取引はダメ!
ただし、ひとつだけ注意があります。
それは「仮名・借名取引は不正行為」という点です。
要は他人の名義や実在しない人の名義で取引してはいけませんよ、という意味ですね。
これはマネーロンダリングの元凶となるので禁止されています。
外部参照リンク:楽天証券|仮名・借名取引について
したがって、今回ご紹介している方法もあくまで「家族に了解を得て、家族自身が取引を行っている」という状況でなければなりません。
例えば、すかいらーくの株主優待をみんなで貰って家族でたくさん外食しようね!的な流れです。
借名取引だといけませんが、お父さんの口座だけで家のお金を運用するより効率的に優待投資ができます。
複数証券口座を持つならコストにも気を配ろう
証券会社が変われば
- 現物および信用取引の売買手数料
- 金利・貸株料
が変わります。
今回は家族の協力を得て、優待のためだけに口座開設をするわけですよね。
そのため、優待コストがなるべく安い証券口座を選ぶ必要があります。
具体的には、現物手数料や信用取引手数料、それに金利(貸株料)が低コストな証券会社です。
おすすめは
の3つですね。
松井証券の優待コスト
松井証券は
- 現物でも信用でも10万円以下の売買手数料が無料
- 豊富な一般信用銘柄数
がウリの証券会社です。
普段の売買では10万円という約定金額はすぐ超えてしまいますが、株主優待では非常にメリットがあります。
冒頭のクオカード優待もそうですが、
- 株価が安い優待銘柄も多い
- 株価が安いほど利回りも上がりやすい
- サブ口座に入れておく金額としても10万円前後はありがたい
という特徴はありますよね。
したがって、松井証券は複数証券口座で優待利回りを上げるための重要なパーツになるわけです。
また、株主優待は値動きによって損失が出ないように「クロス取引」を行う必要があります。
クロス取引とは
- 現物買い
- 一般信用売り
を同日の朝に成行注文で同株数入れておくことを言います。
信用売りは一般でも制度でも良いですが、制度売りの場合は逆日歩リスクがあるので注意です。
クロス取引なら買いと売りを同じ株数持っているので、損益が相殺されて優待だけがもらえます。
松井証券では現物だろうと一般信用だろうと10万円を超えなければ手数料はかかりません。
株価が安くて優待利回りが高い銘柄を複数証券口座で持つなら、松井証券は本当におすすめです。
松井証券は優待以外にも色々な使い道がある証券口座ですので、持っていないのは非常にもったいないですよ。
ライブスター証券の優待コスト
コストが低いことで有名なのはライブスター証券です。
松井証券は10万円以下の売買なら売買手数料が0円という低コストでした。
しかし、ライブスター証券はあらゆる価格帯で
- 現物・信用の売買手数料
- 金利・貸株料
が安い証券会社です。
現物手数料であれば・・・
約定金額が大きくても最安値水準を維持していますし、信用取引であればなんと0円という破格の安さです。
10万円以上の約定金額になるような優待銘柄は、ライブスター証券で対応できるので複数証券口座で優待利回りを上げるのにおすすめです。
楽天証券の優待コスト
楽天証券は現物手数料がそこまで安いわけではありません。
しかし、一日信用を活用することで裏技的にコストを下げることが可能です。
手順としては
- 欲しい優待銘柄を1日信用で買う
- 1日信用で買った銘柄を現引きして現物に変える
というだけ。ちなみに現引きとは信用買いしたものを現物に変える処理のことです。
楽天証券は現引き手数料が無料なので、上記の手順を使えばコストほぼ0で現物が手に入るわけですね。
また、2019年6月には信用取引に関する金利や貸株料が大幅に引き下げられ、業界最低水準になりました。
楽天証券は一般信用の取り扱い銘柄数も多いですので、複数口座を開設して優待利回りを上げるのにおすすめできます。
まとめ
いかがでしたか?今回は複数の証券口座で優待利回りを上げる方法をご紹介しました。
ぜひ家族みんなでお得に優待をゲットしてみてはいかがでしょうか。
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がありますのでご参考ください。それではまた!