株はいくらから儲かる?前提条件をクリアした上でこれくらいから目指す

    

株はいくらから儲かるのか気になる方は多いようです。株を始めたいけどいくらから儲かるものなのか知りたいという方のために今回は色々と株式投資について述べてみました。

  1. 株はそもそも儲かるのか
  2. 利益の種類と特徴
  3. 株はいくらから儲かると言えるのか
  4. どれくらいお金が増えるものなのか

といったことを書きましたのでぜひご参考下さい。

結論的には短期売買にしても最低100万円ほどないと大きく儲かることは難しいかもしれません。順を追って説明しますので、株はいくらから儲かるのか気になるという方はぜひざーっと読んでみてください。

株はいくらから儲かるのか

株は儲かるものだと思います。おそらくこれは正しいと考えていますが、問題はなぜ儲かるのかということでしょう。株で儲けを出せる理由は「現金をリスクに晒して値動きを生ませるから」こそ。現金と違いリスクを担保に儲けが出るということは知っておいてほしいですね。

要するに誰でも自由に指値価格で売買できるからこそ起きる現象で、

  1. 私は100円なら欲しい!
  2. ぼくは110円でもいいから買いたい!

こういった需給状況によって株式の価値は時価であり日々の価値が違うわけです。

自分の持ち株の値段がある日は1株100円だけど3か月後には300円になっているかもしれませんし、逆に値下がりして50円になっているかもしれないのですよ。

売り買いのタイミングによって儲かることもあれば損することもあるので、このリスクリターンを考えなければなりません。つまり儲けを出している投資家やトレーダーは手当たり次第に売買をしているのではなく、

  1. あらかじめ一定の状況を想定する
  2. 儲けが出やすいルールを試行錯誤する

といったことで勝率を高め、なるべく儲かるように仕向けているということです。したがって、初心者が思い付きで株を始めてすぐさま儲かるのかと聞かれても・・・それはあなたの

  1. 努力
  2. 性格

といった要素次第ではないでしょうか。

おや?ここで性格や運要素が出てきたことに疑問を持ちましたか?では次に性格や運要素について少し述べますね。まず株式市場の大前提を見ていただきましょう。

10年間の国内株式市場推移

こちらは日本株式市場がこの10年ほどでどういった推移をしてきたかを示したグラフのようなものです。見てわかるように右肩上がりに推移していて、10年間という年月の間ずっと株を持ち続けていればとても大きな儲けが出ていることは間違いありません。

株をやったことがない方に対して恐縮ですが、ここで質問です。あなたは10年間という長い年月でも株を持ち続けられますか?

ひとつ補足しておくと個別銘柄単位で株価の値動きを見た場合はあなたが思うより5倍10倍くらいは荒いですよ。場合によっては買値から10%や50%以上も値下がりすることだってあります。

簡単に言えば100万円投資していたものが1年後に50万円に下がって、5年後に100万に戻って、最終的な10年後は300万になっているといったイメージです。これはかなり極端かつ悪い株の例ではありますが、10年株を保有するということはそういった激しい値動きにもしっかり耐えるということに他なりません。

ここにはあなたの性格はもちろん

  1. 企業の経営が順風満帆にいくか
  2. 株式市場が好調に推移してくれるかどうか

という運要素もある程度絡んできます。もちろん保有開始の時点で好業績かつ10年後でも変わらず成長してくれるような株に投資するのは当たり前ですが・・・それでも想像もしないことは起こりますので。

前置きが長くなりましたが株はこういった前提はあるものの、ちゃんとした方法の模索およびリスクコントロールをした上で売買をすれば儲かるものだと思います。

<関連記事>

利益の種類

株はちゃんとやれば儲かるものだけど性格や運要素もあるということを述べました。次に株で利益を得る方法で代表的な2つのものを述べていきましょう。一般的に株の利益は

  1. キャピタルゲイン:取得単価より値上がりした時に売却して得る利益
  2. インカムゲイン:配当金や株主優待で得る利益

の2つに分けられます。

1番目のキャピタルゲインは株式投資でもっとも重要視される利益の形です。これは売買差益(ばいばいさえき)といってその株の取得単価から値上がりした分が利益となる方法ですね。例えば・・・

  1. ある銘柄Aを株価1000円のときに100株購入
  2. 購入後に株価が2000まで値上がりしたので売却
  3. 売却して得た20万円から購入資金を抜いた10万円が売買差益

という感じです。

次に配当(インカムゲイン)についてですが、これは「企業が出した利益の一部を株主として還元してもらう」というものですね。自分の保有金額に対して何%の配当をもらえるのかを「配当利回り」と呼び、株式市場全体で見ると2%前後が平均です。

ただし昨今では配当政策に力を入れる企業が増えていて利回り3~5%超えというケースもあります。場合によってはここに株主優待と呼ばれる別にインカムゲインも頂けるケースもありますが、こちらは現金ではなく

  1. クオカード
  2. 自社商品割引券
  3. 自社商品詰め合わせ
  4. 自社工場招待券
  5. 自社関連ホテル宿泊券

など様々な商品や金券などです。株主優待は全ての企業が実施しているわけではないものの、もらえるケースではさらに利回りが0.5から1%ほど追加されるのでお得ですよね。

<関連記事>

満足できる利益はどれくらいか

株で儲かるための前提や利益の種類についてざっくり述べ終わりましたので、いよいよ株はいくらから儲かるのかを述べていきます。ここでは年間利益60万円で満足できるという前提で話を進めていきましょう。ちなみに年間利益60万円というのは

  1. 分割すると毎月5万円の利益
  2. 積立NISAやiDeCoを満額積み立てたくらいの金額
  3. 家族4人でハワイへ3泊5日行けそうな金額

ということで設定しました。ハワイに関しては訪れる場所や時期にもよりますが、まぁ大体これくらいでしょということで許してください。

ではこれをキャピタルゲインとインカムゲインそれぞれで達成する場合、どのようなイメージになるかシミュレーションしていきましょう。まずキャピタルゲインから考えていきます。

年間60万円儲けを出すためのキャピタルゲインには

  1. 毎月これだという銘柄に狙いを定めてコツコツ取っていく
  2. 年に2回ほどは長めの保有で大きく取る

といった2つの考え方をそれぞれで目指す利益率を含めて設定してみてはいかがでしょうか。

年間60万円の儲けを半分に分けて取るという場合、30万ずつ取れば良いので

  • 30÷12 =2.5万円

を毎月コンスタントに取りつつ、年に2回ほど長めに相場を張って15万ずつ取るようなイメージになります。

ちなみに毎月2.5万円をコツコツ取るという観点では、そこまで大きな利益率は求めなくて大丈夫です。仮に5%の利益率で1回あたりの売買金額を買えていった場合、

  1. 20万円:1000円
  2. 50万円:2500円
  3. 100万円:5000円

というように利益額が変化します。50万円の売買を10戦全勝できればそれで毎月の目標を達成できる計算ですが、実際には損切りなどが入るので10回の売買では収まらないでしょうね。

今回は簡単に計算するために短期売買の利益率を5%に決めつけましたが、本来は「利益率はできるだけ伸ばして損失率はできるだけさっさと切り上げる方が良い」という考え方があるのでなんとも言えません。

ただし感覚的には最初の軍資金が最低でも50万円、できれば100万円欲しいところかなと思います。株式市場における株価分布を考えても50万円あれば大抵の銘柄に買いを入れられますので、

  1. 最初は1回あたり10から20万円ほどの大きさの売買に収める
  2. やり方のイメージがついてきたら徐々に1回あたりの投入額を大きくする
  3. 最終的には1回あたり50万円前後の売買にする

という流れが良いでしょう。

一方、15万円儲けを出したい年に数回の長相場の方は「100万円分の売買なら利益率15%を目指す」といった具合に目標が設定しやすいですね。

ちなみにこの利益率15%というのは少し時間をかければ様々な企業規模の株で問題なく達成できるラインで、目指す数字としてもかなり現実的な水準になっています。言ってしまえばそこまで長相場でもなく、場合によっては数週間や数ヶ月で達成できるでしょう。

次にインカムゲインについて簡単にシミュレーションしてみます。配当と株主優待を組み合わせた時の利回りを5%と考えた場合、年間60万円というインカムゲインを捻出するためには

  • 60万円 ÷ 5% = 1200万円

で1200万円分の株式を持っていればよいわけです。

つまりインカムゲインに限って言えば「株はいくらから儲かるのか」という問いには「大体1200万円あれば満足いく儲けが出るよ」と答えられそうですね。1200万円は共働き世帯であれば必要資金のラインとしてもそこまで高すぎないハードルで、時間を少しかければ十分に達成できると考えます。

ただしここで2点ほど注意点があります。それは

  1. インカムゲインでも税金を考慮しなければならない
  2. 保有している間も株式そのものの資産価値は増減する

ということです。

キャピタルゲインも同様ですが株で得た利益には約20%の税金がかかるので、実質的な儲けを考える際には税込計算が必要となります。

また、保有期間中も株価は動きますからインカムゲインで得てきた以上に時価が下がるケースもあるでしょう。ただし値下がりした株式を売らなければその損失は確定されないので

  1. 業績が年々上昇している
  2. 値下がり要因は企業自体の問題ではない
  3. 保有した株価があまりにすっ飛んだ高値圏でない

という状況であれば時間が解決してくれることが多いです。

インカムゲインの良い所は「利益を複利で増やしていくことが可能」という点で、例えば1200万円という株式を利回り5%を維持しながら年間60万円追加投資し続けていくと・・・

10年後には930万円という利益を生み出せます。土台に据えている1200万円分の株式価値がよほど下がらない限りはトータルでプラスに持って行ける可能性は高いでしょう。

このようにインカムゲインはある程度の原資があれば時間をかけてプラスに持って行きやすい投資方法なので、まとまった余剰資金があるのなら

  1. しっかりとインカムゲインについて勉強する
  2. 自分のメンタルを保つ対策を考える
  3. 長期保有するための腹をくくる

ということをした上で株を保有すると良いです。

ちなみにキャピタルゲインとインカムゲイン両方を組み合わせて儲けを出すという考え方もありますが、最初からどちらも始めてしまうということに賛否両論あるのも事実でしょう。

これは短期売買と長期投資は同じ株式投資の話とはいえ畑違いの内容ですし、それぞれにおいて正しい方法論を考えていく必要もあるからです。そのため多いパターンとしては

  1. キャピタルゲインで原資を増やせるようになってからインカムゲインに移行する
  2. 原資を労働などで稼いでからインカムゲイン目的で株式投資する

といったものがあり、片方もしくは片方ずつ攻略していく人が多いかと思います。正直、私は勢いで突っ走ってきてしまったので上記のような流れは辿っていないのですが・・・これから少しずつ始めていきたいという方はぜひそのようしてください。

まとめ

今回は「株はいくらから儲かるのか」というテーマで色々と述べてきました。株式投資は確かに儲かるものであり、そのポテンシャルはすさまじいです。

しかし儲けを出している投資家の裏には初期段階の試行錯誤や失敗が隠れています。また、株式市場が10年という年月をかけて上昇していても損している方はたくさんいて、そこには株式投資のどういったスタイルで行っているのかも関係しているでしょう。

これだけ株式市場が上昇を続けているのですから長期保有している人はほぼ確実に儲けを出しているはずです。しかしそういった人が少ないということは持ち続けられない性分や、初期段階の努力を怠っているのかもしれませんね。

今回の内容ではキャピタルゲインやインカムゲインといった利益方法についてざっくり述べましたが、これから始めるという方はまず自分がどういった方向性で進んでいきたいかを考えてみてはどうでしょう。

いくらから儲かるのかと聞かれたら

  1. キャピタルゲインなら100万円ほど用意してコツコツと手法を考える
  2. インカムゲインなら1200万円ほど用意して利回りと時間意識で気長に増やす

というイメージですが、そこに至るまでには考えなければならないことはたくさんありますね。