どうも、ひげづら(@higedura24)です。
株式投資の世界では「本を読んでも意味がない!」という考え方があります。
- 本を読んで勝てるなら誰でも大金持ちになっているはず!
- 実際の相場はそんなに単純じゃない!
確かにそうですよね。
それは私も思いますし、実際に株本で勉強しただけでは意味がない部分はあるでしょう。
ただし、ひとつも意味がない・・・というのは極論すぎないかな?とは思います。
この記事では「株の勉強は意味がないのか」というテーマで意見を述べてみました。
上記のようにお考えの方、そして株本で勉強しても本当に意味がないのか知りたい方はぜひご参考下さい。
私自身としては本もそれなりに読みましたし、多少なり株で勝てるようになってはいるので、少しは「ふーん」と思ってもらえるかもしれませんよ。
株の勉強は意味がないのか
結論的には
- 読んでも意味がない本もあれば、めちゃくちゃ為になった本もある
- 1冊だけで完結できるものは多分ない
- 色々な本から少しずつ情報を集めて、体系的に組み立てることが大切
- 要は読みっぱなしではなく、しっかりとまとめ上げて吸収すれば意味がある
と私は考えています。
株本で勉強しても意味がないと言われる根拠は
- 本に書いてあることを実践しても勝てなかった
- 本に書いてあることはみんなが知っていることなので意味がない
- 勉強ではなく実践経験で学ぶべき
といったことだと思います。
私自身、書くことや読むことが好きなので100冊ほど本は読んでいますが・・・確かにこの本1冊で確実に勝てる方法というものはなかったですね、たぶん。
しかし、例えば「オニールの成長株発掘法」という本に衝撃を受けた方もかなり多いと思います。
だってCANSLIMという明確な成長株のスクリーニング手順や基本概念を示しただけでなく、
- カップウィズハンドル
- ダブルボトム
などベース形成の概念も世の中に広めたんですよ?
そしてその考え方は現在でも広く親しまれているわけです。
それまでの自分の株売買では無かった概念がスーッと入ってきた瞬間ですよ。
上昇前の怪しげなチャート形状は確かに本を読む前にもなんとなく感じていたけど、それがオニールの言葉によって具現化されたことは本当に転機でした。
もちろん本質はチャート分析でなく企業の成長性ですが。
他にもグレアムの「賢明なる投資家」で株の極意を学んだ方も多いでしょう。
株を安く買って高く売ることの本質を学べたはずですし、理論的にどんな状況を言うのか書いてくれている数少ない本だと思います。
オニールの本もグレアムの本も、もちろんバフェットの本も、国内の有名投資家の本も
- それ1冊だけで今後の株式売買のノウハウ全てを完結できない
- ただし重要なピースを担っていることは確か
と言えるわけです。
ただどの本がどういったことを教えてくれるのかは人によって感じ方は違いますし、
- Aさんはオニールの本でレベルアップできた
- Bさんはグレアムの本が合わなかった
といったことはあり得そうです。
まぁ結局は読んでみないことにはわかりませんが!
株本が意味ないのではなく、本嫌いが多いのではないか?
株本を読んでも意味がないと意見している方々は、本を読んだり字を書くことが好きなのでしょうか?
もしかしたら、そもそも
- 本を読む時間があまりない
- 本を読むことが好きではない
- ちゃんと読んでいない
- 1回読んで終わりにしている
という可能性があるのかもしれません。
私も全ての本を購入して読んだわけではなく、正直申し上げて1度読んだだけの本や、全部読む必要ないなと感じた本もあるんですよね。
ただこれは面白かったなー!と感じた本はマーカーを引いたり付箋を貼って保存しています。
必要なら手書きしたり、PC上で資料としてまとめたこともありますよ。
おそらくですが、こういった作業は非常に面倒なのでやらない方が多いのではないかと思うわけです。
気に入った本は手間をかけて理解しようとしてあげれば、
- 株本に書いてあったことが役に立った
- 株本をきっかけに違うことに気づけた
というケースが出てくるのでぜひ試していただきたいなと感じます。
テクニカル本ばかり勉強しても意味がない
株式投資の勉強をしよう!と言われるとチャートを思い浮かべる人も多いでしょう。
ちょっと語弊があるかもしれませんが、テクニカルばかり勉強してもあまり意味がないのかなーと感じたことがあります。
色々なテクニカル指標を勉強すると気づきもあって、違うテクニカル指標の勉強になったりもしますよね。
するとおそらく回りまわってローソク足と移動平均線と出来高に落ち着くんですよ。私はそうでした。
場面によって他も使いますが、メインは大体その3つで怪しさに気づけると思います。
ただし、そのために大事なことは
- 企業の事業内容
- 持っている材料やテーマ性
- 業績面や進捗状況
などの銘柄背景だとも思うわけです。
例えば、資金の向かいどころに困ると直近IPO群が物色されたりするじゃないですか?
でもIPOのチャートだけ見せられてもそれは書いてない。
直近のIPOがたくさん上昇しているのを見て、「あ、もしかしてIPOが物色されてるの?」と思えます。
そしたら次に上がってきそうなのどの銘柄かなーと考えられますよね。
これが上がったんだから、出遅れた人が同じようなこれも買うんじゃないか?とか。
この辺のお話ってテクニカル分析ではないですよね。
経験だったり、ファンダメンタルズ関連のお話が関係してくるかと思います。
だから株本を読むときにもテクニカル分析やチャートばかりではなく、いつもと違った角度の本で勉強してみるのもひとつの手ではないでしょうか。
- 業種の意識って大事だな
- この業種はこんな特徴があるのか
- 関係ないように思えて外需でカテゴライズできるかも
などテクニカル分析ではない見方ができるかもしれませんよ。
実際の相場で照らし合わせないと意味がない
株本で勉強することに反対な意見にもあるように、実際の相場は本のように素直ではないですよね。
そのため確かに本の知識が全く意味がないこともあります。
でも本の通りになったケースも確かにあって、その違いを考察することが一番必要なことでしょう。
チャートの本も事細かく状況を述べてくれている本はありませんから、メインの内容以外の部分を考えることです。
ブレイクの本であれば失敗した時の
- ローソク足
- 移動平均線
- 過去の高値位置
- 業績
- 市場の注目具合
について見てみたり。
そして良かったときとダメだったときを記録すると、なんとなーく違いがわかったりするものです。
ちなみにそれはひとつの手法と言えますよね。
ブレイク手法をベースに追加条件をつけて、特定の銘柄を狙っているわけですから。
それが地合いにもよるでしょうが、崩れない限りは利益を取れる手法になるわけです。
株本から仕入れた知識をもとに勉強して利益を得られたのなら、意味がないなんて言えませんよね。
まとめ
いかがでしたか?今回は株本で勉強しても意味がないのかというテーマでお話しました。
本に対する感じ方は様々ですが、かなり為になった本があることは確かです。
意味がないかどうかは読者のやる気次第で、肌に合う本はしっかりとまとめていくことをおすすめします。
テクニカルばかりでなく違った角度の本で勉強することもおすすめで、それが意外にもチャートの裏側に関係していたりするものです。
勉強した内容が意味のないケースは記録をして、違いを考察することも手法を作るきっかけになるでしょう。
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