株価暴落で優待権利確定月の銘柄を狙う手法

株価暴落時に優待権利確定月の銘柄を狙う売買手法は正しい?

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

株の世界には株主優待というものがあって、これは指定月の最終営業日に保有した人にだけ送られるものです。

この指定月のことを「権利確定月」と呼んでいて、例えば3月権利確定月であれば同月の最終営業日(受渡日数を入れると2営業日前)までに現物株を保有していれば良いわけですね。

この権利確定月に関するお話には色々なアノマリーというか通説があり、今回はそのひとつについて取り上げています。

その説とは「優待銘柄は権利確定月が近づくと株価が上がりやすい」というもの。

要は3月権利確定月なら2月とか当月中に株価が上がり始めて、権利確定日が過ぎるとみんな一斉に売り出すという流れです。

もしこれが正しいのであれば「みんなが売りに出す株価暴落局面で優待権利月の銘柄を狙い撃ちすれば利益が出るのでは?」という考え方もできます。

ということでこの記事では

  1. 優待銘柄を権利確定月ごとにスクリーニングする方法
  2. 株価暴落時に優待権利確定月となった銘柄の値動きをざっくりと調べた結果

をお伝えしましたのでぜひご参考下さい。

優待権利確定月で銘柄スクリーニングする方法

では最初に優待権利確定月で銘柄スクリーニングする方法をお伝えします。

やり方は非常に簡単でお使いの証券アプリにてスクリーニングするだけですね。

以前は優待権利月で調べる機能がついている会社は少なかったのですが、段々と増えてきたように思います。

今回は割と前から優待月スクリーニングを搭載してくれていたSBI証券のスマホアプリを使って説明していきましょう。

まずスマホアプリを立ち上げて下部メニューから「銘柄検索」を押します。

すると「株主優待」と「スクリーニング」というボタンがあるのでどちらか押して下さい。

株主優待の方では権利月で調べられることはもちろん、

  1. 優待内容(金券、ファッションなどの種別)
  2. つなぎ売りの可否
  3. 優待取得に必要な金額

などの追加条件を入れられます。

検索結果にも優待内容が表示されるのでわかりやすいと言えばわかりやすいでしょう。

個人的にはスクリーニングページで優待権利月を追加条件として組み込む方が細かな条件を追加できて好きなので、今回はこちらで行います。

ちなみに優待権利月の条件は・・・

優待権利月でスクリーニング

「新規スクリーニング」ボタンから下スクロールをして「検索条件の追加」、そして上部タブを右スクロールして「その他」のタブに入っています。

ちなみに優待権利月スクリーニングがスマホアプリに入っていなくても、大体の場合は公式ホームページ内に検索機能があるのでそちらでも構いません。

ただし、ホームページで調べるとチャートに飛ぶのがかなり面倒なのでその点はご了承下さい。

株価暴落時に優待権利確定月銘柄を狙う売買手法は正しい?

次に本題の「株価暴落時に優待権利月の銘柄を狙う売買手法は正しいのか?」という点について見ていきます。

優待権利月となる銘柄が一番多いのは3月で、この記事を書いた直近3月は運良く株価暴落時期でした。

ということで今回は「3月優待権利確定銘柄かつ大型株」で検証していきましょう。

大型株で検証するのは

  1. より地合いの影響を濃くする
  2. より有名な銘柄で検証する

という狙いがあります。

今回の検証で調べた3月の日経平均株価は・・・

3月の日経平均株価の暴落

こんな感じで株価暴落していて、最後の1週間(23日以降)で反発開始という状態と言えますね。

考察においてもこの値動きを意識して判断していきたいと思います。

ちなみに3月に優待権利が確定する大型株は

  1. 大和ハウス
  2. テルモ
  3. オリエンタルランド
  4. 富士フイルム
  5. 小松製作所
  6. 日本電産
  7. オムロン
  8. ソニー
  9. 京セラ
  10. 日産自動車
  11. 本田技研工業
  12. スズキ
  13. オリックス
  14. 東日本旅客鉄道
  15. 東海旅客鉄道
  16. KDDI
  17. セコム

の17銘柄でした。

本来なら全てのチャートを載せたいところですが、さすがに17チャートは気が引けるので結論だけズバッと言います。

結果的には

  1. ほとんどが日経平均株価と同様の値動きであった
  2. ただし、人気銘柄は明確な下支えや早期反発が見られた

ということがわかりました。

単純に優待権利確定月というだけでは厳しそうですが、優待が人気であれば値動きを監視しておく価値はあるのかもしれません。

ちなみに明確な下支えや早期反発の例は

東京ディズニーランドでお馴染みのオリエンタルランドや東日本旅客鉄道(JR東日本)、そしてKDDIです。

特にオリエンタルランドやKDDIは日経平均株価より明らかに強い値動きだなと感じます。

ただ17銘柄中の数銘柄だけしか当たりがないのでは株価暴落時の手法としては弱そうですね・・・。

人気優待銘柄における過去の値動きはどうか

では思い切って「株価暴落」という条件を捨てて人気優待銘柄について調べた場合はどうでしょうか。

試しに人気優待銘柄で知られる「すかいらーくHD」で過去の傾向を調べてみます。

すかいらーくは過去に上場廃止となったものの2014年10月に再上場した企業で、優待権利確定月は6月と12月です。

直近5年分(2015~2019年)の傾向を調べてみた結果はこちら。

6月権利確定に向けた上昇回数(全10回)9回
12月権利確定に向けた上昇回数(全10回)9回

結論としては権利月がそれぞれ10回ずつあったのに対して、そのうちの9回に上昇傾向が見られました。

上昇傾向はあくまで主観ですが、すかいらーくHDに関してはおおよそ権利確定月の2ヵ月前から上昇開始の流れという印象ですね。

特に12月権利確定月に向けた上昇傾向はそれなりに信頼性がありそうですが、12月に買うのでは遅いと思いました。

むしろ権利確定月である12月には下げる流れもちらほら見えたので、流れを推測すると

  1. 権利確定月の2ヵ月前から監視
  2. 上げ基調が始まったら順張り
  3. 権利確定日がくる前に余裕を持って利食い

というものでしょう。

残念ながら株価暴落時の手法にはなりそうにありませんが、

  1. 優待の人気度合い
  2. 過去の値動きから推測される流れ

を十分に加味すれば権利確定月を利用して狙う銘柄は他にもありそうです。

ちなみに値動きへの考察は主観でも、優待の人気度合いは自分の主観でなく指標を考えた方が良いと思います。

例えば優待権利月に毎回逆日歩が発生するような銘柄は人気度が高いはずですよね。

何かしら自分なりに考えていく方が面白いですし、適当に狙うよりは結果が出やすいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?今回は株価暴落で優待権利月の銘柄を売買する手法は正しいのかを考えてみました。

結論的には株価暴落時に優待権利月はあまり関係なさそうです。

ただし人気度が高い銘柄に関しては強い値動きとなるケースがありそうなので、監視する価値はあるでしょう。

また、株価暴落に限らず人気な優待銘柄の中には権利確定月前に上昇傾向が見られるものもありました。

過去の値動きや優待内容を考慮しつつ狙えばそれなりに良い手法になりそうではありますね。それではまた!

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