株は大引け買い寄り付き売りが最善?簡単に判断する方法はこれ

    

株を引け買い寄り売りすることについて今回は深掘りしていきます。

以前、大引けで株を買うことについて記事を書いたのですが、その記事についてTwitter上で色々とレスポンスがありましたのでもう少し考え方について追記しておこうかなと思います。ただ、同じ事柄についてのみ書いても面白くないので・・・今回は「引け買い寄り売り」という売りも含めたお話にしました。

ザラ場で売買ができない兼業投資家さんにとっては

  1. 寄りと引けどちらで買った方が良いのか
  2. 寄りと引けどちらで売った方が良いのか

は死活問題かと思いますので、ひとつの考え方として参考にしてみてください。

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引け買い寄り売りのメリットとデメリット

最初に過去記事について少しだけ言及しておきます。質問として出てきた内容には

  1. 大引けでのみ買うのか
  2. 寄りで買わない方が良いのか
  3. 引けで買ったあとにギャップがきたらどうするのか

といった疑問もしくはその類似が多かったですね。個人的な結論としては「大引けで買うこともあればそうでないことももちろんある」という答えです。というのも冒頭に載せた過去記事は本文中でも述べているように

  1. ザラバを見ることで自分の気持ちが落ち着かない
  2. 判断がブレにブレて冷静な売買ができない

といった方に向けて書いた内容だからですね。したがって全例に関して大引け買いをすることを推奨しているわけではありません。

ザラ場の値動きをいくら見ようと判断にブレが生じず自分の考え通りに株の売買をしっかりと遂行できるのであればそれに越したことはなく、むしろ大引けのローソク足形状をイメージしながらしっかりと当時の安値で指値した方が良いでしょう。安値で指値が刺さらない可能性がありそうなら執行条件付きで大引け不成をつけておけばどちらにも対応できますからね。

ただ、初心者さんにはザラ場の動きが気になって仕方ないというケースは多いと思います。初心者さんはぜひイメージしてもらいたいのですが、例えば買おうと思っていた銘柄がザラバでいきなり急上昇したらどう思いますか?

買い場がなくなると感じて飛びついてしまうという方も多いはずです。逆に突然の株価急落をザラ場で見たらどうでしょうか?

やはり怖くて狼狽売りしてしまう方も多いと思います。しかし、市場の期待感が大きくまだ上がり始めの銘柄というのは大引けを迎える頃には大きく戻して下髭に転換していることも多いわけですよね。

この判断が難しいからこそ、下手にザラ場で売買せず引けのローソク足形状を見て判断した方が良いのではないか・・・ということを過去記事ではお伝えしたつもりです。

ただ、質問者さんがこの時に懸念しているのは「引けで買った場合は翌営業日の寄り付きで大きく窓開け下落がくるリスクが出てくる」ということでしょう。

確かに引け買いするということは自動的に持ち越しをすることになるというか、持ち越しを前提として買いを出していることになります。したがって、その日の引け直後や夜間に悪い材料が出た場合は翌営業日の寄りに窓開け下落してしまうかもしれないですね。

また、悪材料から逃げたくても市場が開いていないので売れないという可能性も高く、窓開け分をそっくりそのまま飲み込むことにもなりかねません。

ただし、その一方で「引け買いしたあとに良い材料が出る」という可能性もありますよね。翌営業日には一気に窓開け上昇する可能性もあり、その場合は「引け買いしておいて良かった!」となるはずです。

ちなみに「米国株式市場などの影響で翌営業日の地合いが変化する」という点においても、持ち越しをする以上は前営業日のどのタイミングで買おうと同じ事ですね。

要するに株を買うということはリスクもリターンも内包している行為であり、翌営業日に下落する心配ばかりしていてはいつまで経ってもリスクを取れないということです。

必要以上に窓開け下落を心配するということはその人自身にそういった経験が多いからかもしれませんが、そもそも「その後の上昇を疑うからこそその銘柄を引け買いしている」のです。

期待値としてむしろ窓開け上昇が起こる可能性の方が高いだろうと考えられる銘柄にこそ引け買いを行うべきで、窓開け下落の心配が大きいなら買ってはいけません。思いもよらないタイミングで悪材料が出ることももちろんありますが、大前提としては「これから上がると考えているからこそ買う」という状況ですね。

寄り売りが有効なチャート

ここからが本題ですが、引け買いをしたあとに寄り売りをするのはどうなのかということも考察していきます。結論的には

  1. 買いを出す前にどこまで値幅を取りたいか考えておくべき
  2. その値幅に従って売りを出すべき
  3. 基本的には指値売りがベターで、寄り付きでそこを超えてきそうなら寄り売りでも良い

という感じです。しかし、中には「一泊二日の保有を念頭にしつつ超短期的に引け買い寄り売りの投機売買をしたい」という方もいらっしゃるかもしれません。

その場合はそれ相応のチャートを選ばなければならないと考えていて、端的に述べるなら「前日の引け値より翌日の寄り値の方が高いケースが多い株」を探すべきですね。引け買い寄り売りを繰り返すならこういった銘柄で勝率が高くなるはずで・・・

引け買い寄り売りが有効なチャート

例えば上記のようなチャートが該当します。ただ、これだと過熱感が出やすい気がするのであまり実用的ではないかもしれません。

寄り買い引け売りは陽線割合が多い銘柄に適用しやすい

ということでここは逆転の発想をして「寄り買い引け売り」を念頭に考えてみましょう。買いと売りのタイミングを逆にするということは探す銘柄の条件も逆になるので「寄り値より引け値の方が高くなることが多い」という株を探せば良いわけです。

おや?よくよく考えてみるとこの条件は陽線そのものですね。陽線は始値より終値が高いというローソク足ですから、チャートとしても・・・

寄り買い引け売りが有効な株

こういった陽線になることが多い株を探すことになります。これなら当日中のデイトレでも短期スイングでも勝ちやすいと感じませんか?

このように理論的には寄り買い引け売りであれば陽線率が高い銘柄ほど期待値が高くなります。また、陽線が連日続くということは「過去の引け値より直近の引け値の方が高い」、つまり株価が日を追うごとに高くなりやすい期待値もあるでしょう。極論を言うとこういったことから陽線の数が多い銘柄というのは、

  1. 引け買い寄り売りでも寄り買い引け売りでも最終的に儲かる可能性が高そう
  2. ちょこちょこ引け買い寄り売りするよりどっしりホールドした方が儲かりそう

とも思います。

実はこの記事で最も述べたかったのはこの「陽線のなりやすさに着目すること」です。話が遠回りでしたが、引け買い寄り売りが有効かどうかよりこういったチャート状況から銘柄の強さを気にすることの方が大事かもしれません。

例えば日足の一定期間を観察したときに陽線が9割以上という状況かつ出来高が増加傾向にあったらチャート内部ではどのようなことが起きていそうか考えると面白そうです。

  1. 株価が上がってもまだまだ買いを入れてくる投資家が多い
  2. なおかつそういった投資家が集まってきている可能性あり
  3. この状況が連日続くからこそ出来高増加の陽線ばかりなチャートになる

という可能性はありますよね。週足や月足レベルでも上昇が継続されていたらなお強く、そういった大局観があれば引けで買おうが寄りで買おうが大した違いではないでしょう。

まとめ

今回は株を引け買い寄り売りする、もしくは寄り買い引け売りするといった内容について考察しました。そもそも買いを入れる銘柄は翌営業日以降も上がっていく可能性が高くないといけませんが、最初のうちは自信が持てず判断に悩むことでしょう。

もし自分がやりたい戦略があるのならどういったチャートを求めるのかをイメージする必要があり、今回のケースであれば陽線のなりやすさがポイントなのかもしれません。

売買タイミングはとても大事ですが、それと同じくらい大事なことに銘柄そのものの強さもあるでしょう。そういった意味ではやはり大局観が大事になってくるので、ぜひ色々と考察してみてはいかがでしょうか。