【株の売り買いを繰り返す】たったひとつの善悪ボーダーラインはこれ

    

株の売り買いを繰り返すのは良いことか悪いことか考えたことはありますか?

もちろん同じ株を何度も売り買いするのか毎回違う株を売り買いするのかといった具合に、状況によって判断も異なるでしょう。ただ個人的には株の売り買いを繰り返すことがそこまで悪いことではないように考えていて、この記事では

  1. 株の売り買いを繰り返すことのメリットデメリット
  2. 善し悪しを決めるボーダーラインの引き方
  3. 同じ株で売り買いを繰り返す際の理想

などを述べました。現状、迷いの中で売り買いを繰り返しているという方はぜひご参考下さい。

<関連記事>

株の売り買いを繰り返すメリットデメリット

最初に結論から言ってしまうと株の売り買いを繰り返すことは別に悪いことではないです。

例えば大きな材料が発生した銘柄はそこから一定期間の出来高が増えてくる流れが普通ですので、その過程において「1ヶ月間デイトレ銘柄として狙い続ける」といったこともあり得ない話ではないでしょう。

実際にバイオ銘柄やゲーム株でそういった目線を持って売り買いを繰り返す人は多いので、このケースは同じ銘柄の売り買いを何度も繰り返すものだと考えられます。

では美味しい銘柄があれば売り買いを繰り返す方が良いのかというと必ずしもそういったわけではなく、長期保有目線なのであればガチャガチャ売り買いを繰り返すより早めに買ってどっしりと構えていた方が良いケースもありますね。

こういったケースでは売り買いタイミングを「地合いの影響で株価が予想以上に下げた時のみ」に留めて、とにかく目先の値動きを無視して放置した方がうまくいくという考え方で行うものです。

要するに個人投資家にとって株の売り買いは自由なものなので、売り買いの考え方によっていくらでもメリットやデメリットが生じてくると言えます。

一般的に株の売り買い頻度を上げる際のデメリットとして「同時並行する銘柄数やポジションそのものが大きくなることで資金管理やポートフォリオ全体の意識配分がしづらくなる」というものがあるでしょう。

しかしその反面、銘柄や資金配分などの管理面がうまく転がっていけば利益額を大きく上げることができるメリットもありますよね。あなたが株の売り買い頻度を上げたいと考えるその根本的な理由は「もっと利益を大きくしたい」というものですから、頻度を上げる場合には

  1. 同時並行する銘柄数は適切か
  2. 銘柄数に限らず平均的な勝率が十分保たれているか
  3. 勝率を保ちながらどこまで頻度を上げられるか

といったことを考えるべきです。

その銘柄に対してどういった目線で望むか

株の売り買い頻度を上げるメリットデメリットについて触れてきましたが、個人的にはここにもうひとつ加えたい要素があります。それは「その銘柄に対する売買目線」というもので、この要素によって本当の意味で株の売り買いを繰り返すことの善悪にボーダーが引かれてくるという考えです。

例えばデイトレ目線で監視するべく上昇トレンド銘柄Aに着目したとしましょう。この時、当該銘柄の日中出来高が数万株だったらどうでしょうか。いくら株価が上がっているからといっても日々の出来高が数万株程度ではデイトレ銘柄として十分とは言えず、売り買いを繰り返すリスクにも影響しそうです。

つまりこのケースでは自分の売買目線と銘柄属性が合致していないのであまり良い例とは言えないでしょう。

一方で、スイングトレード目線で監視している上昇トレンド銘柄Bはどうでしょうか。当該銘柄の株価推移を振り返ったときにジグザグと一定ペースの上昇といった具合に「ある種の特性を持って動いている」と判断できたとします。こういった場合であればその特徴に沿って売り買いを繰り返すこともやりやすく・・・

同じペースで売り買い繰り返す

例えば上記のようなケースでは同じようなスパンで売り買いを繰り返すことで利益額が増えていくでしょう。このように特定銘柄に対して

  1. この株はこういった理由から売り買いを繰り返す旨みがありそうだ
  2. この株は売り買いを繰り返すとリスクが高そうだからやめておこう

と売買目線によってボーダーを引くことがとても重要なのです。

この類の話は「どの株も全例売り買いを繰り返す」とか「何が何でも数回しか買いを入れないぞ」とそういうものではないでしょう。メリットがありそうなら遠慮なく売り買いを繰り返せば良いわけで、見立てを考える前から決めつけるべきではありません。

同じ株で売り買い繰り返す際の理想

売買目線と銘柄属性が合致した場合、同じ株で売り買いを繰り返すケースが出てくるでしょう。もしあなたが同じ株の売り買いを繰り返すのであれば短期売買と長期保有のハイブリッド型が理想です。例えば・・・

安値高値で売り買い繰り返す

図のようなチャート推移はよくあるものですが、最初に赤枠部分のようなにトレンド転換を示唆する値動きを見つけます。そういった安い価格帯では比較的単価が小さく多めに買いやすいので、まずここで取得単価を下げるわけですね。

その状態からうまく上昇トレンドに転換してくれればある程度の含み益を持つことになりますが、今度は青枠のような上昇気流が発生して勢いがついた値動きで短期的な売り買いを繰り返します。

上昇後の高い価格帯で買うことを躊躇する方も多いかもしれませんが、すでにその銘柄である程度の含み益を持っているからこそ安心して売り買いを繰り返すことができるというのがミソです。上記は日足を表示していますが、もちろん日中値動きでトレンド転換の予兆を見つけてあげればデイトレまで時間軸を落として応用することもできます。

ただしその際には差金決済に注意しなければなりません。差金決済とは

  1. 同日に
  2. 同一資金で
  3. 同一銘柄を
  4. 複数回にわたって
  5. 現物取引してはいけない

という株式市場のルールです。これが許されてしまうと問題があるので禁止行為となっています。ただし現物取引であってもループトレードと呼ばれる「毎回銘柄を替えながら同じ資金を運用するやり方」であれば問題ありませんが、いずれにせよループトレードを現物で行うには

  1. 複数銘柄を見つけて同時監視
  2. うまく売買タイミングをつなげていく

というテクニックが求められるので、こだわりがない限りは1日信用でやった方が良いとは思います。

<関連記事>

まとめ

今回は株の売り買いを繰り返す善悪について考察しました。基本的に悪いことではないと思いますが、売買頻度を増やすメリットデメリットを意識しながらリスクリターンを考える必要はあるでしょう。

また、売り買いを繰り返す場合には当該銘柄に対してどういった売買目線を持っていて、それが銘柄属性と合致しているかも重要です。

もし同じ株に対して売り買いを繰り返すのであれば、安い価格帯で中長期保有しつつ高い価格帯で短期売買をすることが理想でしょう。短期売買で利益額を上げたい場合でも、含み益を既に持っていればリスク低減につながると思います。

<関連記事>

スポンサードリンク