どうも、ひげづら(@higedura24)です。
以前の記事で私がスイング銘柄を探すときに活用している方法としてCANSLIMをご紹介しました。この記事ですね。
大変好評な記事でして、Google検索に「CANSLIM」と入れるだけで私の記事が1位とか2位とかに表示されるようになりました。ありがとうございます。
CANSLIMは私が知っている中でかなり精度の高い銘柄選定法かつチャートと銘柄の良し悪しを見極める実力が上がる方法です・・・・が!
非常に時間がかかるのが難点です。
そこで今回は本当に超絶簡単にスイング銘柄をスクリーニングする方法をご紹介します。簡易的なのでくれぐれもその辺をご了承くださいね。
スイング銘柄をスクリーニングするには
まず、今回探したいスイング銘柄とはどんなものかを簡単にご説明します。うだうだと御託を並べるより条件を箇条書きにしたほうがわかりやすいですかね。
- 数日~1週間くらいを目安にスイングできる
- 短期勝負なのでロスカット基準がわかりやすく明確
- なるべくなら監視期間がなくその日かその次の日辺りに買いタイミングがくる
- 短期なので業績はあまり気にしない
- 短期なので週足より日足重視
- なるべくなら上昇トレンドに近い
- 出来高が少なすぎない
以上の7点を網羅するような銘柄を今回は探しましょう。
スイング銘柄は移動平均線乖離率で探す
上記の銘柄条件を満たすためにはテクニカルで探していくことが不可欠です。なぜならロスカット基準や早い買いタイミング、短期的な値動きを読む必要があるから。
また、上昇トレンドを判断するのにもテクニカルが必要です。
そこで今回はトレンド系のテクニカル代表格である
移動平均線
を活用してスクリーニングを行います。さらに、移動平均線を用いてエントリーポイントを探すのですから
移動平均線乖離率
を活用します。移動平均線乖離率とは「移動平均線とどれくらい離れた位置に株価があるか」というもの。ちなみにプラスとマイナスどちらもあります。
プラスなら任意の移動平均線より上に位置していて、マイナスなら下に位置しているという意味になります。
移動平均線に接するポイントは絶好のエントリーポイントになりやすいです。移動平均線に接するということは移動平均線乖離率が0ということ。
スクリーニング条件に若干のマージンをもたせるために今回の1つ目のスクリーニング条件は
移動平均線乖離率が0~3%
にします。マイナスではなく0を最小としているのは移動平均線をロスカットラインに設定できるためです。移動平均線下抜けをロスカットとすればわかりやすく明確な基準が設定できますからね。
MACDで上昇トレンドの押し目を表すには
エントリーポイントには移動平均線を用いて、乖離率が限りなく0に近いものを探すということはわかりました。
しかし、これだけでは銘柄条件のひとつである「なるべく上昇トレンドの銘柄」というものは再現しづらいですね。
そこで2つ目の条件として
MACDがデッドクロス(売りシグナル)
というものを入れます。なぜMACDでしかも売りシグナルなのかは見たほうが早いですね。こちらを御覧ください。
赤枠で囲まれた期間を見てもわかるように、上昇トレンド中に中期線まで押したタイミングというのはMACDがデッドクロスしているんです。長期線ならなおさら。
つまり(中期もしくは長期の)移動平均線乖離率が0に近いときにMACDが売りシグナルを示しているチャートをスクリーニングすると、上昇トレンドの押し目チャートを含むリストが出てくるということですね。
スイング銘柄をスクリーニングする具体的方法
スクリーニング条件がわかればあとは証券会社のアプリやホームページで検索をかけるだけですね。今回は楽天証券のスーパースクリーナーを使ってスクリーニングしてみましょう。
まず楽天証券のアプリもしくはホームページにログインしてスーパースクリーナーを開きます。
そのあとちょっと下の方に検索条件を追加するところがあるのでそこに
- 株価移動平均線からの乖離率
- MACD
があるのでそれぞれ追加します。
株価移動平均線からの乖離率は25日前もしくは75日前を選択して、最小を0、最大を3に設定してください。
気に食わなければ数字を変えても良いですが幅をもたせ過ぎたりピーキーな設定にしすぎないようにしましょう。
MACDは「売りシグナル」に設定します。
これでかなり少ない数まで絞り込めるはずなのであとは手作業で銘柄を確認して、出来高の具合やその他気になる部分で選定をかけましょう!
楽天証券は他にも色々なスクリーニング機能が備わっています。まだ無料口座をお持ちでない方はぜひご活用ください。
スイング銘柄をスクリーニングする際の注意点
注意点としては
- あくまで簡易的にエントリーポイントが近い銘柄を探しているだけ
- 短期目線であり、中長期目線で探す場合はCANSLIMやその他の方法で探す
- 業績などファンダ面を考慮したければ手作業の過程で確認する
- 必ずチャート全体の流れや出来高とローソク足の直近推移を確認する
- 自分の中で一定の基準を設け、スクリーニングで出た銘柄全てにエントリーするようなことは避ける
といったことなどが挙げられます。
特に出来高とローソク足の直近推移は絶対に確認してください。これを意識すると例えば、直近の出来高を伴った大陰線に気づけます。そして大陰線に気づければエントリーを避けたり、大陰線の理由まで確認できます。
手間を省いた簡易的な方法なのでしっかりと頭をつかってスクリーニングリストのふるい落としを行いましょう。
知らず知らずのうちに決算をまたぐことになってしまった!なんてことにならないように。
まとめ
いかがでしたか?今回はスイング銘柄を簡単にスクリーニングする方法をご紹介しました。
簡易的にエントリーポイントが近い銘柄を探せますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
それではまた!