どうも、ひげづら(@higedura24)です。
皆さんは株式投資やFXでどんなトレードスタイルを取ることが理想ですか?
株式投資でもFXでもトレードスタイルを決定するときはご自分の生活リズムが非常に重要な要素です。
この記事では
- トレードスタイルの種類
- 生活リズムとトレードスタイル
について解説しました。自分がやりたいトレ-ドスタイルもあるかと思いますが、ひとまずこの記事を参考にしてみてください。
トレードスタイルはFXも株も共通
まずトレードスタイルの種類を解説します。
トレードスタイルは大きく分けて
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
- 中長期投資
の4つに大別できます。
何で種類を分けているのかというとトレードの時間軸で分けています。
一般に、トレードの時間軸が短いほど
- 値動きが小さい
- 売買回数は多い
といった特徴があり、素早い判断を求められる傾向があります。トレードスタイルの種類分けはFXも株式投資も共通の認識で構いません。
スキャルピング
数秒から数分の間に売買を済ませてしまうスタイル。特徴としては
- トレードスタイルの中で最も保有時間は短く、1日の売買回数も多い
- 取得単価よりも少しでも値上がりしたら利益確定をする
- 保有期間中は値動きを注視するので専業投資家に多いスタイル
- 薄利傾向のため売買回数を多くしないとまとまった利益にはなりづらい
- 売買回数が多いので手数料を定額にするか無料にする工夫が必要
といったことが挙げられます。
スキャルピング手法の例としては
- 日経平均やマザーズ指数が大幅に下落していることを確認
- 相場を先導してきた銘柄が指数に連動して過剰に下落したことを確認
- 大きくオーバーシュートした瞬間にエントリー
- 短期的なリバウンドを取る
などが考えられます。
兼業投資家がちょろっと値幅を取るだけであれば良いのですが、専業の場合はこういったサイクルを何度も繰り返す必要があります。
まとまった利益を得たいのであれば、何度も値幅を取る必要がありますのでリスク管理が特に重要なトレードスタイルです。
コツコツドカンになりがちなので素早いロスカット技術が必要で、玄人向きと言えます。
デイトレード
スキャルピング同様にその日中に売買を手仕舞いしますが、より長く保有期間を取るスタイル。
特徴としては
- 数分から数時間の保有期間で当日中に手仕舞い
- ザラ場(取引時間中)はずっと監視している必要があるので専業投資家向き
- 兼業投資家が平日休みを活用してデイトレする場合は、当日の地合いが良いときがおすすめ
- ザラ場における時間帯別の特徴を把握するなどのコツが必要
- 慣れれば朝の短い時間のみでそれなりの利益をコンスタントに取ることも可能
といったことが挙げられます。
デイトレのコツは色々ありますが、例えば「日経平均が適度に上昇している日に東証一部の大型株を狙ってデイトレをして勝率を上げる」といったことがあります。
この根拠は、日経平均を構成している銘柄の多くは東証一部の大型株なので、日経平均が上昇基調=構成銘柄が上昇基調と考えられるからです。
デイトレはコツを掴んで要領よく行うことが最大のコツですが、そのためには相場の知識をある程度手に入れる必要があります。
スイングトレード
数日から数週間程度の保有期間でトレードを行うスタイル。
特徴としては
- 兼業投資家のほとんどがこの投資スタイル
- 兼業投資家でも自分のペースで新規エントリーしたり買い増したりできる
- 一日限りの値動きではないため材料や相場環境で大きく値動きする可能性がある
- 保有期間が長くなるのでそれだけ値幅が生じやすく損益が大きくなりやすい
- 短期的な流れを読んでも、数週間の値動きを想定しても良いので最もバランスが良いスタイル
といったことが挙げられます。
スイングトレード手法の例は
- 仕事終わりに当日値動きを確認
- 目ぼしい銘柄をリストに追加して売買戦略を立てる
- エントリー予定価格に指値注文したり、寄り付き前に成行注文を入れておく
- 保有後はロスカットと利益確定注文をあらかじめ入れておく
などが考えられます。
慣れてくると買い注文をいくつかに分けて入れておき、全て約定した場合の平均取得単価がこれくらいで、その場合のロスカットと利益確定がこれくらいで・・・と想定した価格変動幅で完結させることも可能です。
私は上昇銘柄はデイトレで利益を抜き、下落銘柄で後々反発しそうなものはスイングトレード目線で仕込んでおいて後日利益を抜く手法を取っています。
このようにスイングトレードはその他の手法を組み合わせることでバランスよく売買ができることも特徴ですね。
中長期投資
中長期投資はトレードというより投機の部類に入ることが多いでしょう。
投機とはなんらかの影響で株価が落ちたときに拾っておき、値上がりが起きた際に利益を取るやり方を言います。
特徴としては
- もっとも保有期間が長いスタイル
- 主に決算から決算の期間を狙って売買を行う
- 地合いなどの影響で値下がりが起きた場合に拾っておき、決算や材料で利益確定などが考えられる
- 成長株では数ヶ月で何倍にも株価が上昇する場合もある
- 保有期間が長いということはよりしっかりと値動きを読む必要がある
- 業績や材料の影響を最も受ける
- ファンダメンタルズ分析がメイン
といったことが挙げられます。
中長期投資の手法例は
- 主に決算内容で目ぼしい銘柄のリストを作成しておく
- 日経平均の暴落があればリスト内の銘柄をその機会に拾っておく
- 後日、相場が落ち着きを取り戻して適正価格に戻った際に利益確定
などが考えられます。
中長期投資は業績が最も上昇要因となるのでファンダメンタルズ分析(企業分析)がキモ。
最も保有期間が長いだけあって、自分の思惑がばっちり当たった場合は大きな利益を得ることが可能です。
ただし、損をズルズルと引きずってしまうとロスカット時期を見失い処分しづらくなることも。
一定のルールを決めて、利益を伸ばして損は長い期間持ち越さないような工夫が必要です。
トレードスタイルと生活リズム
株式投資を始めようとしている方、すでに始めている方のほとんどは本業をお持ちなことでしょう。つまり、兼業投資家ということですね。
兼業投資家の中には
デイトレーダーってかっこいいな!
私もスキャルピングやってみたいな!
と感じた方もいらっしゃるかと思います。しかし、トレードスタイルは憧れや理想で選ぶものではありません。
トレードスタイルは生活リズムで選ぶものです。
極端な話、ザラ場中にレジ打ちをやっている方はデイトレやスキャルピングは難しいですよね。
同様に、夜働いて寝る間を惜しんでザラ場トレードをすることも体調管理的に難しいでしょう。
いきなり専業で株式投資デビューする方も珍しいので、結論としては
- 兼業であればスイングか中長期投資が優先されるスタイル
- 兼業でも平日休みがあり、ある程度の知識があれば少しずつデイトレやスキャルピングを行う
- 学生や専業主婦で、ザラ場に集中できるならどんなスタイルでも良い
という分け方になります。
デイトレやスキャルピングは、スイングや中長期とは違う知識や瞬発力が必要です。
そのため時間がある場合でも、まずはスイングあたりから始めて少しずつ日中に完結するトレードに移行するのがおすすめですね。
まとめ
いかがでしたか?今回はトレードスタイルと生活リズムについて解説しました。
トレードスタイルの好みもあるかと思いますが、現状の生活リズムや環境に影響が出ないように選んでみてくださいね。
それではまた!