どうも、ひげづらです。
今回は株やFXなどトレード全般における重要なことについてお話します。
個人投資家はマーケットの中で一番弱い存在なので必ずこの記事に書いてあることを守るようにして下さいね。
トレードのやり方で重要な値動きの原理とは
突然ですがあなたは何を日々トレードしていますか?
株ですか?
FXですか?
仮想通貨ですか?
何をトレードしてもいいのですが重要なのはそれらの値動きがどうやって起こるのかです。
例えば、株であれば買い板売り板に次々と注文が出されていき、売りと買いがぶつかると売りたい人から買いたい人へと株が渡されますよね。
ある価格の買い注文が食われると株価は上がりますし、売られれば下がります。
つまり自分が買った価格より上げていきたければそれ以上の価格の注文を食べ続けることや、ある価格より下に行かないように一定価格で食べ続けることで株価のベクトルを上方向に向かわせられるわけです。
しかし、この方法には莫大な資金が必要ですので普通の個人投資家には不可能です。
誰だって自分の買値より上がったところで売って利益を出したいわけですからトレンドを自分のポジション方向に作りたい。
個人投資家には不可能ですが、マーケットの中で唯一トレンドを作ることができる存在がいます。
それが
機関投資家
です。機関投資家とは個人では無くファンドや証券会社など大きな1つの機関で投資している存在のこと。
もちろん機関投資家の中でも資金量の差はあるわけですが、一般にはこの「機関投資家」と呼ばれる存在が莫大な資金量で株価のトレンドを作っていきます。
言い換えるならば機関投資家が上昇トレンドと言えば株価は上がるし、下降トレンドといえば下がっていくわけです。
個人投資家は順張りトレードがおすすめ
トレンドは機関投資家が作る、そして資金量の差から個人投資家では到底トレンドを変えることなどできない。
とすればもうやることはひとつですね。
機関投資家と同じ方向にトレードしましょう。
つまり機関投資家が買っていくならば自分も買い、機関投資家が売るなら自分も売りましょう。するとこんな図式になります。
上昇トレンドが始まっていてもしばらく経たないとトレンドが発生しているかはわからないものですから、価格が順調に上がってトレンドを確認できたタイミングで個人投資家が買います(できれば押し目を)。
そして機関投資家が売って下がり始めたら素早く逃げます。
機関が売ったかどうかは出来高で判断すると良いですね。FXの場合は出来高がわかりませんから外部状況で判断するか過去の値動きで判断します。
よく投資の格言で「頭と尻尾はくれてやれ」と言いますがこの図はまさにその格言通りです。
トレンド発生が明確でない「頭」と機関投資家の売りで下げた「尻尾」はマーケットを操っている機関投資家にくれてやれば基本的にトレードはうまくいきます。
重要なのは機関投資家が作り出す明確なトレンドの中で同じ方向でトレードしているか、ということです。
順張りと逆張りの違い
トレードポジションの取り方を大まかに分けると
- 順張り
- 逆張り
に分けられます。簡単に説明すると
順張り:値動きと同じ方向にポジション
逆張り:値動きと反対方向にポジション
と言えます。つまりここまでお話してきた内容、先ほどの図式は
トレードは順張りで行いましょう
ということです。ただし、ここで大きなポイントがあります。
それは
移動平均線の位置
です。これによって株価上昇中にトレードしていても大局的には全く反対の行動になってしまうからです。
次の図をご覧下さい。
この図は株価より下に上から短期・中期・長期の順に移動平均線がきている(パーフェクトオーダー)場合です。
移動平均線は各期間における投資家の平均取得価格を意味しますから、取得価格が上がっていってもどんどん買いが入って株価が上昇している状態と言えます。
つまり上昇トレンドですね。
この図では短期~長期にかけて株価が移動平均線に支えられながら順調に上がっていってますので、大局的な流れからもしっかり上昇トレンドの中でトレードをしていることになります。
これは非常にリスクが少ないトレードですね。
では次の図はどうでしょうか?
移動平均線が上から長期・中期・短期の順で全て下向きです。状況的には一過性に大きく短期線から解離する下落があって戻り高値という感じでしょう。
トレードとしては利益が出ているので成功ですが、短期線~長期線まで全て下降しているので大局的なトレンドからは逆行しており非常にリスクが高い行動と言えます。
このように同じ値動きで同じように順張りをしても大局的には逆張りしていることと変わりがないので注意が必要です。
また、下降トレンド中に上昇を狙っても上方向に値幅は取りづらいのでリスクに対してリターンが合わないトレードなることが多いです。
反対に、上昇トレンドで上に順張りすると少ないリスクで大きくリターンが取りやすいです。
トレードのリスク管理
簡易的な模式図として図説しましたが、実際のトレードはこれらのパターン以外にも色々な状況が考えられます。
- ローソク足と時間軸
- 移動平均線の位置や並び順
- 出来高
- 様々なテクニカル指標
これら以外にもチャートには色々な情報があり、それらを参考にトレードすることとなります。
トレードで最も重要なのは
リスク管理
です。
テクニカル指標だなんだかんだは自分がここで買ったらどの方向でポジションを取ることになるのかを表してくれる方位磁石のようなもの。
決してそれ単体で売買判断を行うわけではありません。
リスク管理とは「大局的な流れを様々な情報から判断してトレードすること」であり、言い換えるならば
最もリスクが低いと思われるポジションで売買すること
です。
慣れないうちは頻繁に売買するのではなく一定の状況でだけトレードを行うのも良いでしょう。
自分の勝率が高いと感じられる状況で勝負することがトレードのコツと言えます。
まとめ
いかがでしたか?今回はトレードで重要なこととして
- 順張り
- リスク管理
についてお話しました。慌てずゆっくりとリスクを抑えたトレードを学んでいきたいですね。
それではまた!