フラッシュクラッシュとは?原因とロスカット対策は至ってシンプル!

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

皆さんは株やFXの値動きを見ていて、一瞬でとてつもない下落となった経験をしたことはありませんか?

そういった値動きは「フラッシュクラッシュ」と呼ばれ、現代だからこそ見る機会が増えたと言われています。

この記事ではフラッシュクラッシュの

  1. 原因
  2. ロスカット対策
  3. 起きやすい時間帯
  4. 過去の事例

について書きました。

株式売買では滅多に起きないことですが、FXもやる方はぜひ知っておいた方が良いでしょう。

フラッシュクラッシュとは

フラッシュクラッシュとは一瞬で大幅な急落や暴落が起こる値動きのことです。

外部参照リンク:野村證券|フラッシュクラッシュ

瞬間的に暴落することが最大の特徴で、多くの市場参加者がロスカットさせられるため話題になりやすい値動きと言えます。

昨今では暴落のあとに急速回復するパターンもあり、ロスカットさせられた人は二重苦を味わうことになりますね。

フラッシュクラッシュという言葉が出始めたのは2010年5月6日にNYダウが数分間で9%(約1000ドル)も下落したことが発端です。

これは取引時間中における過去最大の下落幅だったため、非常に大きな話題となりました。

フラッシュクラッシュはFXで多いイメージがありますが、元々は株式市場で起こった現象からきているとは驚きですよね。

昨今ではFX・株式・先物・仮想通貨など色々な市場で見かけることが増え、特にFXではスプレッド拡大が大きな焦点になります。

スプレッドとは株で言う所の売買手数料で、FXでは大きく相場が変動した時期には一時的に拡大することがあるんですね。

通常は微々たるものですが、フラッシュクラッシュ時には売買した瞬間に1円以上のスプレッドが差し引かれることも。

簡単に言えば1万通貨買った瞬間に1万円の損失が発生しているので、大きなリスクを負いながら取引することになります。

フラッシュクラッシュ時のスプレッド拡大は証券会社によって異なるので、そういった点もメイン口座選びの要因となるでしょう。

フラッシュクラッシュの原因

ではフラッシュクラッシュはなぜ起こるのでしょうか。

上辺の原因は色々ありますが、根本的な要因は「機関投資家の機械売買が急速に発展したため」と言われています。

いわゆるアルゴ取引というやつで、人間の手では到底実行することができないほどの速度で売り買いを繰り返すことができるシステムです。

アルゴ売買ではあらかじめプログラムされた条件に沿った取引がなされるので、流動性低下条件と混合するとフラッシュクラッシュが生じると言われています。

例えば、「先物が急激に動いたらその方向に順張りする」というプログラムをしておけば

  1. 大きな資金で先物が売られる
  2. アルゴがそれに反応して、追随売りをする
  3. 下げ幅が拡大してフラッシュクラッシュが生じる
  4. 個人投資家が強制ロスカットさせられる

という流れが生まれますよね。

逆に、「このくらい下げたら過熱感ありと見て逆張りをする」とプログラムしておけば

  1. フラッシュクラッシュに反応してアルゴが逆張りをする
  2. 値動きが逆行して元の値段近くまで戻す

といった流れもあり得るでしょう。

私は機関投資家ではないので真相はわかりませんが、一般的にはこういった考え方がされています。

フラッシュクラッシュは機械売買が進んだ現代だからこそ起きる瞬間的な暴落であり、暴落の原因もカンフル剤の役割もアルゴ取引が担っているようですね。

起こりやすい時間帯はあるのか

フラッシュクラッシュは「アルゴ取引」と「流動性の低下」が混合すると起こりやすいと言われています。

したがって、起こりやすい時間帯は「流動性が低下しやすい時間帯」と考えられますよね。

例えばFXには「魔女が出る時間」と比喩されるほどフラッシュクラッシュが警戒される時間帯が存在します。

これは具体的には東京時間の早朝です。

FX市場で最も流動性を提供しているのは欧州勢ですが、東京時間の早朝は欧州の真夜中にあたります。

欧州勢が眠っている時間は必然的に流動性が低下するので、ここでアルゴが反応することでフラッシュクラッシュを起こしやすくなるわけですね。

国内株式の場合、デイトレをやっている感覚では低時価総額銘柄における

  1. 10時以降
  2. 13時半以降

あたりが流動性低下を起こしやすいと思います。

また、国内勢の連休を狙って先物が仕掛けられるという考え方もあるので、正月や大型連休で取引ができなくなる時期は注意が必要ですね。




フラッシュクラッシュによるロスカット対策について

個人投資家が一番困るのはフラッシュクラッシュによって強制ロスカットさせられることです。

この対策としていくつかの方法が挙げられるのでご紹介しておきます。

レバレッジをなるべく張らない

強制ロスカットの原因は証拠金維持率がフラッシュクラッシュによって一瞬で低下するからです。

証拠金維持率がどの程度まで低下したら強制ロスカットとなるのかは証券会社によります。

しかし、理論的にはレバレッジをかけなければいくらフラッシュクラッシュが生じても強制ロスカットにはなりません。

したがって、最も強力なフラッシュクラッシュ対策はレバレッジをそもそもかけないことだと言えます。

ただ、株はともかくFXの場合はレバレッジをかけるからこそ少額資金でも戦える側面はあるでしょう。

もしレバレッジをかけるのなら、フラッシュクラッシュとの兼ね合いを考えながら適度にレバレッジを張る必要がありますね。

無駄なポジションを持ち越さない

FXなどのフラッシュクラッシュは国内市場が開いていない時間に生じることもあります。

市場が開いていないということは対応ができないということなので、そもそも無駄なポジションに連休を跨がせないということも強制ロスカット対策としては重要でしょう。

大きく利益が乗っていればまだ良いのですが、フラッシュクラッシュに耐えられないようなレバレッジや損益状況のポジションはリスクが大きいです。

逆指値を置かない

フラッシュクラッシュで生じる値幅は、一瞬で戻したとしても非常に大きなものです。

したがってロスカット目的で置いてある逆指値を根こそぎ狩っていく可能性もありますよね。

逆指値価格を大幅に割り込んだとしても損失限定させられるだけマシという考えもありますが、フラッシュクラッシュから即座に戻すケースがあることもまた事実です。

もちろん戻さないこともあるでしょうが、損切りラインに触られたくないのなら最初から置かないことも対策のひとつですね。

新興国通貨や人気新興銘柄を避ける

フラッシュクラッシュは流動性が低い方が生じやすいので、

  1. FXなら新興国通貨
  2. 株なら新興銘柄

に気をつけた方が良いでしょう。

ただし、これは一応の対策といった印象で必ず新興国や新興銘柄でフラッシュクラッシュが生じるわけではありません。

みんなが知っているようなフラッシュクラッシュ事例は先進国通貨や高時価総額銘柄ですからね。

とは言え往年の仕手株銘柄は時価総額が低めですし、一瞬でスト高からマイナス圏まで落とされた事例もあります。




過去のフラッシュクラッシュ事例

それでは過去のフラッシュクラッシュ事例をいくつかご紹介します。

2019年1月3日ドル円のフラッシュクラッシュ

2019年1月のドル円フラッシュクラッシュ

2019年の正月期間に話題となったのが、午前7時頃生じたドル円のフラッシュクラッシュですね。

ドル円に連動して豪ドル円やトルコリラ円などもフラッシュクラッシュとなりましたので、多くの方が強制ロスカットとなりました。

フラッシュクラッシュ時の値動きとしては108.5円から105円にたたき落とされたあとに、ものの数分で108円台の水準に戻す流れと言えます。

私はトルコリラ円のロングポジションがありましたが、レバレッジをかけずにいたので助かりました。

SNS上でも「今のは一体なんだったんだ!」という声が相次ぎましたよね。

少額楽しんでいた方でも「理由もわからず強制的に20万円入金するはめになった」と仰っていて、もはや安心して正月を祝っていられない時代なのかと感じました。

FXはレバレッジを大きくかけられることこそがひとつのメリットですが、こういった事例を見ると考えを改めなくてはなりませんね。

2018年2月6日NYダウのフラッシュクラッシュ事例

2018年2月のNYダウフラッシュクラッシュ

2018年2月にはNYダウがフラッシュクラッシュを起こし、20分ほどで約1597ポイントもの下げ幅を見せました。

この時もやはりアルゴ取引が原因だと言われていて、しかもこの下げ幅はフラッシュクラッシュの起源となった暴落よりさらに大きなものです。

フラッシュクラッシュは年を重ねるにつれて確実に増加しているので、遭遇する機会も増えてくるでしょう。




まとめ

いかがでしたか?今回はフラッシュクラッシュについてご紹介しました。

一瞬のうちに暴落し、場合によってはそこから即座に回復する値動きは本当に迷惑ですよね。

アルゴによる高速売買が原因で防ぎようがありませんが、流動性が低下する状況では特に警戒が必要です。

不要なポジションは持たず、余力にも十分に気をつけましょう。

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