アサイーで免疫向上!?フルッタフルッタは株価暴落から反転を目指す!

    

突然ですが、皆さん!フルーツはお好きですか?もっと言えばアマゾンフルーツなんてお好きですか?

アマゾンフルーツはアサイーを始め、おしゃれな生活をする女性を中心に人気なフルーツです。

実は株式市場の中にもそんなアサイーを中心事業にした会社があり、その名もフルッタフルッタと言います。

今回はそんなフルッタフルッタの企業概要や株価推移、そして記事執筆時点でどのようなことで話題となっているのかをお伝えしました。

正直言って株価推移はあまり良くないのですが、ここからアサイーパワーでしっかり株価を戻してもらいたいですね!

    

フルッタフルッタの企業概要

フルッタフルッタはもともと小さなジュースバーから始まった会社で、2014年12月にマザーズ銘柄として上場しました。

しかし、執筆時点の時価総額は8億円とかなり小さく低位株の部類でしょう。

ちなみにフルッタとはポルトガル語で「フルーツ」を意味していて、大事なことなので2度繰り返しているようですね!

2度言うことでフルーツがたくさんある様子や自然の多様性を表す狙いがあります(本当ですよ)。

また、会社のロゴにはオウムが施されていて、これは絆を意味しているようです。会社名といいロゴといいなんだか独自の世界観を持った会社ですね。

主な事業内容は

  1. ブラジルのアマゾンで森をつくる農業「アグロフォレストリー」に取り組む日経農協と独占販売契約を結ぶ
  2. アマゾンフルーツなどの原料を直輸入し、独自商品を全国のスーパーに販売
  3. 原料を外食産業や食品メーカーに販売
  4. 直営店やオンラインショップの運営

となっています。ちなみに海外売上高比率も15%あり、台湾のコストコなどでフルッタフルッタの商品が販売されているとのこと。

業績や株価指標について

そんなフルッタフルッタの気になる業績ですが・・・

フルッタフルッタの業績

残念ながら万年赤字企業ですね。

当然ながら株主優待もなければ配当もなく・・・

フルッタフルッタの利益剰余金

利益剰余金もマイナスで有利子負債もしっかりと残っています。

また、記載はしませんが株価指標もぼろぼろなので、会社の事業内容としてはあまり採算が取れていないのが現状ですね。

ちなみに業績不振による債務超過で継続疑義注記銘柄となり20年3月末までが上場廃止猶予期間でしたが、新株予約権の発行などを行使して債務超過の解消見込みです。

ただし業績が上向いていかなければ再び債務超過になると予想されるので、投資目的で長期保有するのはリスキーな銘柄かなと個人的には思っています。

何か業績が上向いていくような材料が欲しいところですが、現状では厳しそうです。

アサイーは知られざる効果がたくさんある!?

ところでフルッタフルッタが主力商品としているアサイーには私たちが知らない効果があるようですね。

例えばアサイーには貧血改善効果があると言われていて、実際にマウスの実験では

  1. 造血ホルモンのエリスロポエチンの分泌が促されて赤血球が増加
  2. 造血機能の亢進と貧血予防

が示唆されています。

アサイーの造血作用

参照:アサイーの造血作用

この実験は2018年当時に千葉大学大学院医学研究院准教授であった清水孝彦氏とフルッタフルッタが共同研究した内容であり、2020年2月には国際科学雑誌であるNutrientsに論文が掲載されました。

詳しい内容やアサイーを使った食事術は書籍にもなっていますので、貧血に悩む方は参考してみてはいかがでしょうか。

フルッタフルッタは株価暴落中

ではフルッタフルッタの株価推移を見てみましょう。

フルッタフルッタの株価推移

業績推移からなんとなく想像がつきましたが、上場来からずっと続く下降トレンドで株価暴落となっています。

上場来高値が6720円なので、上場来安値107円で換算するとその下落率は98.4%とまさに大暴落です。

この暴落を止め、株価が反転していくためにはやはり起爆剤が欲しいところでしょう。

アサイー売り切れでストップ高に!

2020年は年始から上半期にかけて新型コロナウィルスという未曾有の感染症に世界中が苦しめられています。

株式市場でもコロナ関連の材料に大きく株価が反応し、

  1. 感染予防
  2. ウイルス除去
  3. 治療薬

などが特に注目されてきました。

そんな背景がありつつ、フルッタフルッタもアサイーパワーを発揮しストップ高となりましたね。

フルッタフルッタのストップ高

  • アサイー冷凍ピューレ「プレーン」「2種」について3月より注文が急増したため入庫が追いつかず、新規注文を停止していると発表

主力のアサイーに関連する商品が売り切れたことや、かねてから言われているアサイーの免疫機能を高める効果がコロナ窩の状況とマッチしたことで「アサイーブームがくるかも?」という思惑が走ったと推測されます。

正直言って材料としては「そんなことで?」と感じますが、低位株を動かす理由なんてなんでも良いのかなとも思いました。

チャート的には初動に見えるので、ここから上に飛ぶ展開もあり得るかなと感じます。

また、直近の最大出来高は988万7300株となっていて、これはフルッタフルッタにとってかなり大きな出来高ですね。板状況も・・・

時価総額の割にびっしりと注文が敷き詰められているので面白い展開になりそうな予感です。

ちなみにフルッタフルッタは信用取引ができない銘柄なので現物の売り買いのみの戦いになります。

まとめ

今回はフルッタフルッタの企業概要とストップ高材料についてご紹介しました。

万年赤字企業ではありますが、アサイーパワーで株価を反転上昇させることができるか注目です。

ただし、投機要素がかなり強い相場なのでくれぐれも売買には気をつける必要があります。

信用取引はできないので、参加される方は資金内かつ楽しめる範囲で売買していきましょう。