どうも、ひげづら(@higedura24)です。
LINEと経営統合を発表したZホールディングス(ヤフー)の株価がまた大幅下落となりました。
これで11月14日の高値459円から、執筆時の安値379円まで17.4%の下落ですね。
統合発表後の上昇分が消えてしまい、ホールドしている方にとってはつらい展開でしょう。
1.8兆円の時価総額を誇る東証一部企業なのに、わずか3日でこれだけ株価が暴落するのは恐ろしいという一言に尽きます。
この記事ではZホールディングス(ヤフー)がなぜ下落することとなったのかを書きました。
あくまでマーケットの情報として言われていることですが、ご参考下さい。
Zホールディングス(ヤフー)の株価暴落理由
Zホールディングスは前場から大幅ギャップダウンで寄り付き、大引け前に少し戻したものの終日弱い展開でした。
本日の前場で流れた情報では
- 前日に開かれた、経営統合発表の記者会見内容がポイント
- 統合シナジーは高いものの、AI事業へ年間1000億円規模の投資
- 業績回復への期待があったが、これが当面の重しになるのではないか
- 統合によって新株発行で希薄化が起こったり、ガバナンスへの不安が払拭されなかった
ということが株価暴落理由としてあるようです。
やはり、機関投資家も含めて「経営統合によって業績が上がっていくビジョンが欲しい」ということなのでしょうか。
新株を発行すれば1株あたりの価値は希薄化するので、それは避けて欲しいところですがそうしないといけない背景があるのか・・?
記者会見では、
- 世界のIT企業に対抗していくために統合した
- LINEが持つ若年層の顧客と、Zホールディングスが持つシニアの顧客層は補完関係にある
- 世界をリードするAI企業に成長させたい
- スマホ決済など重複事業は存続しつつ、今後を考える
といったことを述べたようです。
外部参照リンク:NHKニュース|ヤフー・LINE経営統合 会見「世界リードする企業に」
もし国内企業が世界で通用するほどのIT企業になれば非常に誇らしいですし、これから色んなサービスを展開してもらいたいなと感じます。
ただ、現状では経営統合を本当の意味でしていくための障害を乗り越える時期なのかもしれません。
個人的にはスマホ決済を使える店舗を早急に拡大してもらいたいですね。
どのお店でも共通の決済アプリが使えた方が便利ですから。
ついでにもっと使いやすいポイントを作って、現行のものも移行させてください。
Zホールディングスの株価暴落をチャートで見てみる
Zホールディングス(ヤフー)の本日の日足はご覧の通りです。
経営統合の材料から、本日の下落によってアイランドリバーサルを形成することとなりました。
アイランドリバーサルは転換サインですので、一応流れとしては調整ムードなのでしょうか。
月並みですが中期移動平均線(25日線)や11月初旬の窓が目安となりそうです。
ただし、11月初旬の窓まで埋めてしまうと強い上昇ムードではなくなっちゃいますよね。
したがってこの辺の株価でお茶を濁しながらもみ合ってくれるのが一番無難なのかもしれません。
このまま上がっても上で売りたい人が多そうですから。
ちなみに信用倍率は8.45倍の、信用残/売買高レシオ0.31倍です。一応、記録として。
まとめ
いかがでしたか?今回はZHDホールディングスの株価暴落理由を考えてみました。
Zホールディングスは記者会見で成長ビジョンが明確に見えてこなかったことが原因で株価暴落となっていて
- AI事業への大規模投資が今後の業績にどう関わっていくのか
- 既存事業がどのような形で残っていくのか
- ガバナンスの問題などどうなっていくのか
- チャート上でもみ合いが始まるか
がポイントだと思います。