株でスキャルピング禁止の証券会社はある?その理由は?

    

株の世界にスキャルピング禁止の証券会社はあるのでしょうか?

よくFXの世界ではスキャルピング禁止と謳っている証券会社を聞きますが、株の世界はどうなのか気になる方もいらっしゃるでしょう。そこでこの記事では

  1. 株でスキャルピング禁止の証券会社はあるのか
  2. なぜFXの証券会社はスキャルピング禁止にするのか
  3. スキャルピングとコストの関係

についてまとめました。

スキャルピング禁止の裏には証券会社の都合が関係していると個人的には考えていますが、ひとつの意見としてご参考下さい。

株はスキャルピング禁止の証券会社があるのか

結論的には株の世界にスキャルピング禁止としている証券会社はないです。この理由を述べていくためにそもそもスキャルピングとはどういうものか簡単に述べておきます。

スキャルピングとは数秒や数分間隔の超短期時間軸で売り買いを繰り返していく売買スタイルです。例えば現時点の価格が100円だったとして、ある瞬間に101円になると考えたら買いを出します。実際に101円になったらすぐさま売りを出し1円を利益として懐に入れるわけですね。

実際にはここに手数料や金利などのコストが入ってくるので1円が丸々利益になるわけではないですが、原理的にはこのような流れになります。この流れの中で最も重要なのは「数秒という短い間隔で売り買いを完結させる」という点であり、スキャルピング禁止の背景としてここがキモです。

通常、スキャルピングをやる場合はこういった流れを百回と繰り返すため

  1. 決済間隔がとても短い売買が一定時間内に集中する
  2. 大多数の投資家が一気にスキャルピングをやると証券会社のサーバー負荷が大きい(らしい)

という特徴が出てきます。

FX会社がスキャルピング禁止と謳うのはこういったサーバー負荷が表向きの理由として挙げられていて、例えば雇用統計など一過性に売買需要が高まるタイミングで一斉にスキャルピングをされるとかなりの負荷がかかってしまうという話を聞いたことがあります。

しかし、個人的にはそんな脆弱なシステムを組んでFX会社を運営していることがあり得るのかなと疑問に思う所もありますね。スキャルピング禁止にする本当の理由は「スキャルピングを好きなだけ顧客にやらせてしまうと証券会社に旨味がないから」ではないでしょうか。

FXはいわゆる「相対取引」というやつなので顧客と証券会社の間で独自のレートが用いられます。つまり異なる会社間で同じタイミングに売買してもレートがバラバラという可能性は大いにあるわけです。

このレートは証券会社が提携しているインターバンク市場から提供されたレートなどを元に作成されているはずですが、場合によっては

  1. 証券会社にとって不利な約定状況
  2. 他社を利用したさや取り

など会社側に旨味がない状況が生じるのかもしれませんね。ちなみにFXにさや取りという概念はないと思いますが、ここでは複数業者を使った差益という意味であえてそう表現しました(といってもおそらく投資家側の利益にはなりづらいでしょう)。

話を戻しまして、FXの世界にはカバー先というものが存在していてそれぞれの証券会社は顧客との約定があった場合にそれと同等の取引きをインターバンク市場などから行います。このカバー先がなければ「投資家の利益はそのまま証券会社の損失」ということにつながり、あまりに投資家が利益を出すような相場では倒産リスクとなるわけです。

ここを阻止しつつスプレッドによる利益を得るためにインターバンク市場を活用しますが、インターバンク市場といっても実際は銀行同士や外貨ブローカーが好きにやり取りをしているだけの市場だという話もありますし証券会社側もそこである種の手数料を支払っている可能性もあるでしょう。

インターバンクで大量に仕入れた際のスプレッドが大きい場合は証券会社側が損をくらってまで顧客に提供しなければならず、かといってカバー先はひとつあれば良いというわけでもないのです。通常はより保険をかけるためにも複数のカバー先を用意することが求められていて、それが会社の約定力にもつながるからですね。

こういった不確定要素がある以上はスキャルピング禁止にせざるを得ない証券会社が出てきてもおかしくなく、スキャルピングそのものを排除することで倒産リスクを減らしているのかもしれません。

一方で株の場合は相対取引ではなくいわゆる取引所取引、つまり「ある投資家が売りを出し違う投資家がそれを買う」という仕組みになっています。つまり株のやりとりは投資家同士の話であって、

  1. 証券会社はその仲介役をしているだけ
  2. 約定価格は顧客間に差異はない

という状況です。

したがってスキャルピング禁止にする必要はなく、むしろどんどん売買をしてもらってどこかのタイミングで手数料を払ってもらえれば証券会社としても利益が出ますよね。

ちなみにFXの証券会社でもスキャルピングOKかつ大量発注でも問題ない会社はあります。そういった会社はカバー先の豊富さや約定力に自信があるケースが多く、スキャルピング禁止にする必要がない仕組みを持っているのでしょう。

他社に比べてスプレッドを広くしてカバーしている可能性もあるのでそこは注意しなければなりませんが、もしFXのスキャルピングをやってみたいのであれば証券会社はそういった目線で選ぶと良いですね。

ちなみにスキャルピングOKのおすすめ証券会社はヒロセ通商(LION FX)です。ヒロセ通商の特徴は

  1. 高い約定率、スリッページの少なさ、最速クラスの約定スピード
  2. 業界最高水準のスワップポイント(金利)
  3. 業界最低水準の売買コスト
  4. 豊富な通貨ペア
  5. 積極的なキャンペーンによる顧客還元

などで、とても投資家から人気が高いことで有名ですよね。

FXのスキャルピングは株と違い「少しの元手でもレバレッジを大きくすることで簡単に始められる」といったメリットもあるので、少額で超短期売買を経験してみたいという方は遊び感覚で試してみると良いです。株の売買にも精通する経験を得られるので非常におすすめできます。

参考リンク:ヒロセ通商(LION FX)|サービス詳細

スキャルピング禁止でないのは手数料で稼げるから?

ところで先ほど株の証券会社はスキャルピングされても手数料で稼げると述べましたが、どのようなコストがあるのか簡単に紹介しておきます。昨今の株式市場では手数料を無料化していこうという流れが出来上がりつつありますが、それでも証券会社がコスト面で稼ぐ方法は残されているでしょう。

スキャルピングの場合は一日信用といって「当日中に決済すればコスト面が安くなる」というものが主流ですので、ここからはそんな一日信用のコスト面について述べます。

まず基本となる売買手数料は現状で無料化している大手証券会社が多いです。したがってスキャルピングで売買手数料を気にする時代は終わったと言って良いかもしれませんね。

ちなみにSBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)は一日信用がないものの、

  1. 信用取引の売買手数料を完全無料化
  2. 金利面も業界最安水準を維持

しているので、売買手数料面に大きな強みを持っています。

次に金利面についてです。金利は一般的に信用取引で支払う代表的なコストで年々と下がってきている現状はあるものの、未だに年率で数パーセントはかかってくるので気にする必要があるでしょう。

ただし一日信用の場合は「約定額50万円以上で金利も無料化」というシステムにしている会社もあるので一定以上の約定値になるようにスキャルピングすればここもクリアできます。具体的には楽天証券がそういった仕組みにしているので金利面を考えるなら抑えておきたい会社ですね。

最後に「一日信用を使ったスキャルピングがうまくいかなかったケース」にかかってくる可能性があるコストについてです。正直あまり良い例ではありませんが「買った瞬間に急落してしまい、処理しないまま持ち越してしまった」という場合は買い玉の強制決済が行われます。この時に強制決済の手数料として数千円がかかってくるので、一日信用は必ず「当日決済」もしくは「現引き」をしておきましょう。

色々と述べてきましたがスキャルピングには上記のようなコストがあるので、とにかく多く売買をしてもらってその中の数割からでも証券会社に手数料が払われればスキャルピング禁止にする必要はないということです。

まとめ

今回は株の世界にスキャルピング禁止としている証券会社があるのか述べました。結論的には株でスキャルピング禁止にしている証券会社は聞いたことがなく、その背景にはFXと株におけるシステム上の違いが関係しています。

FXの世界にもヒロセ通商のように約定値に自信があればスキャルピングOKですが、株は仕組み的に問題ないのでしょうね。投資家側としてはスキャルピングのコスト面が気になりますが、SBIネオトレード証券のように売買手数料無料化をしているケースや楽天証券のように金利も無料にする条件を設けているケースもあります。

スキャルピングをする場合はこういったサービスをうまく使って薄利多売を積み重ねることが重要です。

参照リンク:参考リンク:ヒロセ通商(LION FX)|サービス詳細

参考リンク:SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)|サービス詳細

参考リンク:楽天証券|サービス詳細