今回は借金して株を買う方法はあるのか気になっているというあなたのために書いた記事です。
結論から言うと借金して株を買う方法はありますが、もしかするとあなたが考えている方法とは少し違っているかもしれません。この記事では
- 株の世界における借金して株を買うという意味
- 本当に借金して株を買う方法との違い
- 具体的な方法について
をまとめましたので、これから本気で株を頑張ろうと考えている方はぜひご参考ください。
借金して株を買う方法とは
まず皆さんが知りたいのは「そもそも借金して株を買う」という選択肢は法律的にありなのかという点ですよね。結論的には貸し手と借り手の契約条件において問題がなければ大丈夫でしょう。
ただし、借金して株を買うということは株で借金以上に稼いで返済するという流れまでセットです。例えばあなたが株資金として100万円を借金した場合は、100万円に利息をつけた分をきっちり返済しなければなりません。
多くの人が考えるのは株で儲けて借金を返済するという流れなのでしょうが、これはあまり現実的でないかもしれませんね。
というのも株の世界では100万円というのはかなり少額資金ですが、そんな100万円程度でも初心者がいきなり1年間で稼ぐ利益いとしては大きなもの。年間利益率10%でもそこそこのリターンですが、100万円だとたかだか10万円にしかなりません。
100万円を返済するためには年間利益率100%を目指す必要があり、これは相当しんどいです。それでも借りた以上は返さなければならず、返済計画通りにいかなければ利息分もどんどん増えていくわけですよね。
また、借金をどのような金融機関でするのかも気になる所ですが、昨今の銀行業界は低金利に苦しんでいるはず。そのような状況において「やったこともない株に使うつもりなので借金させてください」というお願いが通るのかも不明です。
それでも借金してまで投資をしたいという場合、個人的に思い浮かぶのは株よりも不動産の方がよくあるパターンかと。ただし、不動産投資も私が知る限りでは素人がいきなり飛び込むのは危険ですから、しっかりとしたサービスから助けを得るのも一つの手です。
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信用取引という手もある
ここまでの話では借金して株を買うことは理論上可能だが、厳密に言うと
- 株を目的に借金すること自体が難しい可能性あり
- 借金できたとして返済に苦労する可能性あり
- 一般的に借金する投資は不動産投資なイメージ
という状況だとお伝えしました。したがって不動産投資ではなくどうしても株が良いという場合は他の手を考える必要があります。そこでお伝えしたいのが株の世界に儲けられている信用取引という方法です。
信用取引というのは自分が口座開設している証券会社からお金を借りて株を買ったり、場合によっては株を借りて売ったりする取引方式のことを言います。
この信用取引はいわゆる借金と似ていますが、厳密に言うと「しっかり仕組み作りがなされている」という点で異なっているでしょう。借金でポイントになるのは
- 担保の大きさと借りられる金額
- 金利などコスト面
- 返済について
といった点ですのでこれらについてお話しますと、例えば借金して株を買う際の保証金は大手証券会社だと3倍ほどです。わかりやすく言えば信用取引100万円あたり保証金33万円ほど必要ということですね。
信用取引ではなく本当に借金する際にどれくらい担保を求められるのかは
- 取引目的に対するリスク
- 借り手の信用度合い
などによると思いますので差が出てくるかなと。
次に金利などのコスト面ですが、信用取引では証券会社や取引形態によってまちまちでしょう。大手証券会社の話をすると制度信用取引の買いを行う場合は2.8%ほどです。
ちなみにこれは年率の数字なので取引金額に対して金利をかけて365日で割ると1日あたりの金利が換算できます。わかりやすく言えば100万円の場合は1日あたり76.7円ほど(年間28000円)かかる計算ですね。
言い換えれば信用取引で株を保有している限り何もしなくてもこのお金がガリガリと資金を蝕んでいくということになり、このあたりは通常の借金でも同じですが金利の大きさによって減り具合は異なります。信用取引には金利の他にも売買手数料や委託管理料などがかかるケースもあるので、お使いの証券会社にて事前確認が必要です。
次に返済期限についてですが、これは取引形態によります。例えば
- 制度信用取引では6か月
- 一般信用取引では1日限定というものから約2週間程度のもの、無期限のものもある
といった具合ですね。それぞれ目的に応じて選択する必要があり、種別によって金利などコスト面も変わってくるのでこちらも証券会社の公式HPを読んだ上で行うことが好ましいでしょう。
信用取引のリスク
借金して株を買うよりは信用取引の方がリスクは低いと感じますが、それでも資金以上の取引をしているということを忘れてはいけません。100万円しかないのに300万円分の売買をすれば資金3倍のリスクを背負うことになるわけで、リターンだけでなく値下がり分も3倍になってしまいます。
値下がり額が大きいということはそれだけ担保の目減りも大きいです。信用取引では保証金維持率が足りなくなれば「追証(おいしょう)」といって
- 維持率が規定以上に回復するまで入金
- 持ち株の強制決済および不足分の返済
を求められます。
仮に手持ちの現金がない場合はそれこそ証券会社に借金をすることになるだけでなく、一般的に金融商品の借金は自己破産が認められないという点でリスクが大きいです。借金して株を買うわけではないという認識でいると悲惨な結末になるので、信用取引も借金同様にリスクを資金以上に抱えた売買なのだと肝に銘じておきましょう。
売りたくても売れない状況とは
ちなみに株の世界には売りたくてもシステム的に売れないという状況があります。例えばあまりに売り手が多すぎる状況のため買い手が集まるまで値をつけない「寄らずのストップ安」はその最たる例でしょう。
その他にも売り手も買い手もまったくいないような閑散状況では自分が売りたいだけの株数をさばくことができない流動性リスクも出てきます。
こういったリスクは株式投資に含まれているので、ぜひ売買する前に初心者向け書籍も読んでおいてほしいと感じます。例えばこちらの世界一やさしい 株の信用取引の教科書 1年生は初心者さんが信用取引を勉強するのにうってつけです。
初心者本としてとても有名なのですが、こちらは安いだけでなく
- カラー図説でわかりやすく書かれている
- 信用取引をはじめ基礎的なお話が比較的網羅されている
- 難しい表現があまりないので読みやすい
のでほとんどの人が理解できると思います。信用取引を始めるのであればまずこちらの本を読んでからでも遅くはありません。
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まとめ
今回は借金して株を買うことは可能なのかというお話に始まり、信用取引の特徴までまとめました。個人的に借金して株を買うことはおすすめせず、やるのであれば信用取引を無理ないリスク範囲で行うことです。
信用取引はしっかりとルール作りがなされており理解した上で行えば資金以上の売買が手軽にできます。ただしリスク面では資金内の売買より大きくなりますから、そこをしっかりと理解した上で行わなければなりません。
借金して行う投資は不動産投資もあり、こちらは既に便利なサービスが出ているので活用してみることも一つの手です。株以外の選択肢も一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
参考リンク:RENOSY公式HP