どうも、ひげづらです。
みなさんはIPOという言葉をご存じですか?
IPOとは新規上場株式もしくは新規公開株のことでまさに生まれたてほやほやの無限の可能性を秘めた金の卵達です。
IPOは上場して数年以内に爆発的に株価が上昇する例も珍しくないため、直近IPOというカテゴリで区切ってリスト化している投資家も多いです。
ただし、大きく上昇する可能性があるということは期待が薄れたときに大きく下落する可能性もあるということです。
今回はそんなIPOへの対処方法をご紹介しますのでぜひ参考にしてみて下さい。
IPOはテクニカル分析がしづらい
IPOの大きな特徴の1つにローソク足や移動平均線、その他もろもろのテクニカル分析が通用しづらいという点があります。
そりゃそうですよね、だってテクニカル分析ってものはある特定の期間やデータを使って算出しているものですから。そもそも表示すらできないことだってあります。
普段からテクニカルをよーーーく観察している投資家にとっては刀を奪われたも同然で、今後の値動きの考察もしづらいですよね。
ではどうするべきか?テクニカル分析が使えるまで待つこれに尽きますね。
例えば、25日移動平均線の場合、25個のローソク足で1ポイント打たれるので最低でも25個はローソク足が必要なわけです。
1ポイントでは全く信憑性がないのでそこからさらに1ヶ月くらい経過するまで待ってあげれば
- 短期線
- 中期線(25日線)
- 出来高
という組み合わせで値動きを追っていけるようになります。
こういった理由から私は直近IPOを買う場合は最低でも数ヶ月は値動きを待つと決めています。
初値から爆発的に上昇しても下落してもこのくらいの期間を追ってみるとおおよそのの流れがつかめます。
同時期の直近IPOの値動きを参考にする
IPOは時期によってどかっと固まって公開されることがあります。
同じような時期に公開されたIPOはまとまって上がったり下がったりすることがあるのでこのIPO群に資金が集中している(反対に資金抜けしている)という状態であれば戦略を練るための因子となります。
注目度の高いIPO銘柄に資金が集中し、他の同時期IPO銘柄に資金が行かないというパターンでは最初に資金が集中していた銘柄から資金が抜けていくのを察知して他のIPO銘柄で良さそうなものを監視するということもできます。
同時期IPOは連動して値動きすることがあると覚えておきましょう。
ちなみに資金が集中している(抜けている)のは出来高を確認していけばなんとなくわかります。
IPOでは出来高を伴ったローソク足を確認
上場初日は大体の場合で大きな出来高を伴った値動きを見せます(初日なのでそのときは比較対象もないのですが)。
そのため上場日の値動きが後々になって値動きのヒントとなることが多いです。
一概には言えませんが例えば、
- 初日で大きな出来高を伴って大陽線
- しばらく上昇してから押し目形成
- 初日の終値を目安に反発
といった具合です。
こういったことが起こる理由としては、上場してからそこまで経過していないので価格帯別出来高や出来高の観点から過去の値動きが影響しやすいと個人的には考えています。推測ですが。
投資家の心理としても、大きく出来高を伴った価格では
- ここにきたら買おう(売ろう)
- ここからは下がって欲しくない(上がって欲しくない)
といった考えが起きることが多いです。
こういった部分での値動きを見ていくとなんとなくの流れや資金の出入りを感じ取りやすくなります。
IPOセカンダリーでそもそも勝負しない
上記の説明内容はIPOセカンダリーといって上場後の値動きをトレードすることを想定してきました。
しかし、一般的にIPO投資!と言われたら証券会社のIPO買い付け(ブックビルディングと言います)に応募して当選を狙うことを指します。
IPOの8割9割は上場前の買い付け価格より株価が上がることが多いので、もし当選すれば高い確率で利益が出ます。
ただし多くの証券会社の場合、当選するためには資金力がものをいう世界です。
応募時に何千万円分の購入申込みをして、証券口座に余力を表示しておく必要があります。
当然、その間は資金拘束されてしまいますし、それでも当選する確率は小さいので効率は悪いです。
こういった理由から私はIPOセカンダリーを主に行っているわけですが、せっかく宝くじ的に利益を得られる方法があるので利用しない手はありませんよね。
そこで
- SBI証券のチャレンジポイント制度を利用する
- 資金拘束されない証券会社でIPO当選を狙う
- マネックス証券でIPO当選を狙う
という方法をセカンダリーと並行して行うことをおすすめします。
SBI証券のチャレンジポイント制度
SBI証券ではIPOチャレンジポイントといって
- IPOの抽選に外れた回数に応じてポイントが加算される
- チャレンジポイントは次回以降の申請時に使用できる
- 申請時にポイントを使用して抽選に外れた場合は使用したポイント+1ポイントが戻ってくる
- 1ポイントにどのくらいの効果があるかは公表されていないがポイントは当選しない限り使えば使うほど増えていく仕組み
- 当選したら使用したポイントは失効する
といったシステムが用意されています。SBI証券のIPOでは通常の当選枠とは別にチャレンジポイント枠が設けられており資金力に物を言わせている方々に対抗するには非常に良いシステムです。
SBI証券は他社に比べて圧倒的なIPO取り扱い数を誇りますので年間で90ポイント近くは貯められます。
当選に値するボーダーは250~300ポイント前後と言われており、年間90ポイントを継続すればそう遠くない未来に当選できます。
他の証券会社でIPOの当選を狙うよりも取り扱い数も多く、1単元分でも余力表示しておけば申し込み可能でポイントがもらえます。
少資金者の場合、IPOチャレンジポイントを活用できるSBI証券でIPO当選を狙った方が断然効率が良いです。
詳細は公式ホームページを参考にしてみてください。
資金拘束されない証券会社でIPO当選を狙う
SBI証券のIPOシステムは非常に画期的で時間をかければ必ず当たるのですが、いかんせん資金拘束をされてしまうのでそこだけはデメリットです。
そこでSBIと並行して資金拘束されない証券会社でもIPO当選を狙う方法もお伝えしておきます。
方法といってもただ証券会社に口座開設して口座にお金を入れていない状態でIPO応募を繰り返すだけです。
余力が必要ない証券会社は
- 松井証券
- 岡三証券
- ライブスター証券
の3つです。このなかで特におすすめなのは松井証券です。
松井証券がおすすめな理由は
- 応募~抽選時点で余力は必要なく、購入資金は当選後の購入申し込み期限までに入金すればOK
- 割り当て株数の70%を完全抽選で配分するので資金力の差が少ない
- あらゆるネットバンキングに対応していて資金移動がスムーズ
という点です。このメリットのおかげで
資金を増やすこと無く、普段の証券口座+松井証券でIPOに応募する
という戦略をとることが出来ます。個人投資家は限られた資金で投資していることが多いので非常に大きなメリットですね。
松井証券のIPO取り扱い数はそれなりですが、年間で20いかないくらいの銘柄でIPO応募が可能です。
SBI証券のIPOチャレンジポイントと組み合わせるためのサブ口座として絶対に開設するべき証券会社と言えます。
マネックス証券でIPO当選を狙う
株式投資のサブ口座として必ず入ってくるのがマネックス証券ですね。
つみたてNISAやiDeCoでもそうなんですが、かゆいところに手が届いてるというかメイン口座にない絶妙なところをフォローしてくれるいい証券会社です。
IPOでは
- 毎年安定して多いIPO取り扱い数を維持している
- 100%全てをネット配分として振り分けるので当選確率が高い
- 割り当てられたIPO株は100%、1人1票の完全平等制をとっている
という点が良いですね。SBIをメイン口座として使いながら、つみたてNISA・iDeCo・IPOはマネックス証券で行うといった使い分けがおすすめです。
詳細は公式ホームページを参考にしてみてください。
ちなみにマネックス証券のつみたてNISAとiDeCoにおいて嬉しい点はこちらを参考にして下さい。
まとめ
いかがでしたか?今回はIPOのテーマで私の考え方をご紹介しました。
IPOは上手に活用すれば短期的に資金を増やすことが出来る手段となりますのでぜひ参考にIPOに参加してみて下さいね。
関連記事には
がありますのでご参考ください。それではまた!