株で出来高とローソク足を見るならこの6ポイントを確認すれば大丈夫!

    

前回記事は「株は出来高分析とローソク足で上げ止まりや下げ止まりを察知しよう!」でした。

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

株式投資では出来高とローソク足が非常に重要です。

しかし、「出来高とローソク足に注意しろ!」と言われても具体的にどんな点に着目すれば良いのかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこでこの記事では「ローソク足と出来高の確認事項」について簡単にまとめてみました。

端的なポイントを示しましたので、これを参考にご自身でも深掘りしていってもらえればと考えています。

    

出来高とローソク足で注目してほしいポイントは6つ

出来高分析をする際には

  1. ローソク足の状況確認
  2. 出来高で信頼性や意味合いを測る

といった手順で成り立っています。また「出来高分析」という名称ではありますが、実はローソク足の方が確認事項多めです。

注目して欲しい具体的なポイントとしては

  1. ローソク足本体の長さ:始値から終値までの値幅や勢い
  2. ローソク足のひげの長さ:強弱、センチメント、全体の印象
  3. ローソク足のひげの有無:終値方向の勢い
  4. ローソク足の発生場所:値動きのニュアンス
  5. ローソク足の連続性:ニュアンスの強化
  6. 出来高の大小:直近水準からみた信頼性

といった6点が挙げられます。具体例を出した方がわかりやすいのでこちらをご覧下さい。

これは上昇トレンドチャートです。図の赤枠部分では陰のトンカチが発生していますね。これを先ほどの6点で考えてみると、

  1. 本体:小さめ
  2. ひげの長さ:上ひげ長め、下ひげ短め
  3. ひげの有無:有り。上ひげ優位。
  4. 発生場所:高値圏
  5. 連続性:明確なものはなし
  6. 出来高:直近水準からもかなり多い

と考えられます。総括すると

  1. 高値圏で
  2. 信頼性の高い
  3. 上ひげが
  4. 上昇力のない本体を伴って
  5. 連続性なく発生した

という印象です。もしここから下げ始めたり、同じようなローソク足が連続するようなら警戒が必要だと感じます。

ではここから少し先を見てみましょう。

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先ほどのローソク足のあと、33%ほどの株価下落を見せています。しかし、このときの出来高推移は「株価下落で出来高減少」のパターンです。

結果的に押し目となり、1000円の節目で反発して高値を超えました。

ここで注目してほしいのは青枠部分です。青枠の最初と最後に、赤枠と類似したローソク足が発生しているのがおわかりでしょうか。

また、出来高も多めで、赤枠を含めて考えると上ひげに連続性が出てきていると考えられますよね。

出来高が多く、上ひげの長いローソク足が連続性を伴って引いているので市場センチメントが弱まっていると考えられます。

このあと株価は・・・

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再び下落しました。このように、気になるローソク足は6ポイント確認を行い定点監視することが重要ですね。

出来高とローソク足の意味合いが強まっていけば近い将来にその方向へ値動きすることも多いです。

また、相場が育っていくにつれて出来高の水準も大きくなっていくことも忘れてはいけません。

大相場では何度も復活上昇して高値ブレイクしますが、株価が下げた時の出来高も増加しやすいです。

出来高が高まった株価下落は、相場が育つほど意味合いが強くなると覚えておきましょう。

高値に行けば行くほどローソク足の観察は重要です。

ローソク足と出来高の連続性は価格帯にも注目する

先ほど解説した例では相場が進むにつれて類似ローソク足が連続するというものでしたね。

しかし、ローソク足や出来高の連続性は時系列だけではなく価格帯にも注目していただきたいです。

具体的には・・・

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こんな感じで、同じ価格帯に横並びで類似ローソク足が発生するケースがあるからですね。

これはその価格帯においてローソク足が意味するニュアンスの市場心理があると考えられます。

いわゆる「価格帯別出来高」という考え方と関連させても良いかもしれません。

例えば「ある価格、価格帯に差し掛かると必ず上ひげを引くよね」という状況なのであれば、その価格で売られることが多いということ。

株価の観察を日足で行っている方も多いかと思いますが、

  1. 週足で値動きをまとめてみたら上ひげが連続していた
  2. 週足で値動きを追っている最中に怪しいローソク足が出たので日足まで時間軸を落としてみたら細かく連続していた

というように監視する時間軸をズラしたときに気づくこともあります。

日足で観察しているときに連続性があれば気づきやすいでしょうが、たまには違った時間軸も確認しておくと気づきがあっておすすめですよ。

まとめ

いかがでしたか?今回は出来高とローソク足の確認ポイントについて解説しました。

注目ポイントを決めて定点監視するとどの部分が変化してきたのか気づきやすいので、ぜひご自身でも色々とポイントを考察してみてはいかがでしょうか。

次の出来高関連記事は「株価反転時の出来高分析!この構造をイメージして値動きを観察してみよう!」です。それではまた!