どうも、ひげづら(@higedura24)です。
私はよく株とFXではFXの方がリスク許容度が高く、柔軟性があるとお話しています(以下の記事参考)。
その大きな理由として「レバレッジ」という短期投資では欠かせない概念が関係しています。FXではレバレッジを有効に活用することで少資金をとんでもない早さで化けさせることが可能なのです。
しかし、Twitterなどで相談してくる方々のお話を聞いているとレバレッジについてしっかりと向き合って考えるトレーダーは少ない、というのが現実で感情のみで無計画なレバレッジ操作をしているケースが多いようです。
- レバレッジの基本的な考え方は?
- レバレッジのメリットデメリットは?
- ロットとレバレッジの関係は?
この記事ではそういった疑問を解決できるように考え方をまとめてみました。ご自身でもレバレッジに対する考え方をまとめてトレードにいかせば成功はぐっと近づきますのでぜひ参考にしてみて下さい。
FXにおけるレバレッジのやり方
「レバレッジ」の語源は「Lever(レバー)」と言われていて「てこの原理」で少ない資金を担保により大きな資金を動かすという意味です。日本のFX会社では一般にレバレッジは25倍までと設定されている証券会社が多く、資金が100万であれば最大で2500万円規模の取引ができるということです。
レバレッジ = 取引合計額 ÷ 証拠金(口座にある資金額)
株の場合、最大レバレッジは3倍なのでFXの方がはるかに大きなレバレッジをかけることが可能かつはるかに少ない資金で株と同じ規模のトレードが可能ということです。
また、株では最低単元数の購入でも数十万かかる銘柄も少なくなく資金をより細かく分割して投入していくということが非常に苦手です。
FXではやろうと思えば10円や100円単位から資金を投入可能なので少ない資金をレバレッジで大きく使いつつ細かく投入できるのではるかに資金管理がしやすいという特徴があります。
しかしながらFXのよくある注文画面ではワンクリックで売買ができるボタンやチャート、最大購入通貨数、含み損益など色々な情報が載っていますが現在のレバレッジは何倍ですよーとは書いていません。
注文数を増やすことで自動的にレバレッジがかかった状態になるのでレバレッジをかけた実感は視覚的にはないのです。
そのため口座管理情報や最大購入通貨数から余力がどれくらいで、許容損はこれくらいかなーとざっくりと考えながらトレードしていくわけです。
初心者さんにはこういったなんとなくの感覚が乏しいので最大購入通貨数が10000通貨と書かれていればそれに近い枚数を一気にトレードしたり、デイトレのつもりだったけど含み損が膨らんだから何日か持ち越すことにしようといった無計画なトレードの末に追い証や強制ロスカットをくらうことになるのでしょう。
そんなことでは駄目です。
いつまでそんなお粗末なトレードをするつもりですか?FXトレードをする前に自分がどの程度のレバレッジをかけるのかこれを機に考えておきましょう。
FXでは基本レバレッジを決めておくこと
株の場合、レバレッジは最大で3倍です。また、1単元購入するのに必要な最低資金が数十万という銘柄が多いので必然的に投資金も多額になります。
資金が大きくなるとどうなるか?レバレッジをかけずに現物取引をする機会が多くなりますよね。
株もFXもやってますという人は結構多くて、投資金の大半を株に使ってしまうと残りの資金でFXをやることになります。FXはレバレッジをうまく活用してなんぼというところもあり、必然的に
FXではレバレッジをかけた状態でトレードを行うことが多い
ということになります。
つまりFXでは基本的に何倍くらいのレバレッジをかけてトレードしていくのかを自分のメンタルや資金、目標利益などを考慮して決めておく必要があります。
私が推奨するレバレッジ範囲は12~13倍です。初心者はまず資金10万円で始めることを推奨していますから、レバレッジ12~13倍であれば120~130万円の取引が可能です。
仮にドル円が120円まで上昇してもこれなら10000通貨の取引が可能です。資金は多いに超したことはありませんが、調子に乗って大規模なトレードをしてしまった、知らないうちに大きな取引になっていたということがないように最初の資金は10万円でやるようにしましょう。
逆に資金が少なすぎても正しいレバレッジの使い方を学べなかったり、メリットを発揮できないので10万円のラインを守るべきです。
トレードに自信がなければ基本のレバレッジ範囲は下げても良いです。最初のうちは
- レバレッジ2~3倍まで
- トレードスタイルが固まってきたので4~6倍までにアップ
- 少しずつ利益が出せるようになってきたので8~12倍にアップ
- コツを掴んだので12~13倍にアップ
という感じで段階的に活用していきましょう。
レバレッジとロット管理は密接に関係
基本となるレバレッジ範囲を決めれば増大させた資金を一気に投入してもいいかというとそうではありません。資金管理の記事でも言いましたがFXトレードでは総資金のうちどれくらいを活用してどのくらいの通貨をどう分割してトレードするのかを考えていく必要があります。
冒頭にお話したようにレバレッジがいくらかかっているかは注文画面には出ていないことが多いですから、あらかじめどのくらいの通貨数(ロット数)を買うとどのくらいのレバレッジをかけることになるのかざっと計算しておく必要があります。
例えば、私がおすすめする資金10万円かつレバレッジ12倍程度の範囲でドル円120円をトレードする場合、10000通貨のトレードが妥当な範囲と計算できますので図のような感じでロット管理しながらレバレッジをかけていきます。
- 図の赤丸の時点で高値から一度押したあと上にいきそうだと判断
- ロスカットラインを割り込むまでは目標ロット数に向かって分割購入する作戦を立てる
- A、B、Cで押し目の度に購入。平均取得単価がなるべく下がるように心がける。
- Cのあと無事に高値突破したのでホールド。利益確定フェーズに移行。
ポイントは基本のレバレッジ範囲から目標ロット数を考えて、それを実現できるように少しずつ購入していくことです。購入地点からより下がる可能性を考えて少しずつ買うのも大事なことですね。
最終的に目標ロット数に達していなくても無理して買い増しする必要はありません。必ずロスカットラインを決めて、そこを割り込むまで買っていき、シナリオ通り値動きすればそれで良いのです。
ちなみに利益確定は逆指値やトレーリングストップを活用すると良いです。
大きなレバレッジは勝負の時に活用すること
ここまで基本レバレッジを設定してそれに向かってロット管理をするというお話をしてきました。ではより大きなレバレッジを活用することはないのでしょうか?結論から言うと得意な場面や勝負をかける時のみ活用して良いです。
トレードを繰り返していくとこういう場面だと大体勝ってるよなあ・・・とかこれこれこういう理由で自信がある!ということが出てきます。そういった時は本当に自信があるときのみレバレッジ範囲を大きくとります。
基本が12~13倍なのであれば20倍まで広げたり、一回に分割購入するロット数を大きくすることで得意な場面での利益が増えます。こういったレバレッジの調整を覚えると資金の増え方が加速するので経験を積んだ上で活用してみて下さい。
レバレッジのデメリット
レバレッジのデメリットは損益額が大きくなることです。「いつもは50万円規模のトレードしかしないけど、今回は100万円規模のトレードをした」となれば同じ損益率でも損益額の大きさは倍になるということですね。
レバレッジは少資金を効率よく活用するための非常に便利なシステムですが、諸刃の剣ということを忘れないようにしましょう。レバレッジ範囲を広げるときは予想できる損をイメージして、その損額に資金的にもメンタル的にも耐えられそうか考えてから実行して下さいね。
レバレッジが調整しやすい証券会社
レバレッジをより細かく調整するには最低購入ロット数が小さいことが必要不可欠です。目安としては1000通貨単位で売買できれば良いでしょう。
ちなみに1000通貨単位で取引できる証券会社でおすすすめなのはLIGHT FXですね。
まだご存じでない方は「LIGHT FXおすすめ!アドバンスドトレーダーすごすぎるから解説したよ!」をご参考ください。
大手かつ人気の証券会社だけあって最低購入ロット数以外もトップクラスの水準でサービスが提供されています。
まとめ
いかがでしたか?今回はレバレッジの基本的な考え方や活用方法を解説しました。上手に活用して資金を効率よく増やしていきましょう!それではまた!