どうも、ひげづらです。
株や投資信託で長期投資する前に、生活費の圧縮をしましょうと過去記事で述べました。
これは投資の前段階のお話ですが、実はまだやらなければならないことがあります。
この記事では
- 生活を守るための防衛資金の考え方
- 何にどれくらい投資するのか比率を決める
といったお話を書きました。
当たり前ですが、どういったものに投資をしていくかなどを決めずに長期投資はできません。
また、投資比率には自分の
- リスク許容度
- 無リスク資産
にも影響されるので、そういった点にも触れていきます。
株をやる前に考えたいリスク許容度とは
リスク許容度とは
- 自分が持っている投資資産がどの程度なら損失を負っても大丈夫か
- どの程度の損失なら自分の生活に影響が出ないのか
- どれくらいの一時的な損失(含み損)なら気にせずに生活できそうか
ということです。
例えば金融資産が100万円あったとして、これが50%の損失を受けたとすると金融資産は半分の50万円となります。
あなたはこれが許せますか?気にせず同じように投資を続けられますか?ということですね。
特に「自分の生活に影響が出ないか」という点についてですが、例えその投資に回している分のお金が現状必要でないにせよ
「ゆとりを持った気持ちで変わらず生活を続けられますか?」ということでもあります。
お仕事中に、投資の損失額が頭から離れず何もする気になれない・・・なーんてことになるならそのリスクに耐えられていないということですね。
自分のリスク許容度を知るには
自分の資産が何%までの損失であれば耐えられるのか、というのは残念ながら実際にその状況になってみないことにはわかりません。
ですが、ある程度の目安であれば以下のようなツールを利用することでわかります。
敵を知るにはまず味方から、ということで自分が安定志向なのかイケイケ派なのかをざっくりとイメージしておくとよいのではないでしょうか。
株のメンタルを支える生活防衛資金とは
投資運用額を決めるにあたって重要な因子として生活防衛資金があります。
生活防衛資金とは「最悪の事態に巻き込まれた場合に必要最低限払わなくてはならない支出に対して対応でき、自分の生活を今まで通り続けるための資金」のことです。
最悪の事態とは
- リーマンショック級の大暴落
- 金融資産がすべて消え失せた
- リストラにあって職を失った
などが考えられますが、そんな状況でも
- 家賃や住宅ローン返済
- 食費や光熱費
- 携帯代や保険料
など色々なお金がかかりますよね?
投資で失敗したとしても生活を今まで通り続けていくためには、生活防衛資金という名目である程度のまとまった資金が必要なんです。
そしてこの「ある程度」というのは、私の考えでは1年分の生活費だと考えています。
1年分の生活費がなければ投資できないわけではありませんが、このくらいないと私の場合は安心して投資が行えないんです。
私はリスク許容度高めで株式投資をしていますが、それは安心できる生活防衛資金があるからこそ。
もし半年分しか生活防衛資金がなければもう少しリスク許容度が落ち、それに伴って投資比率も落ちると思います。
貯金額VS運用額VS生活防衛資金
じゃぁ1年分の生活費があれば、あとは全て投資に回していいのかと言うと・・・それも違うと思います。
なぜなら大事なことは転職や出産、子供の習い事や塾、車のローンなどこれから増減するであろう支出の変化に対して柔軟に対応できるようにすることだからです。
自分が考える生活防衛資金を残しつつ、そこへプールしていく毎月の貯金額を決定し、残ったお金を投資運用額とするのが私のおすすめです!
自分の精神衛生上問題のない範囲で投資を行っていくことが安定的かつ長期的な投資に必要な要素というわけですね。
投資比率に悩んだら
ここまで色々書きましたが、結局どのくらい現金貯金して、どのくらい投資資金に回せばいいのか決まらないという方のために投資比率の例をご紹介します。
それはズバリ毎月の余剰資金の66%です!
多くない?と思った方、続きがあるのでよく聞いて下さい。
例えば毎月9万円貯金に回せるお金があるとしましょう。
66%、すなわち3分の2を投資資金に回すので毎月3万円を現金で貯金し、6万円を投資資金に回すということです。
ただし!その6万円を半分に割ります。
そしてそれを
- リスク資産:元本割れのリスクがある株や投資信託など
- 無リスク資産:貯蓄型の終身保険など(払い終わり期間さえ守れば)元本割れしないもの
に均等に投資するのです。
こうすることで
- すぐに引き出せる現金として生活防衛資金に3万プール
- 現金ではないけれど減らずに確実に増える投資商品に3万プール
- リスクを負ってリターンを求める投資商品へ3万プール
と分配することができます。全体としては6割投資に活用しているけれど無リスク資産の割合が多くなっているというわけですね。
全額を株などのリスク資産に回したい方も多いと思いますが、その場合は
- 生活防衛資金の大きさ
- 収入額
- 貯金額
と相談してください。
まとめ
いかがでしたか?今回は投資比率とそれを決定する因子についてご紹介しました。
長期的に投資を続けていくためには
- 自分のリスク許容度を知ること
- 無理なく投資を行うこと
が重要です。
どんな投資をするか考える前にまずはじっくりとご自身と話し合ってみてはいかがでしょうか?
これがブレると自分の心が少しの損でグラッグラにブレますから気をつけて下さいね。
今回決めた投資比率で具体的に何に投資するかは次の記事で考えてみましょう!それではまた!