原油価格高騰の関連銘柄は石油セクターだけじゃない!知っているかの違いは大きい。

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

2019年9月17日の国内株式市場にこんなニュースが飛び込んできました。

サウジアラビアの国益石油会社に無人機による攻撃

外部参照リンク:日経新聞|石油施設に無人機攻撃

サウジアラビアは世界最大の石油生産国として知られており、この攻撃によって1日当たりの石油生産量が従来の約半分となってしまったようです。

需給が引き締まり、原油価格が高騰したことを受けて国内株式市場にも影響がありましたね。

そこでこの記事ではこういった「原油価格の高騰」が株式市場にどのような影響を与えるかを簡単にまとめました。

記事中では具体的な関連銘柄を述べていて、それらは

  1. 資源・エネルギー株
  2. 商社
  3. 化学
  4. 海運
  5. 空運
  6. 電力
  7. ガス
  8. 自動車

といった業種です。

今後も何かしらの原因で起こる可能性があり、知っておいて損はない知識だと思いますのでぜひご参考下さい。

原油価格高騰の関連銘柄は石油セクターだけじゃない!

一般に「原油価格が高騰した!」という材料が出た場合に物色されるのは石油セクターです。

これは石油元売り業が保有する在庫やガソリン価格が上がり、販売価格も上がるのではと考えられるためですね。

石油元売り業を営む企業は石油セクターに属しているため、原油価格高騰ニュースを聞くと

  1. JXTGホールディングス
  2. 出光興産
  3. コスモエネルギー

なんかを思い浮かべる方が多いわけです。

しかし、これら全てがいつでも原油価格と相関関係となるわけではありません。

日足ベースで見てみると原油価格と相関しない時期もあったりします。

また材料が出たときに上昇が続かないケースもあり、狙いづらいなと感じることもあるわけです。

本日の相場でも上記の3銘柄に加え富士石油が値上がりしましたが、早々と寄り天したり上髭を引く流れとなっています。

原油価格の高騰でこれらの企業に実需が強く、寄り付きやザラ場で買った人がホールドする流れならば陽線になる可能性が高いはず。

なのになぜそうならないのか?

それはこれらの企業に大した思惑が生まれていないか、もっと実需の強い銘柄があるからではないでしょうか。

原油価格高騰の関連銘柄は違う角度で考えるべき

では原油価格高騰の関連銘柄として考えるべき業種は一体どこのセクターなのでしょうか?

原油価格高騰が好材料となる業種

原油価格高騰が好材料となる業種は

  1. 資源・エネルギー株
  2. 商社株

です。

これらの共通点は

  1. 資源権益
  2. 資源採掘
  3. 再生可能エネルギー

などに関わる銘柄ということですね。

ちなみに「権益」とは

  1. 資源国の開発事業に融資・出資することで得る利益権利
  2. 融資・出資の割合によって資源そのものや配当金を受け取ることができる

という意味。

商社株はこういった資源関連への投資によって権益を持っているケースが多いんです。

権益や採掘に関する企業は資源供給の大元となるという意味で「上流」と表現され、資源・エネルギー株や商社株は原油価格高騰によって

  1. 資源権益や採掘による実需
  2. 原油価格高騰によって再生エネルギーへの需要増加

が見込めるため物色対象となります。

関連銘柄の例は

  1. 資源・エネルギー株:国際石油開発帝石、石油資源開発、レノバ、荏原製作所
  2. 商社株:三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅

などです。

ちなみにレノバや荏原製作所は再生可能エネルギー関連銘柄。

国際石油開発帝石や石油資源開発は想像に容易いですが、そこから太陽光・バイオマス・風力など再生可能エネルギーまで対象を広げると面白いですよね。

また、原油関連の権益を持つ商社株は大手が多いのも特徴でしょう。

<原油価格が上がるとなぜガス関連株が上がるのか>

実は、上記のエネルギー株にガス関連株も含まれています。

その理由は「プロパンガスの原料は石油だから」です。

原油価格が高騰すればガス供給会社の値上げ口実ができますので、業績向上への思惑が生まれるわけですね。

関連銘柄としては

  1. 東京瓦斯(ガス)
  2. 大阪瓦斯(ガス)
  3. 東邦瓦斯(ガス)

などの時価総額が高い銘柄が挙げられます。

原油価格高騰が悪材料となる業種

原油価格高騰は好材料だけでなく、悪材料の側面もあります。

悪材料として関連してくる業種は

  1. 化学
  2. 空運
  3. 海運
  4. 電力
  5. 自動車(運送)

などが挙げられます。

関連銘柄の例としては

  1. 化学:住友化学
  2. 空運:日本航空(JAL)、ANAホールディングス
  3. 海運:日本郵船。商船三井、川崎汽船
  4. 電力:東京電力など
  5. 自動車(運送):ヤマトHG、日本通運、セイノーHG、SGホールディングス

など。

これらは原油価格の高騰によって

  1. 生産・燃料コストが高まる
  2. 需要減少や価格に影響

といった特徴を持つセクター達ですね。

例えばこのようなデータがあります。

外部参照リンク:資源エネルギー庁|原油価格変動による経済への影響

ここには掲載されていませんが、海運や空運も飛行機・船の燃料コストが上がる思惑で下げ要因として機能します。

自動車開発までくると短期的な値動きはそこまでかな、という気がしますが一応悪材料関連銘柄です。




関連銘柄でどう利益を得るのか

関連銘柄がわかったところで考えるのは「原油価格高騰などの材料でどう利益を得るか」です。

個人的な意見としては短期売買が一番効率的ではないかと感じます。

原油価格が高騰もしくは急落する背景には様々な変動要因が影響しており、ざっと考えただけでも

  1. OPEC(石油輸出国機構)総会などに関連した需給変化
  2. 在庫状況
  3. テロなど地政学的リスク
  4. 為替

などとても予想しきれない要素が複雑に絡み合っていますよね。

外部参照リンク:資源エネルギー庁|原油価格騰落の要因分析

そのため到底私たちが原油価格の動向を予想することは不可能でしょう。

とすれば材料が出た時期に限定して「関連銘柄へ短期的なアプローチをすること」が一番安全ではないでしょうか。

例えば、好材料として働くであろう関連銘柄に「寄り買いを入れてザラ場で利食いしておく」などの短期売買ですね。

悪材料として直接的に働きやすいのは空運株や海運株の燃料コストが考えやすいので、これらに売りを仕掛けても良いでしょう。

コモディティの値動き予想は専門家でも難しいと思いますので、短期的に利益を得ていくのがおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?今回は原油価格高騰に関連する銘柄についてご紹介しました。

素直に石油セクターを攻めるのも悪くありませんが、少し角度を変えた業種に短期的なアプローチをするのも一つの手ですね。

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