どうも、ひげづら(@higedura24)です。
株式投資の世界では損切りは必要だという意見が多いですよね。
私も損切りは躊躇なく遂行する派で、そこになんの感情も持たないように意識しています。
しかし、損切りはしない方が良いという方達が存在することも事実で、そういった方で大きな成功を収めている方もいらっしゃるんですよね。
そこでこの記事では、私が知っている「損切りをしない方が良い例」をお伝えしました。
おそらくほとんどの方には当てはまらないかと思いますが、そんな投資家もいるんだな程度にご参考下さい。
株を損切りしない方が良いケースとは
結論から申し上げると、損切りしない方が良い例とは「配当株投資」だと思います。
私も配当株を本当に少しずつチョコチョコと買い増していますが、知人(というか大先輩)はゴリゴリの配当株投資家でした。
配当株に回している金額も聞く限りでは相当なもので、おそらく数千万は軽く超えるレベルと推測されます。
保有の内訳は国内株だけでなく、米国株や確かベトナム株?なども持っておられるとのこと。
平均配当利回りは7~8%で、まさに不労所得でセミリタイア可能なレベルです。
と言ってもその方は自営業をやっている方で、バリバリの本業で生活しつつ配当収入をもらっている状況と言えます。
私の場合、優良配当株が値下がりしたタイミングを狙ってコツコツ買うものの、大きく値上がりすれば売ってしまった方が良いとインカムを待たずに売却益を得ることも多いです。
それはインカムゲインで得られる金額を大きく上回っていると感じるからこその売却で、効率が良いと感じるからと言えます。
その知人の方とお話させて頂いた際に、そういった内容を伝えたところこんなことをおっしゃっていました。
- 配当投資を始める前から株はやっていたが、景気が悪くて調子はいまいちだった
- どうせ買うなら株価が低い時期に配当株を長期で買ってみようと思った
- 損切りしない方が良いというか、しないでもいいやと自分が感じるのはそもそも値動きを考えずにいられるから
- 単純な相対利回りで良いと思えば買うし、吟味して買っているのであとのことは気にしない
- 良い銘柄を良い時期に集められたと感じるため、コレクション的にそれを売りたくないのかもしれない
- 配当株を買い始めたのは景気が悪い時期で、そこからたまたま日経平均が回復してくれたからやれているのかも
- 実力かはわからないし、今後株価が暴落しても配当はもらえるのが強み
- 今のところ含み益も資産もあるので長期的な暴落でもなんとかなるだろうし、複利的に買い増すかも
このお話を聞いて感じたことは「根本的に多くの個人投資家と時間軸も考え方も違うな」ということでした。
その方とは収入も投資に回せる額も生活環境も違います。
配当投資を始めた時期も異なりますし、おそらく今から自分が真似しようと思ってもできないでしょう。
何より非常におおらかな性格の持ち主で、どっしりと構えて長期的に運用できそうな方だなぁと感じました。
そういったメンタル的にも人柄的にも厚みのある人だからこそ、事業も投資も成功できたのだと思います。
いくら良い時期に配当株を買い始めても、今まで持っていられなければ意味がありませんからね。
もうおわかりかと思いますが、損切りしない方が良い例とは
- 配当株を資産として積み上げる
- ただし、含み損が出ても困らないほどの収入や原資がそもそも存在する
- 値動きメインではなく、利回りメインで考えている
- 値下がりを性格的に気にしないでいられるし、それを維持できる
というケースですね。
時間軸と性格が合っていれば損切りしない方が良い?
配当株の損切りを考える場合、
- 減配が続いた
- セクターの見通しが悪く、実際に業績も低迷
といった状況が濃厚なケースだと思います。
配当は事業利益から捻出される株主還元なので、上記はその観点から損切り根拠となるからです。
そういったケースでは株価自体も落ち込みやすいので、資産価値も配当株としての優位性も下がります。
しかし、仮に減配リスクの少ない銘柄を選定する技術があるのであれば、それだけで損切りリスクはかなり減るはずです。
また、性格的に値動きを一切気にせずに保有できるからこそ、損切りしない方が良い(しないでも良い)という考えになるのかもしれません。
減配リスクが少ないということは業績などファンダ面に問題がないとも言えそうなので、地合いが大きく崩れない限りは株価も一定の価格帯で安定しそうです。
何十年ものスパンで見れば株価は右肩上がりになると言われており、優良株をとにかく相対安値で手に入れることに注力すれば長期的に成功を収めやすいのでしょう。
ただ、これらは全て断定的な内容ではありませんし、自分を信じてがっちりホールドできるかは性格に大きく依存するでしょう。
- 少しの値動きで心がモヤモヤしてしまう
- 毎日持ち株のチャートを見て、一喜一憂する
といった方は、おそらく損切りをしない方法は向いていないです。
それよりも適切に損切りをして心の余裕を保ちながら暮らしていく方が合っているかなと。
もっと言えば「配当株だから損切りしない方が良い!」という理論を使えるのは、株の理論というより性格次第なのかなと思います。
まとめ
いかがでしたか?今回は損切りをしない方が良い株についてお話しました。
株を損切りしない方法は、メンタルなどの条件が揃った人の特権でしょう。
損切りをしない方が良い!と誰もがやれるわけではなく、一種の才能や信念のようなものが必要です。
利回りメインで優良株を長期的に買い増し、自分を信じてがっちりホールドできるのであれば成功しやすいのではないでしょうか。
損切りしない方法を実践する際には、ぜひご自身の性格を考えてみて下さい。
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