日経500と225の違いは絶対知っとけ!片方だけでは流れを見誤る可能性あり!

    

国内株式市場の代表的な指数と言えば日経平均株価ですよね。これは別名「日経225」とも呼ばれ、少し株を勉強した人であれば毎日気にするものではないでしょうか。

一般的に市場の流れがどのような状況かは日経225のトレンドで判断され、NYダウやドル円と併せて重要な指標となっています。

しかし、日経225とは別に「日経500」という指数も実は存在していて、両者の違いを知りつつどちらも観察することは有用です。この記事では

  1. 日経500とはどのような指数か
  2. 両者の違いはどんなものか
  3. 片方だけ観察すると流れを見誤りそうな例

について述べました。あまり知られていないマイナーな指数ですが、ぜひ今後の糧にしていきましょう。

日経500と225の違いとは

まず日経225について改めて復習します。日経225とは国内株式市場を代表する指数で、

  1. 日経平均株価という名前で知られ、日本経済新聞社が発表する株価指数のひとつ
  2. 東証一部上場企業のうち代表的な225銘柄が選出され、それらの株価から平均を算出
  3. 算出方法の特性上、値がさ株(株価が大きい)ほど寄与率が高くなる
  4. 組み入れ銘柄が毎年見直され、数銘柄ほどが入れ替わる

といったものです。

要は国内代表企業が合わさって出来ている指数ですが、単純に株価が大きい銘柄からの影響度合いが強い性質があります。

一方、日経500とは

  1. 日本経済新聞社が発表する株価指数のひとつ
  2. 東証一部上場企業のうち500銘柄が選出され、それらをもとに算出される
  3. 算出方法は日経225と同じだが、銘柄数が倍以上となっている
  4. 対象銘柄は固定されず、比較的全面的に見直される

というものです。日経225との大きな違いは銘柄数で、日経500の方が多いのでより市場の状況を反映すると考えられています。

加えて、日経500の算出基準は毎年4月初旬において過去3年間の

  1. 売買代金
  2. 出来高
  3. 時価総額

をランキングした結果がベースです。

ちなみに日経225は

  1. 市場の流動性
  2. 構成銘柄におけるセクター比率

を選定基準としているので、こういったところも大きな違いとして挙げられるでしょう。

また、日経225は組み換え銘柄数が少ないことから古い銘柄ほど残り新しい銘柄は入りづらいです。

日経500にあって日経225にない銘柄例

日経225と日経500の違いを選定基準から述べましたが、例えば日経500にしかないような企業はどのような銘柄があるのでしょうか。

例としては

  1. 任天堂
  2. キーエンス
  3. ニトリ
  4. 日本電産
  5. 村田製作所
  6. HOYA
  7. ユニ・チャーム
  8. MonotaRO(モノタロウ)
  9. ネットワンシステムズ
  10. 神戸物産

などが挙げられ、東証一部の値がさ株として有名な銘柄も多いですね。また、上記の銘柄は新型コロナウィルス窩でもしっかりと株価を上げてきており、任天堂やニトリなどは業績も伴っています。

これだけ国内を代表する優良銘柄なのになぜ日経225に組み込まれていないのか不思議ですが、やはりその背景は選定基準の違いです。

日経225はバブル時代から大して組み換えをしていないのに対し、日経500は前年の組み入れ銘柄は全く気にせずに前述の基準におけるランキングからフラットに選出している点が大きいでしょう。

日経225は市場への影響度合いが強いので、調子が良いからと新しい値がさ株をほいほいとは組み込めません。

したがって考えようによっては日経500の方が

  1. その時代で売買が活発となっている銘柄にスポットが当たりやすい
  2. 時価総額ランキングという面から発行済み株式数と株価が大きい銘柄が浮上しやすい

と言えますね。

日経500と225を比較してみよう

ではここで、選定基準に大きな違いがある両者を過去10年分のチャートで比較してみましょう。

<日経225のチャート>

日経225の過去10年分チャート

<日経500のチャート>

日経500の過去10年分チャート

比較した際のポイントは

  1. どちらも上昇トレンドだが、全体的に日経500の方が押し目は浅い
  2. 日経225は2020年10月時点でコロナ前の高値を超えられていないが、日経500は高値更新中

といった点ですね。

また、市場ニュースとしても日経500は1989年12月につけた2410.58円という高値を更新し、これは30年9ヶ月ぶりの史上最高値更新です。

日経225はコロナ前の価格水準まで戻ってきたことは評価しつつも、高値圏でダラダラとしているのはじれったい感じがします。

その裏で構成銘柄数が倍以上である日経500が高値更新していることを考えると、意外にも国内株式市場は海外と同様に個別株が伸びていたんだなと思いませんか?

日経225だけ見ていると高値を超えられずこの辺から下がるだろうと流れを見誤ってしまいそうですが、高値更新となっている企業は多そうですね。

ちなみにこの日経500史上最高値更新への寄与率が高い企業として挙げられた銘柄には

  1. 任天堂
  2. キーエンス
  3. ニトリ

などがあり、いずれも日経225には組み込まれていない銘柄です。

日経500には成長路線の銘柄が多い?

日経225と日経500を比較した場合、単純に日経500の方が強そうだとわかりました。また、任天堂やニトリのようにコロナ窩でも成長できる企業も組み込まれていて、日本株も捨てたものではないのかもしれません。

国内株式市場の代表的な指数である日経225だけを見ていると「日本株は米国株に比べて弱い」という印象だけ残ってしまいますが、大企業の中にも成長株はありそうです。

また、逆に言えば日経225になくて日経500にある銘柄を抜粋してあげるとそこに中長期的な投資のヒントが隠されているでしょう。

数が多いのでここでは全て書けませんが、日経500のみに組み込まれている銘柄は275銘柄あります。その中でも日経500の上昇において寄与率が高く、値がさ株となっているものを探してあげれば面白そうですよね。

中長期的な目線で考えると任天堂やニトリのような内需的な持続力や収益力は必要でしょうが、当該銘柄から投資先を選出するのはアリだと思います。

まとめ

今回は日経500と日経225の違いを述べつつ、そこからわかることを述べてみました。両者には選定方法に大きな違いがあり、そこから指数の流れにも差が出てきています。

日経平均株価が高値圏でダラついている間にも日経500は史上最高値を更新していて、国内の中大型株にも成長路線はまだ残っているんだと感じますね。

日経225になくて日経500に組みこまれている銘柄には中長期的な投資へのヒントが隠されていそうで、該当銘柄をリストアップして考察するのは面白そうです。

片方だけの指数を見ると流れを見誤る可能性があるので、色々なものを比較して相場全体の状況を考える事が大切でしょう。

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