どうも、ひげづら(@higedura24)です。
RCIはRSIと同様に、オシレーター系のテクニカル指標として活用されることの多いインジケーター。
どのテクニカル指標でもそうですが、活用する際のパラメーターはどんな設定期間が良いのか悩んでしまいますよね。
そこで今回は
- RCIのパラメーター
- パラメーターの変更でどんな影響があるか
- 時間足ごとに変えたほうが良いのか
についてご紹介しました。
RCIにおけるパラメーターの組み合わせは、そこまで数が多いわけではないです。
また、基本的な設定期間からほど遠い数値でなければ良いかと思います。
この記事でご紹介している組み合わせをベースに微調整してみてください。
RCIのパラメーターの組み合わせ
RCIは基本的には短期、長期の2本使いが一般的です。
しかし、最近ではRCIの3本使いをされている方が増えてきました。
したがってこの記事でも「短期・中期・長期」の3本におけるパラメーターをご紹介します。
2本使いであれば「短期・中期」までのパラメーターをお使い下さい。
ではRCIにおけるパラメーターの組み合わせをお伝えします。
- 短期:7~9
- 中期:21~26
- 長期:42~52
短期RCIから長期RCIまでそれぞれ幅を持っていますが、おすすめは
- 短期:9
- 中期:26
- 長期:52
のパラメーターです。
個人的な感覚ですが、これがシグナルとして一番使いやすいかと思います。
短期や中期のRCIは7だったり21を使う方もいるようです。
使ってみてやりやすいパラメーターであればそれが一番ですが、後述するような特徴には気をつけましょう。
RCIのパラメーターによる違いとは
RCIのパラメーターの設定期間を長くしたり短くすると、どのような影響があるのでしょうか。
これは比較してみると一目瞭然です。
図はRCIの4日(赤)と9日(緑)を比較したチャートです。
ポイントとしては
- 4日RCIの方が値動きに対して敏感に反応している
- 連続して上昇・下落した場合、4日RCIはすぐに天底まで到達している
- 4日RCIは9日RCIに比べてカクカクとした動き
という点ですね。
RCIの設定パラメーターが短いと、陽線や陰線に反応して頻繁に上下するので
- 他のRCIと頻繁にゴールデンクロスやデッドクロスが生じる
- すぐ張りつくので、本当の天底がわかりづらい
- ダマシも多く信用性にかける
という特徴が出てきます。
逆に短期RCIのパラメーターがあまりにも長い設定期間だと反応が鈍すぎてトレードの時間軸と合わない可能性もあるでしょう。
また、短期・中期・長期RCIにおけるバランスが悪いと・・・
明確なゴールデンクロスやデッドクロスが少なくなり、これも使いづらいです。
RCIのパラメーターを一定以上離すのであれば1本足したり、どちらかのパラメーターを調整する必要があります。
どのようなパラメーターでも良いですが、
- 見たい時間軸にとってちょうど良い設定期間
- お互いのRCIがバランスの良く離れている
ということを意識することが重要ですね。
同じRCIパラメーターをどの時間足でも使って良いか
RCIを日足だけでなく、週足などその他の時間足にも活用する方もいらっしゃるでしょう。
その場合、同じパラメーターでRCIを使用しても良いのでしょうか。
結論的には私は同じパラメーターを活用しています。
日足だろうと週足だろうと前述のパラメーターでRCIを活用し、同じように売買ポイントを探る流れです。
あまり大きな違いはないだろうと考えていますが、もし変えるのであれば1週間を5営業日として計算すれば良いでしょう。
例えば、週足RCIと日足RCIを揃えたいと考えた場合。
20日RCIは4週RCIと同等ですよね。
ただし、これだと先ほど述べたように敏感に反応しすぎて使えません。
そこで52日RCIを週足に表示します。5営業日で割ると、大体10週RCIが同じくらいですね。
あれ?結局9週RCIと同じような値になりました。
移動平均線であれば、
- 日足に200日移動平均線を表示して40週移動平均線の推移を見る
- 週足に4週移動平均線を表示して20日移動平均線の推移を見る
といったことは理論的に可能ですし、テクニカルとして機能するので効果的です。
ただし、1週が毎回5営業日で推移するわけではないのであくまでざっくりとした推移ですが。
RCIの場合は日足と週足のパラメーターを同じ期間を表すように揃えても、あまり機能しないのかなと感じます。
週足でも9・26・52で活用すれば良いですし、スイングなら基本的には日足メインで構いません。
まとめ
いかがでしたか?今回はRCIのパラメーターについてご紹介しました。
基本的にはご紹介したRCIのパラメーターで、そこから微調整してみてはいかがでしょうか。
銘柄によっては少し短くした方が良いこともありますし、長期的に追う銘柄には最適値を探してあげるのがおすすめです。
関連記事には
がありますのでご参考下さい。それではまた!