どうも、ひげづら(@higedura24)です。
ゲームセクターで名前が挙がることも多いオルトプラス。
オルトプラスをはじめ、ゲーセクはアプリやゲームに関する思惑で株価が大きく動き、それによって個人投資家が一喜一憂します。
この記事を書く前営業日も当日も急落・暴落でその怖さがわかる値動きでした。
この記事ではオルトプラスの株価暴落理由と投資家の反応について書きました。
ゲーセクは本当に怖いなと感じますので、メンタルが弱い方や乗りこなす自信が無い方はやめておいた方が良いでしょう。
オルトプラスとヒプノシスマイク
そもそもオルトプラスが直近でこんなに盛り上がっているのは「ヒプノシスマイク」というキャラクターラッププロジェクトを題材にしたアプリゲームを配信予定だからです。
ヒプノシスマイクとは
- 2017年9月にキングレコード内レーベルEVIL LINE RECORDSが手がけたプロジェクト
- 男性声優18人がそれぞれキャラクターを演じる
- 無名プロジェクトだったにも関わらず、You Tube急上昇ランキング3位に浮上
と人気が高いコンテンツのようですね。
外部参照リンク:Wikipedia|ヒプノシスマイク
私は勉強不足ゆえ知りませんでしたが、ヒプノシスマイクは「ヒプマイ」の愛称でかなり熱狂的なファンもいるとのこと。
女性向けアプリゲームの中では直近で最も期待されているようで、株をやっているかに関わらず配信を心待ちにされている様子です。
オルトプラスの値動きを見る限りでは課金ユーザーに期待できると考えている投資家も多いのでしょうか。
2019年9月頃からのオルトプラス急騰劇は、こういった強い思惑によるものだと言えそうです。
ゲームセクターでは話題性や認知度の高いものを題材とした場合、株価も反応しやすい性質があります。
過去には「アイドルグループを題材にしたアプリ配信を発表して株価がストップ高になった」という例もありましたね。
オルトプラスの株価暴落理由とチャート
ではオルトプラスが2019年9月からどのような値動きとなっているか見てみましょう。
なんとわずか1か月ほどで株価5倍以上となっています。
2019年は特にゲームセクターが強いですが、こういった株価推移を見ると個人投資家から人気のあるセクターなのも頷けますね。
ただし、10月8日には爆発的な出来高で長い上髭を引いています。
チャート的にはここが一旦の高値として意識されやすく、
- 10月高値を超えられるか
- 超えたとして高値を維持できるか
という点がポイントとなるチャートですね。
結果的には高値まであと少しという位置まで戻したところで11月8日の増担保解除でストップ高。
ただし11月8日はザラ場ストップ高(増担解除)で予想転換点を超えたあと、一気に前日比マイナスまで急落しました。
ザラ場で急落したのはお察ししますが、記事執筆日である11月11日には寄らずのストップ安となっています。
このザラ場急落やストップ安による暴落原因は「ヒプノシスマイクアプリの配信予定日を延期」という材料が発生したためのようですね。
外部参照リンク:株探|オルトプラス—ストップ安売り気配、「ヒプノシスマイク」リリース延期発表
当初、オルトプラスは2019年12月配信と謳っていましたが、それを2020年3月まで延期すると発表。
延期の名目は品質向上およびサービス拡充ということでしたが、投資家は一斉に売り出しました。
株価暴落に対する投資家の反応
オルトプラスの株価が急落で終わるか、本格的な暴落で全戻しするかはまだわかりません。
一応、スト安初日前場引けの板を載せておくと・・・
こんな感じです。
成買い14500株に対して206万7700株の成売り、そして218万株の指値売りが入っています。
びったり張りついていて、剥がれそうな気配はないですね。
これに対する投資家の反応をTwitterでざーっと見たところ、
- 延期であって配信中止ではない
- 実態が変わっていないので、株価が下がれば買い増し
- 信用取引で全力買いしていた人は退場か
といったものがありました。
個人的に納得したのは1番目、2番目の「アプリ内容がそのままで延期された」という点に反応している方の意見です。
簡単に言えば、
- アプリ配信で業績が上がることが元々の思惑
- 肝心のアプリは中止では延期なので材料は継続
- 材料が崩れていないので今回の下げは気にしない
- 人によっては買い増しポイントと考えている
といった感じですね。
ただし、これを理由に買って良いのは「初動に近い位置で買っていたホルダー」だろうなと思います。
ヒプノシスマイクのアプリが出ますよーとなったのがいつかわかりませんが、チャート的には6月~9月の底練り期間で買えていれば今回の株価暴落は大したことないでしょう。
こんなに株価が高くなった位置で新規買いはリスクが高いですし、含み益が充分にあるからこそできる買い増しです。
10月に入ってから買ったようなホルダーの場合、連続スト安がどれくらい続くか気が気ではないでしょう。
また、ゲーセクの材料(思惑)は非常に脆いと思います。
例えば国策関連の銘柄に対する思惑とは訳が違っていて、一度崩れかけたら修復は難しいのではないでしょうか。
例えそのアプリが配信されたとして、本当に業績が黒転するかは定かではないです。
配信予定日という明確な区切りがあるので、出尽くしで売られることだって大いに考えられます。
もし当初の損切り設定があって今回の暴落で到達するのなら、買う位置が悪かったと素直に切る方がトレードとしては正解だと私は思います。
(連続スト安では下まで持っていかれる可能性は高いですが)
オルトプラスのような銘柄が暴落しても、そこから高値を更新する流れになることは確かにあるでしょう。
それでも
- 自分のルールに従ってトレードを行っていくこと
- 失敗を認めて、次のエントリーに生かすこと
の方が重要ですね。
オルトプラスの株価暴落後の推移はどうなるか
オルトプラスの株価がどこまで暴落するかも、ここから高値更新できるかもわかりません。
しかし、目安として考えるのであれば2019年10月の月足出来高はヒントとなりそうです。
デイトレで何回転もされている銘柄なのでなんとも言えませんが、一応この月が上場来の最大出来高。
そこでつけた陽線の安値を割るかどうかはひとつのポイントだと感じます。
10月安値は575円ですから、この前後が大体の下げ目安ではないでしょうか。
ここを抜けたら500円の節目や全戻しを考えます。
とはいえオルトプラスの株価暴落後推移より、もっと他に良い銘柄があるか探した方が良いのでは?と思ってしまいますね。
暴落銘柄のリバウンドを短期的に取るのも結構ですが、
- もっと初動に近くて
- 今後に期待できそうなテーマ性がある
といった銘柄を探すのもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?オルトプラスの株価暴落理由はアプリ配信日の延期でした。
配信が中止となったわけではないので、買い増しを考えている方もいらっしゃるようですね。
ただ、株価はそれなりに高い位置にあるので新規で入るには怖い状態だと個人的には感じます。
オルトプラスよりリスクの低い銘柄を探すのもひとつの手ですので、銘柄に囚われず視野を広くしてみてはいかがでしょうか。
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