リクルートの株価暴落理由

リクルートの株価暴落理由!希少な需給による急落で考えたい教訓とは?

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

個別株における過去の暴落理由を知り、どう対応するべきだったかを考えていくことは良い勉強になります。

今回はリクルートの株価暴落理由について振り返り、どういった対応が正解だったのかを見ていきましょう。

リクルートの暴落は記事執筆時点では記憶に新しく、非常に良い勉強材料だったと感じています。

リクルートの株価暴落理由から未来の投資ヒントを得て下さいね。

リクルートの株価暴落理由とは

リクルートの株価が暴落したのは2019年8月です。

これほどの時価総額を持った銘柄が短期間に20%も暴落したきっかけは、リクルートが出した適時開示でした。

外部参照リンク:株探|リクルートHD—急落、大株主13社の売出実施による需給悪化を懸念

これはリクルートの大株主13社が「持ち合い株解消のため大規模売り出し」をするという内容です。

売り出し規模は4000億円を超え、事業会社の持ち合い株解消規模としては過去最大と言われていました。

持ち合い株とは

国内企業では戦後の財閥解体をきっかけに「株式持ち合い」といって、

  1. 2社以上の企業がお互いに株式を保有し合う
  2. それにより経営権や安定株主の形成や業務提携などのメリットを生む
  3. 外資系企業からの買収やTOBの抑制

といったやり方を取ってきました。

外部参照リンク:野村證券|株式持ち合い

現在はかなり解消されてきたとも言われていますが、まだその名残はあるようです。

今回のリクルートの件は戦後からの名残というわけではありませんが、持ち合い解消で大きな売りが出るぞー!という状況だったことに変わりありません。

なぜこの持ち合い解消による売りが株価暴落を引き起こすのか?

それはリクルート株の需給悪化を招く恐れが高いからです。

リクルートは高収益企業として有名で、それまで堅調な株価推移を見せていました。

しかし、リクルートの誇る時価総額5兆6000億円のうち1兆7000億円は政策保有株として持たれているものだったのです。

今回、大株主達が持つ発行済み株式数のおよそ7%が売りに出れば、市場の売り圧力が高まるわけですね。

株価は上方向より下方向に動きやすいと考えられるので、需要と供給バランスが変化しそうだと考えられました。

売り吸収の受け皿として、同時に自社株買いも発表しましたが、市場の見方としてはそれでも売り優勢という状況でした。




リクルートの本当の株価暴落理由

ところで、先ほど出したチャートでわかるように、リクルートの株価は2019年8月始めから下落を始めています。

持ち合い株解消は8月終わりに発表されたので、それよりも前から下落し始めていたことになりますね。

実はリクルートの株価が暴落した本当の理由は「学生に了承を得ずに内定辞退率予測の販売を行っていた」という悪材料が出たからです。

このリクナビ問題によって下げていたところに、追い打ちで持ち合い株解消ネタがきた流れと言えます。

ちなみに、リクルート側は持ち合い株の解消とリクナビ問題は関係ないと明言していましたね。

結果的に、持ち合い株解消が発表されたことは悪材料の出尽くしといった形になりました。

  1. 赤枠:リクナビ問題発覚
  2. 青枠:大規模な持ち合い株解消の公表

チャートを見てわかるように、持ち合株解消を公表した翌日のローソク足は爆発的な出来高で下髭陽線となっていますよね。

この出来高はリクナビ問題の出来高より何倍もあり、ここが当面の下値目安になる可能性を示唆していると感じます。

ただこの時点では、まだまだ手を出しづらいですね。

できればもう少し値動きを見て確信を深めたいところでしょう。

値動きをもう少し先まで見てみると・・・

このように、さらに大きな出来高で2箇所も陽線が発生しました。

この値動きによってさらに最初の下髭陽線の意味合いが強まり、加えて安値も切り上げとなっています。

その後の値動きも・・・

出来高急増の陽線を基点に反発しており、本格的な反発までにいくつか買い場があったと感じる興味深いチャートになりました。

リクルートの株価暴落と株式価値

リクルートの株価暴落から反発の流れをチャートで見ると、ここが買い場だなと感じる箇所はいくつかありました。

ただ、チャート以外の角度からも「買い場」と考えられる要素はあったのかなと感じます。

例えば、今回の持ち合い株の解消は株式価値が希薄化するわけではないですよね。

増資などでは1株あたりの価値が希薄化しますが、今回のケースでは発行済み株式数に変わりありません。

浮動株という意味では市場に出回っている株の相対価値は下がるのかもしれませんが、実質的な価値は変わっていないと思います。

また、当時は「大規模売り出しとリクナビ問題は関係あり!」という見方をアナリストが出したことで、

  1. 業績懸念
  2. 長期的な下落開始

といった雰囲気が漂いました。

実際には、持ち合い株解消の動きは東証や金融庁が進めているコーポレートガバナンスによるもの。

業績に関しても、リクナビ問題で株価暴落後に第1クォーターの決算発表がありましたがコンセンサスを上回るものでした。

そもそもリクナビ問題が及ぼす影響は軽微なモノです。

  1. 1株あたりの価値も変わらず
  2. 株価上昇の原動力だった業績も問題なし

という観点から考えると、需給悪化による下げは買い場と考えられなくもないですよね。

したがって、チャート以外からもリクルートの暴落は買い場だったのかなと感じます。

とはいえリクルートの株はまだ2割以上が持ち合い株です。

今後も解消の動きが出てくる可能性はありますし、同様のことが有望な銘柄で今後もあり得るでしょう。

そのときは株価暴落に惑わされず、中立な状態で売買判断を下したいものです。

また、持ち合い株を売り出した企業の業績への影響も考えるべきですね。




まとめ

いかがでしたか?今回はリクルートの株価暴落理由についてお話しました。

株価の暴落は色々な理由で生じます。

しかし、大事なことは周りの雰囲気に流されず、客観的にチャートや材料を見ることではないでしょうか。

リクルートの株価暴落はそういった意味で良い勉強材料だったと感じますね。

関連記事には

がありますのでご参考ください。それではまた!

    

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