どうも、ひげづら(@higedura24)です。
株価の暴落とは突然起き、予想もしないタイミングで損切りするかどうか判断をせまられることがあります。
- この銘柄がなんでこんなに暴落するんだ!
- せっかくの含み益が台無し!
- 損切りしようかすごく迷う・・!
大幅な含み益が乗っている銘柄ならまだしも、含み損に転じたりすると余計に焦ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では「株価暴落で損切りするべきか」というテーマでお話しました。
株価暴落で焦っても、絶対に忘れてはいけない点があります。
焦ったあげくに損切り貧乏になってしまう方はぜひご参考下さい。
株価暴落で損切りするべきか
株価暴落で損切りするべきかは株式投資の大きなテーマです。
私も過去に悩んだ経験を持っていますが、結論としては
「買った理由に反していない限りは売らない」
というルールに落ち着きました。
したがって、株価暴落で損切りするかどうかはなぜその株を買ったのかに集約されます。
テクニカル分析で買って株価暴落したケース
例えば、あなたはある有望銘柄Aを株価1000円で買いました。
買った理由はテクニカル分析で、この時に定めたルールは「買値から10%割り込んだら損切りする」というものです。
つまり損切りラインは900円で、これは直近安値920円の少し下に位置します。
損切りの考え方としては
- 直近数ヶ月の間に安値を切り下げたことがない
- もし安値を切り下げる動きがあれば値動きが弱っている
というものです。
この株を買ってからしばらく上昇が続きましたが、ある日のこと株価が突然暴落して損切りラインを割り込んでしまいました。
さて、あなたならここで損切りしますか?
私なら必ず損切りします。
なぜなら買った理由がテクニカルであり、当初決めていた損切りラインを割り込んだからです。
自分が冷静な状態で考え、チャートを理由に買った状況ですので「暴落によってチャートを否定されたら売る」というのは当たり前でしょう。
もしここであなたが
- この銘柄は暴落によってPERが10倍を切ったから様子見
- この銘柄は業績が良いのでこの値動きは無視する
と判断したのであれば、それは愚かな決断だと思います。
買った理由が必ずしも一つではないにせよ、メインの理由は決めておくべきです。
そして、売買根拠がチャート上の理由で、それを暴落で否定されたのであれば即刻損切りするべきでしょう。
関係のない理由を後からくっつけてホールドすることはやめたほうが良いです。
自分のルールを曲げてしまっては得られる経験値も少ないですし、なにより
- ルールに従って失敗した
- ルールを曲げて失敗した
のでは雲泥の差があります。
ファンダメンタルズ分析で買って株価暴落したケース
では先ほどと同じく、ある有望銘柄を株価1000円で買ったとしましょう。
しかし、今度は買った理由を「業績がすこぶる良く、進捗も良いのに株価が変わっていないから」とします。
損切りルールは「次の決算で進捗が悪くなったり、悪材料が出た場合」です。
買ってからしばらく調子良く上がりましたが、ある日株価が暴落して含み損を抱えてしまいました。
さて、あなたはここで損切りしますか?
私なら損切りしません。
なぜなら買った理由は「業績面が良いから」であって、損切りも株価ではなくファンダメンタルズの悪化としているためです。
したがって、むしろこの株価暴落場面は買い場とも言えるでしょう。
ファンダメンタルズで買っているので中長期的な目線ですし、平均取得単価を下げられるのですから大なり小なり買っておくことは十分に考えられます。
もちろん、そこからしばらく株価が低迷するかもしれませんが、業績面が崩れない限りはホールドする理由があるわけですね。
株を買う理由はテクニカル分析やファンダメンタル分析など色々あると思います。
そして、株を買う時には損切りルールも設定しているはずですよね。
株価が暴落したとしてもその損切りルールは変わらないので、どんなときも
- なぜ株を買ったのか
- 損切りする時はどんな状況か
を忘れない様にしてください。
ここがブレてしまうことが最悪のケースで、お世辞にも冷静な判断をしているとは言えなくなってしまいます。
株価暴落時に損切り判断がブレるくらいなら同値撤退
株価暴落は投資家の投げ売りが起因しています。
例えば上昇がしばらく続いていた銘柄が高値である程度落ちると、割高に感じていた投資家もつられて投げるわけですね。
投げ売りは連鎖するものなので、自分の予想していたラインよりも下げることも多いでしょう。
株価暴落で焦ってしまうのは、この「自分の予想を超えて下げた」という点が大きく関わっていると感じます。
そこに含み損という要素が関わると余計に焦る、というのが私の経験則です。
そこで、株価暴落で焦らないためのひとつの対策として「同値撤退を心がける」というものがあります。
同値撤退とは取得単価まで落ちてきたら含み損を抱える前に逃げる、という意味ですね。
含み益があるという前提のお話ではありますが、
- 同値撤退することで資産が大幅に減ることを避ける
- 含み損で冷静に損切りできない状況を避ける
という目的があります。
人によっては同値撤退よりも少し早めに逃げることで、
- 少しでも含み益を残す
- 手数料分でも損しないように心がける
という方もいるようです。
もし含み益が乗っている保有銘柄があれば、あらかじめ取得単価かその少し上に逆指値を置いておけば大幅な損をする可能性を減らせます。
寄り付きでギャップダウンされると回避はできませんが、ザラ場中の暴落であれば回避可能になりますよ。
まとめ
いかがでしたか?今回は株価暴落時に損切りするべきかについてお話しました。
株価暴落時でもなぜその株を買ったのかが最も重要です。
損切りルールを変えたり、売買理由からブレた理由で損切りしないことは避けましょう。
含み益が怖いのであれば、あらかじめ同値撤退できるようにしておくなど工夫が必要です。
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