どうも、ひげづら(@higedura24)です。
株式投資をやっているとしんどいなぁという時期が定期的にやってきます。
株を保有していない方は好き放題なことを言いますが、実際に保有してみればすぐにわかってもらえるはずです。
特に日本株は、何度も何度も急落や暴落を繰り返すので呆れている個人投資家も多いと思います。
この記事では
- 株がなぜしんどいのか
- 着実に利益を上げる投資スタイル
について考えをぶちまけてみました。
まだ株をやったことがない人や、株がしんどくて悩んでいる人はご参考下さい。
株がしんどい理由とは
そもそも株式を買うと何が良いのかわかりますか?
株式を保有することでその企業に出資していることとほぼ同じような効果があり、
- 企業が成長すれば株価が上がる
- 配当金など株主還元が受けられる
というメリットが生まれます。
自分が買った時の株価より上がればその差額が利益となりますし、事業がうまくいけば配当金も跳ね上がっていくわけですね。
資産運用としてはこの配当金が利回りと呼ばれる存在で、長期的に保有すればするほど旨みがあるとされています。
ただし!現代の株式投資はそんな風に考えている人間の方が少ないです。
具体的には短期的に株式を何度も売買して、半ばギャンブル的に値動きを楽しむ投機家がほとんどだと言えます。
短期勢がいるから商いが活発になって市場が活性化する側面ももちろんありますが、資産価値の変動も活発になるわけです。
要するに株式の価値は時価であって、そのことが「損したり得したり」を何度も何度も繰り返す原因となります。
実際に株式を保有すればわかりますが、
- 今日はこんなに上がった
- 今日はちょっと上がった
- 今日はこんなに下がった
- 今日はちょっと下がった
という事を毎日毎日続けるわけですよ。
もちろん含み損益ベース(実際には確定していない状況)なのですが、神経がすり減っていく環境であることに変わりはありません。
仮に現状が含み益(利益が出ている)としても
- どこかで利食いするべきか
- いやいや買い増しするべきか
- 利食い前に急落したらどうしよう
など考える人は多いですし、含み損(損失が出ている)であれば
- 明日もっと落ちたらどうしよう
- 損切りするべきか
- いやいやナンピンするべきか
など保有株に対する葛藤はつきものです。
もはや十分に利益が乗っていて安心しきっている銘柄であれば多少の値動きなどそよ風に過ぎませんが、
- 保有したての株
- 判断が難しい時期の株
などではどちらにせよ地獄ですね。
ちなみに株価暴落時期で一番苦しいのは十分に乗っていた利益が消し飛ぶ瞬間で、これは「売っておけば良かった-!」としんどくなるのは当たり前。
急落や暴落があっても高値更新してくれれば全く問題ないのですが、必ずしもそうではないのがまたしんどいです。
株価の動きなど誰にも読めるわけもなく、
- まだ利益が残っている時に売った方が良いか
- 暴落からの復活上昇を待つべきか
と答えのない葛藤が始まります。
未来がわからないことは本当に不安ですし、そのせいで複数のシナリオを考えないといけません。
大体は自分なりのパターン分けが定まってきますが、予想のななめ上をいかれるとまたしんどいです。
株式投資のしんどさはこういった
- 時価であるがゆえの悩みや不安
- 人間の欲や心理状況
が密接に関わって作り出されているものでしょう。
株のしんどい部分からほど遠い優待投資
株のしんどさについて述べましたが、ここから最も遠い存在は優待投資だと思っているのでその理由を順番に挙げていきます。
優待取得の時だけ保有すれば良い
株を長期保有するとなると、日々の値動きが気になります。
自分の資産価値が変化することは精神的な影響がかなり大きく、慣れるまでに本当に時間がかかるものです。
しかし、優待投資の場合は「取得の時だけ保有すれば良い」という特徴があります。
また、クロス取引といって
- 現物買い:株価が上がると利益が出る
- 信用売り:株価が下がると利益が出る
という2つの売買方法を組み合わせれば、値動きによる資産変動を除外しつつ株主優待をもらうことも可能です。
株価変動によって神経がすり減ることはないので、株のしんどさからはかなり遠い存在だと言えますね。
ほぼ確実にリターンが見込める
通常の株式投資は日々の値動きによって得られる利益が不透明で、そこがしんどい要因でした。
しかし、株主優待の良さは自分がもらえるリターンがほぼ確定している点です。
この部分はかなり魅力的で、短期売買でどんどんお金をすり減らすくらいなら優待投資で着実な利益を上げた方が良いでしょう。
決して大きくは勝てないのですが、継続して続ければ投資したお金以上のリターンが確実に積みあがります。
例えば、100株で3000円の商品券がもらえるのであれば「3000円から売買コストを抜いた価値」が実質的な儲けですよね。
前述のように、株主優待を取得するためにはクロス売買という方法を使います。
クロス売買では現物買いと空売りを同時に行うので、売買コストとしては
- 現物買い手数料
- 空売りの手数料
- 空売りの金利(貸株料)
が主なものです。
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これらはそれぞれの証券会社が約定金額ごとに定めているものなので、売買を行う前に自分で計算できます。
したがって優待取得による実質的な効果が事前にわかるわけです。
- 優待の取得効果に納得できない
- 優待取得によってむしろ損する
という場合にはやらなければ良いわけで、言い換えればほぼ確実にリターンが見込める勝負しか狙わないこともできます。
昨今では売買手数料の無料化が進んでいますし、優待によるリターンが得やすくなっていることも大きいでしょう。
ただし、株主優待は商品券や商品など実物でもらうものですが、コストは証券口座から現金として出ていくものです。
つまり優待取得を繰り返せば口座の残高は減っていきますが、実質的にはそれよりも大きなお金が
- 商品券
- カタログギフト
- 割引券
- 食品
などに替わって手元に戻っているという考え方ですね。
損して得とれ的なイメージですが、口座残高が減ることに慣れない方もいるかもしれません。
年間でもらえる内容が簡単に把握できる
株式投資のしんどさは不透明さからきていましたが、株主優待はそんなことはほぼありません。
1~12月それぞれで株主優待を実施している企業を簡単に調べられますし、個々の内容も証券会社の検索機能でパパッと知ることが可能です。
稀に予定していた優待が廃止されるケースもありますが、
- 1月は商品券をもらおう
- 2月はお米をもらおう
- 3月はカタログギフトにクオカード
といった感じで「年間でこれくらいのコストを使って、どういった商品が手に入るか」までしっかり把握できちゃいますよね。
私の知り合いには1年に渡ってお米と金券だけ狙うという主婦の方もいますから、好きな商品をばーっと把握して狙い撃ちするのもおすすめです。
どんな優待をもらうか調べている時は、しんどいどころかワクワクが止まらない方もいるのでは?
まとめ
いかがでしたか?今回は株のしんどい部分とそこから遠い存在は株主優待ではないかとお話しました。
株主優待では株価変動による不安がなく、自分が得られる利益もかなり詳細に把握できます。
利益の内容も金銭ではなく自分好みの商品なので、年間でどんなものを手に入れようか選ぶ楽しみもあるでしょう。
個人投資家の中には生活に必要なものだけに絞っている方もいて、自分なりのスタイルを考えるのも楽しさのひとつと言えます。
株がしんどい方はぜひコストに気をつけながら株主優待を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ちなみに楽天証券は
- 売買コストが安い
- クロス取引可能銘柄が多い
- 1日信用した株を現引きすれば手数料0円で現物買い可能
と優待投資におすすめですので、ぜひチェックしてみてください。それではまた!
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