証券口座の強み理解してる?無駄な手数料はカットして使い道を考え直そう!

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

突然ですが、あなたはちゃんと手数料を比較して証券会社を選びましたか?

また、自分がやりたいことにしっかりと強みを持った証券会社を利用してますか?

例えば最大手のSBI証券に「どんな用途でもウチが一番!」なんて言われると「じゃぁSBI証券だけで良いか!」となりますよね。

しかし、実際のところ「SBI証券は確かに良い所があるけど適切な長所を生かして使っている人は少ない」のが事実でしょう。

大多数の株初心者さんは「一番有名だから」とか「みんなが使っているから」という理由で口座を選んでいます。

そして、そのせいで多大な損失を知らないうちに負っていることすら知りません。

楽天証券も同じです。

楽天証券を持っている人はかなり多いんだけど、「本当はここに注目してもらいたいのにな!」と言える長所を生かしていません!

そこで今回は

  1. 知っておくべき7つの証券会社における長所
  2. 長所を活かし合いつつ最低限に口座数を抑える基本セット

をご紹介します。

まずは自分がどういった目的で株式投資をやっているのか考え、それに合致した強みを持つ証券会社で運用してくださいね。

    

証券会社の特徴を生かして使うべき

まず最初に衝撃的な事実をお伝えしておきますが、SBI証券は手数料が高いのでメイン口座としては不向きです。

大口取引割引があるので、毎月何千万と売買をするのであればメイン口座とできるかもしれません。

しかし、実際はそんな株初心者さんいないですよね。

例えば個人投資家の約定代金で多い「300万円までの現物売買手数料」を、手数料の安さがウリのライブスター証券と比較してみましょう。

約定代金10万円50万円100万円300万円
SBI証券90円250円487円921円
ライブスター証券80円180円340円600円

一目瞭然でライブスター証券の方が断然安いですね!

手数料が1回300円違えば、月に10回売買しただけで3000円違うわけですよ。

年間なら36000円。

月に20回なら72000円、30回なら10万8000円違ってきます。

手数料は確定的なコストであり、上記は株の腕前に関係なく必ず損失する金額差です。

株で勝てない最初のうちからこんなことで損をしていてどうするんですか?って話ですよ。

不要なコストを支払ってまでひとつの証券口座に固定するのは無駄なので今すぐやめたほうが良いです!

日々の株式売買で儲けたいなら、他にもっと低コストな証券会社があります。

証券会社ごとの長所は「力を入れているサービス」と言い換えられるので、目的に合わせて遠慮なく活用すれば良いんですよ。

証券会社は

  1. 手数料で強みを出す
  2. 株主優待で強みを出す
  3. IPOで強みを出す
  4. 投資信託で強みを出す
  5. 投資情報で強みを出す
  6. 取引ツールで強みを出す
  7. 単元未満株で強みを出す

といった感じで棲み分けをしているのは間違いありません。

これは証券会社の方から聞いた内容なので信ぴょう性が高い話ですし、そうしてほしいと証券会社も思っています。

このように「本当はその用途で使うべきではない証券会社を使い続けている」のが個人投資家の現状ですので、今すぐ改めましょう!

知っておくべき証券会社別の長所

ではここからは、「知っておくべき証券会社ごとの強み」をサクッとご紹介していきます。

表を参考に証券会社が持っている強みを知り、自分の用途に合わせてチェックして活用するべし!

証券会社強み
SBI証券IPOポイント制度
楽天証券現物からデイトレまでコスト削減、取引ツール、株価アラート、日経新聞の無料化など
ライブスター証券手数料など業界最低水準のコスト、歩み値、スマホ発注最速
松井証券オリジナル業種スクリーニング、投資助言情報
カブドットコム証券単元未満株
GMOクリック証券超高性能の無料銘柄分析ツール

以下、表の詳細解説です!

SBI証券

SBI証券は

  1. HYPER空売り:他社では空売りできない銘柄に対応
  2. IPO:ポイント制なので継続すれば必ず当選する、主幹事や取り扱い数が業界トップ
  3. 新興国株投資:米国株以外にも中国株やベトナム株などマイナーな株取引が可能
  4. 投資信託:取り扱い数トップ

の4つが強みです。

前述の通り、売買手数料は他の証券会社に大きく差をつけられているので上記の用途以外で私は使っていません。

ただし、HYPER空売り(通称:ハイカラ)は特別手数料が高いし売り切れることもあります。

また、マザーズやジャスダック銘柄を無理して空売りする必要性はないので、初心者さんにはあまり関係のないお話でしょう。

新興国株投資は国内株以上に値動きが大きいケースもあるので注意してください。

投資信託の取り扱い数がトップですが、本当に長期で積み立てるべきものは少ないのでこれもあまり関係ないです。

というわけでSBI証券の本当に特筆すべき点は「IPOのポイント制度」です!

IPOとは株式市場に新しく上場する銘柄を上場前に買える仕組みのことですね。

公募価格より上場日の初値が高くなるケースが9割以上かつ、初日に株価が倍以上になるケースまであります。

なので「当選さえすればほぼ儲かるのが特徴」だと言われているわけです。

ただし、そういった背景からライバルも多く、中々当選しないのが現状でしょう。

そこで、SBI証券はポイント制を導入して

  1. 応募の中からポイント数が多い人を別枠で当選させていく
  2. ポイントが大体300ポイントを超えてくると当選圏内だと言われている
  3. つまり継続さえすればいつか必ず当たる

という仕組みにしています!

これは他社のIPOシステムより抜き出ている長所ですので、SBI証券の口座から継続してIPOに応募し続けることに大きな意味があるわけですね。

したがってIPOで儲けたければSBI証券は必須口座となります。

外部参照リンク:SBI証券

楽天証券

100点満点ではないのですが、証券会社の中で本当にオールマイティなのは楽天証券です!

楽天証券の強みは

  1. 公表されている現物手数料はSBIと同じだが、実は裏技的に節約できる
  2. 信用取引は制度も一般も全て揃っている
  3. 1日信用取引の手数料無料かつ100万以上の約定で金利まで無料とぶっちぎり
  4. 1日定額コースなら約定合計50万円まで手数料無料
  5. 制度売りと一般売りの金利が業界最低水準
  6. 制度買いや一般買いの金利も業界最低に近い
  7. 一般信用売り銘柄数も中堅クラス(SBI証券よりはだいぶ多い
  8. 抽選配分100%のIPOかつ他社と抽選時期が後ろにずれ込んでいる
  9. PC用無料取引ツール(マーケットスピード2)の完成度が高すぎる
  10. 歩み値がスマホでも見れる数少ない会社のひとつ
  11. 株価アラートがスマホアプリで唯一使える
  12. スマホでも瞬時に注文できるエクスプレス注文を始めとする操作、情報確認のしやすさ
  13. チャートスクリーニング機能の汎用性が高い
  14. 一般短期売りがあるので株主優待目的にも最適(コストもSBIより安い
  15. SBI証券で一般売り銘柄になっていても、楽天では制度売りができるケースあり
  16. 日経新聞も朝刊夕刊だけなら無料で読めて、他の新聞媒体まで読める

などなど挙げていったらキリがないくらいです!

この記事では書ききれないほど汎用性が高く、使い道が多いことが楽天証券の強みと言えますね。

メイン口座として確実に持っておいた方が良い証券会社No.1ですので、持っていない場合は必ず口座開設してください。

以下に簡単な補足をいくつか書いておきます。

まず現物手数料は公表している情報だと他社に劣るケースもありますが、実際には「ある裏技」を使うことで無料化もしくはほぼ抑えることが可能です!

また、デイトレを行うのであれば楽天証券の1日信用がぶっちぎりで低コストなので必須口座になってきます。

デイトレ以外でも一日定額コースを活用して約定合計を50万までに抑えれば、手数料は全額無料です。

トレードやチャート分析に重要なスマホ・PCツールも無料とは思えない出来栄えで、特にPCのマーケットスピード2は非常に評価が高いですね。

さらに株式投資に欠かせない日経新聞の月額4200円が無料化できちゃいます。

外部参照リンク:楽天証券

ライブスター証券

証券会社の中であらゆる手数料の業界最安水準をキープしつつ、総合力もある証券会社は

  1. ライブスター証券
  2. DMM 株

の2つです。

例えばライブスター証券の色々な手数料を大手と比較してみましょう。

まず現物手数料の比較表ですが、

このように約定金額が大きくなっても最低水準をキープしています。

次に信用取引における手数料の比較表ですが・・・

やはり他社とかなりの差をつけていることがわかりますね!

<追記>

2019年12月から信用取引の全手数料は無料化されました!

さらに一般信用取引における金利比較表でも・・・

このように業界最低水準を常にキープしているのがライブスター証券とDMM証券です。

両社は手数料で競い合う関係にあるので数値は同等ですが、どちらかと言えばライブスター証券がおすすめですね!

理由としてはコストの安さに加えて、

  1. 歩み値がスマホで確認できるだけでなく、フィルター機能が使える
  2. スマホアプリにおける情報の遷移力が高い
  3. スマホの板発注機能が最速
  4. IPOの取り扱い数は少ないが、資金拘束がないのでサブとして使える

といった点があるためです。

  1. 日々の売買を低コスト重視で楽しみたい
  2. スマホメインで取引したい

という人なら、間違いなくライブスター証券がおすすめですね!

外部参照リンク:ライブスター証券

外部参照リンク:DMM 株

<関連記事>

松井証券

松井証券の強みは

  1. 他社にはないオリジナル業種でスクリーニングが可能
  2. ストックボイスで有識者の相場観や戦略が動画で視聴できる

といった点です。

松井証券では他社にはないオリジナルの業種がスクリーニングツールに組み込まれています。

具体的には47の大分類と400以上の中分類から検索ができ、

  1. 東証の分類よりもよりわかりやすく詳細な業種分けがなされている
  2. より直感的に同業他社をスクリーニング可能
  3. 前日比ランキングを追うことで、東証指定のセクターではわからないトレンドがわかる

という点が挙げられます。

このスクリーニングは本当におすすめの機能なので、ぜひお試し頂きたい点のひとつですね!

また、松井証券はストックボイスという会社と提携関係にあります。

同社が提供しているインターネットテレビ「ストックボイス」では

  1. 明日以降の相場戦略
  2. IPO企業や市場変更企業のトップへのインタビュー
  3. 動画セミナー
  4. 有識者同士の対談
  5. 日本証券取引所の定例会見

などが視聴可能で、個人投資家から非常に人気があるんです。

この2点は松井証券にしかない強みなので、情報収集の手助けとして持っておくべきでしょう。

外部参照リンク:松井証券

<関連記事>

カブドットコム証券

カブドットコム証券の強みは

  1. 単元未満株サービスが最も使いやすい
  2. 一般信用売り銘柄数がぶっちぎり1位

という点です。

単元未満株とは、通常なら100株単位でしか買えないものを1株単位で買えるサービスを言います。

SBI証券やマネックス証券でも提供されているサービスですが、カブドットコム証券と比較すると明らかに使い勝手が悪いです。

単元未満株を使えば、

  1. 通常なら高くて買えない株を買うことが可能
  2. 1株でも優待がもらえる銘柄を活用して高利回りを実現
  3. 少額でスイングトレード練習ができる

といったメリットがあります。

また、株主優待を低リスクで取得するためには一般信用売りを活用しなければなりません。

カブドットコム証券は一般信用売り銘柄数が業界トップなので、株主優待の取得口座に最適ですね!

外部参照リンク:カブドットコム証券

GMOクリック証券

GMOクリック証券の強みは「他社とは一線を画している銘柄分析ツール」です。

それだけ?と感じるかもしれませんが、このぶっ壊れ高性能の分析ツールを侮ってはいけませんよ・・・。

株初心者では到底気づけないようなことまで視覚的に教えてくれる優れものです!

詳細は関連記事か外部参照リンクからどうぞ。

外部参照リンク:GMOクリック証券

<関連記事>

証券会社における基本の組み合わせはこれ

色々とご紹介してみましたが、基本的には

  1. 買うべき株が問題なく調べられる
  2. 売買ツールの性能が良い
  3. 売買コストが十分に安い

の3つが揃っていれば問題ないわけですよね!

したがって、基本の組み合わせとして

  1. 楽天証券
  2. ライブスター証券
  3. 松井証券
  4. GMOクリック証券

の4つがあればほとんどのことに対応できます。

楽天証券は銘柄スクリーニング・売買コスト・取引ツールどれを取っても高い水準にあるメイン口座です。

加えてIPO・優待まで使い道があるので必須口座と言えますね!

ライブスター証券は歩み値フィルターなどザラ場分析のパーツかつ低コストでメインでもいける証券会社でしょう。

松井証券は楽天証券のスクリーニングを補助するオリジナル業種と投資情報として使います。

GMOクリック証券もスクリーニングの補助として銘柄分析ツールを使いましょう!

これらを基本に

  1. 株主優待を積極的にやるならカブドットコム証券
  2. IPOをやるならSBI証券

と用途に併せて追加していけば良いです。

まとめ

いかがでしたか?証券会社の強みはそれぞれ違うので、必ず用途にあった会社を使うべきでしょう。

一番やばいのはSBI証券しか持っていない人です。

手数料面だけでも間違いなく損しているので、即刻メイン口座の変更を検討するべきですね。

ご紹介した基本の組み合わせに、必要に応じたサブ口座を追加していきましょう!

<外部参照リンク一覧>

SBI証券

楽天証券

ライブスター証券

松井証券

カブドットコム証券

GMOクリック証券

DMM 株