どうも、ひげづら(@higedura24)です。
みなさんはアセットアロケーションという言葉をご存じでしょうか。
アセットアロケーションとは長期投資における「資産配分」のことで、
- 現金
- 株式
- 債権
などといった様々な資産クラスをどれくらいの割合で持ってますか?という意味です。
今回の記事はそのうちの「現金」をどれくらいの比率で持つべきなのかを考えました。
ここは個人の考えが大きく影響する部分だと思います。
その人の性格や収入などにもよりますが、参考程度に聞いて下さい。
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アセットアロケーションと現金比率
アセットアロケーションを考える際、よくあるのは現金を抜いた図です。
「株と債権を50万ずつ持っているから、比率は半分半分だ」なんて言われるわけですね。
個人的にはこれがすごい不思議で、なんで資産の一部である現金を抜かして考えるの?と感じます。
例えば、株と債権を50万ずつ持っている人の預金口座に100万あったら現金比率が一番高いんです。
もしあなたが「リスクをもっと取りたい!」と考える人であれば、このアセットアロケーションはおかしいということになります。
ただし、この現金が「生活防衛資金」であれば話は別でしょう。
生活防衛資金は「万が一のことがあった場合、しばらくの間なら生活できる現金」という意味合いがあります。
したがっていかなる時もこの現金には触れず、アセットアロケーションからも除外して考えます(私は)。
人によっては「現金を分割してアセットアロケーションを考えるのはおかしい」なんて言う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、アセットアロケーションの中の現金比率を動かすケースが大いに考えられるわけです。
その時に「○円は絶対に動かさない!」なんてやるよりは、あらかじめ抜いてしまった方がわかりやすいと思います。
現金比率を決める基準
アセットアロケーションの中でどれくらい現金を残しておくかは、株式投資に通じるモノがあります。
要は資金管理なので、いざという時に買うためのお金をどれくらい残しておくかというお話です。
アセットアロケーションの現金比率に余裕があれば、
- 株式市場の暴落の際に株式クラスを増やす
- 世界的な株高の際に債権クラスを増やす
- 現金を使って割合を調整し、アセットアロケーションのバランスを取る
といったことが可能なわけですね。
現金は多ければ多いほどリスクも減って安心ではあるのですが・・・その分、資産クラスの値上がりによる恩恵は少ないです。
このリスクリワードのバランスは悩ましく、永遠の課題でもあるでしょう。
現金比率を決める基準は
- 自分にどれくらい固定収入があるか
- リスクを取っても大丈夫なメンタルや生活防衛資金があるか
に尽きます。
大きな固定収入があって毎月50万も現金が増えるならリスクも取りやすいでしょう。
また、生活防衛資金が2000万あるならアセットアロケーションに入ってきた現金はどんどんリスク資産に変えても問題ないはずです。
性格にもよりますが、リスク許容度別の現金比率に対する個人的なイメージとしては
- 高リスク許容度:現金比率20%未満
- 中リスク許容度:現金比率30~50%
- 低リスク許容度:現金比率60%以上
くらいが目安だと思います。
アセットアロケーションの現金比率が高まってきたら
私は「中~高リスク許容度」な人間です。
生活防衛資金もそれなりにあるので、本来であれば入ってきた現金はどんどんリスク資産に変えるべきと言えます。
しかし、私のアセットアロケーションにおける現金比率は高まってきています。
これは意図的にではなく、管理をサボっていた結果として高まってしまいました。
そのため、この現金をどうしようか悩んでいるわけです。
毎月少しずつなにかしらの資産クラスに変えてはいるのですが、もう少しがっつりと変える必要がありますね。
とはいえ記事執筆時点では株式市場は堅調ですし、高配当株に変えるのも気が引ける状況です。
焦って現金から変える必要もないのですが、それにしても少しは変えたいなとも。
今のところの候補としては、ドル円が100円に近づいてくれるならドル建ての変額保険が良いかなと思ってます。
どうせ使わない長期資金なので、口座に置いておくより満期期間を決めて運用した方が良いですからね。
100万円単位で入れておいて、満期で返礼率保証となる変額保険なんて良いなーと感じます。
- ドル円が下がる時期と満期までの年数
- 満期後のドル円の状況
がどうなるかわかりませんが、巡り合わせが良ければ入れるつもりです。
アセットアロケーションへの入金を増やしたい場合
私のように現金をどこに移そうか考えている方もいれば、むしろアセットアロケーションへの入金力を高めたいと考えている方もいるでしょう。
毎月入金するためには
- 収入を増やす
- 支出を減らす
のどちらかを行う必要があります。
私が若い頃は、
- バイトで収入を増やす
- ファイナンシャルプランナーの知り合いに頼んで生活費を見直す
- 不要なものを売り払う
の3本柱で入金力を高め、投資にお金を回しました。
今でもブログを始めとする色々な手段でお金を得ては入金投資法をしていますよ。
そのせいで今回の現金比率記事を書くことにもなったわけですが。
例えば毎月1~2万円の入金が出来れば、年間で12~24万円ずつ投資元本が増えていくわけです。
今からささっと入金を増やして5年経過すれば、現状の投資額に加えて60~120万円も資産が増えている計算ですね。
しかも積立方式ならこれが複利で効いてきます。
現代の悪い風潮でトレードのような短期投資ばかりがフューチャーされますが、これこそが本来の投資の考え方なんですよね。
複利こそ本当に偉大な発明だと思います。
副業を持つことは人によっては難しいですが、生活費の見直しなら誰でも可能です。
悪いことは言わないので早めに生活費くらいは無駄を省いた方が良いですよ。
これからの長い人生で、それが複利でどんどんと効いていきますから。
ファイナンシャルプランナーの知り合いがいらっしゃれば相談するべきですし、お知り合いの保険屋さんでも良いかと思います。
付き合いがないとか、知り合いだと気が引ける場合は無料相談を活用するのも良いですね。
今どきしつこい売り込みはなんて皆無ですし、一度しか会わないので気も楽ですから。
まとめ
いかがでしたか?今回はアセットアロケーションの現金比率についてお話しました。
ご自身のリスク許容度に合わせて、上手に現金比率を調整してみてください。
また、現金比率を高めたければ早めに入金額を増やすための対応を取るべきです。
複利をコツコツと積み上げて、将来に備えましょう。
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