株の大暴落のメカニズム!?原因と対策を知っておこう!

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

株式市場が大暴落するとあらゆる銘柄の株価が下がります。

大暴落時に資金一杯のポジションをしていた場合、その被害は大きく悲惨なものになることでしょう。

株価暴落をもろにくらった時は頭が真っ白で、どうしたら良いのかわからない方も多いですよね。

それならば冷静なときに「株価大暴落のメカニズム」を考えてみてはいかがでしょうか?

この記事では株価が大暴落する一般的なメカニズムに加え、それを考えた上でどうすれば良いのかを書きました。

    

株価の大暴落は売りが連鎖することが原因

いきなりですが、今回の記事のキモとなるウィキペディアからの引用をご覧頂きます。

株価大暴落(かぶかだいぼうらく)は株式市場全体で株価が突如急激に低下すること。 暴落は経済要因に加えパニックにより加速される。

また投機的株価バブルに続いて発生することが多い。

株価大暴落はある市場参加者の売りからポジティブフィードバックがはじまり、より多くの市場参加者の売りを加速するという群集心理に、外部経済事象が重なった社会現象である。

外部参照リンク:ウィキペディア|株価大暴落

なるほど、株価の暴落とは

  1. 経済的要因(トリガーイベント)で大幅安
  2. 市場参加者がパニック売りを引き起こす
  3. 売りが連鎖してさらに株価が暴落

という流れで起きるとのこと。

どうやら株価暴落とは「株式市場に参加する人間の心理が巻き起こす社会現象」と認識して良さそうですね。

また、これとは別に

  1. 株価暴落前の市況感が楽観的である
  2. 市場PERが長期平均を上回り、実際に堅調
  3. 上記からハイレバレッジのポジションを持つ投資家が多い

といった条件も重要な要素です。

話をまとめると

  1. 株価暴落前の安堵感から資金以上のポジションを持っている投資家が多い
  2. そこにイベントが起こり、株価が大幅安となる
  3. レバレッジをかけていた分だけ資金が一気に減り、安堵感から一転して焦燥感へ
  4. 冷静な判断ができなくなった投資家達が売り始める
  5. それを見た別の投資家達も売り始める
  6. さらにそれを見た投資家達が・・・

という流れで我先にと売り始めるのが株価暴落の基本的なメカニズムというわけですね。

株価大暴落の先に待っているものとは

株価大暴落が起きようとも、自分のポジションを現物中心に持っていた場合は「売らずに放置」という手段を取ることも可能です。

見方を変えれば、株価大暴落はイレギュラーな要素が絡む「事故」とも考えられます。

そのため通常の下げ相場や下降トレンドと違って、かなりの短期間で収束することも珍しくありません。

それでも株価が暴落して「売らざるを得ない状況」というのは「追い証」が関わってくる場合です。

前述のように株価暴落は「ハイレバレッジでポジションを持つ投資家が多い」という要素があり、追証売りがさらに売りを加速させるわけですね。

しかし、ここで重要なのは「追証売りを出し切った株式市場はどう動いていくのか」という点でしょう。

市場の信用評価損益率が下がりきり、売らなければならない人達が売ったあとは売らなくても良い人達が残ります。

株価暴落のあとは割安な株が出てきますので、

  1. 追証売りに遭わなかった
  2. なおかつ資金に余裕がある

といった投資家達はそれらの株を買うはずですよね。

そういった買いが段々と安堵感を演出し、少なくとも大小に関わらず一旦のリバウンドを起こすのが普通です。

株価大暴落への対策とは

株価大暴落は

  1. 楽観ムードの中で信用取引が積みあがり
  2. それがイレギュラー的に崩れ
  3. パニック売りを引き起こす

という流れで巻き起こります。

そしてその追証売りが止んだタイミングでリバウンドを引き起こしやすいんでしたよね。

こういった流れを考えた場合、株価暴落の対策としては

  1. 株式市場の楽観ムードが強い場合には売り上がりを進める
  2. 資金に対して過剰なレバレッジは組まない
  3. 株価暴落から追証売りに発展するかがキモ
  4. 株価暴落が起き、追証売りラッシュに発展する(した)場合は静観する
  5. 追証売りが止んだタイミングで買いを入れる

といったことが挙げられそうです。

みんなが安堵感の中で買うのなら自分は売り、焦燥感の中で売るのならタイミングを見て買うというわけですね。

これを行うために重要なのは「暴落後のタイミングで余力があること」でしょう。

そのためには

  1. 普段から資金に対してどれくらいまでポジションを取るか決めておく
  2. 楽観ムードで売って資金を解放しておく

といった必要がありそうです。

ちなみに楽観ムードを掴んだり、追証売りが間もなく出そうかは

  1. 恐怖指数
  2. 信用評価損益率

といった地合いに関する指標を観察していけばそうそう難しいことではありません。

ただし、現代はTwitterなどで知らない投資家の行動や考えを知りたくなくても知ってしまう時代なので、そういったノイズに惑わされないような意識改革は必要でしょう。

大衆の逆を行くことは精神的な自立が最も必要なので、そこだけは苦しい思いをするかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?今回は株価暴落の基本的なメカニズムと対策についてお話しました。

暴落は安堵感の中で育つので、リスクオンの相場では利益確定を忘れずに行いましょう。

また、実際に株価暴落が起き、追証売りに遭う投資家が多く出た場合にはどこで買いを入れるのか検討すると良いですね。

その際は余力を残しておくことと地合いに関する指標を観察することを意識してくださいね。

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