どうも、ひげづらです。
今回は逆張りでエントリーする際に心がけていることについてご紹介します。基本的に逆張りは個人投資家にとっては良いことではないと私は考えています。
しかし、どうしても欲しい銘柄が出てくるのもまた事実です。そんなときにどういったことに気をつけてエントリーしているのかを記事にまとめましたのでぜひ参考にしてみて下さい。
逆張りとの付き合い方
まず逆張りとはどういった投資行動なのか考えてみましょう。
逆張りとは株価が下がっているタイミングで「そろそろ上がるだろう」と株価の動きとは反対の売買を行うことです。
順張りが「今まさに上がっている株を買う」のに対して逆張りは状況がどうであれ「今まさに下がっている株を買う」というわけですね。こう考えるとリスクが高い行動だということがおわかり頂けるかと思います。
逆張りするときに考えてしまうのが「ナンピン」といって下がるにつれて買い増しを続けていく行為ですが、これもリスクが増えている割にリターンはそれほど高まってはいません。
そもそもナンピンするつもりで買うのなら初めからもう少し待ってから買えば良いだけですからね。
ただし、私の中で「やってもいい逆張り」すなわち「リスクよりリターンのほうが大きい逆張り」というものがあります。それは
- 押し目
- ボックス
- 大底確認後のエントリー
です。これからひとつずつ説明しますが、ポイントはリスクの大きさが目に見えているのかということです。どこまで下がるかわからないけど欲しいから買うといった破滅的な逆張りとは違って
リスクはここからここまでだ
と明確にわかるように逆張りすることが重要なんだと考えながら読んでみて下さい。
押し目
押し目とは、上昇途中の株価が一時的に値を下げたタイミングのことです。図で見るとこんな感じです。
押し目で買ったときはもちろん株価が再上昇するかはわかりません。しかしこんな状況であればどうでしょうか?
しっかりと上昇している中での押し目かつ、中期線にタッチするタイミングであれば支えとなるものが視覚的にありますよね。
エントリーの理由も「上昇している株価が中期線まで押したから」と明確なのでロスカットの判断も必然的に「株価が中期線を割り込んだら」となります。
これならリスクは中期線を割り込むまで、リターンは中期線から上(もしくは直近高値)なのでリスクリターンも合っていて良い逆張りです。
重要なのは「ミクロ的には株価が下げている最中なので逆張りであるが、マクロ的には上昇トレンド継続中で順張り」という点ですね。
ボックス
ボックスとはある一定の価格帯を上抜けたり下抜けたりしないように株価が動いている状態のことです。銘柄によってボックスの状態が長く続きやすいものがありますからそういった銘柄で逆張りをすることも1つの手です。
図で見るとこんな感じ。
ボックスであることを確認した上で、「株価がボックス安値にきた」という理由でエントリーをしているのでロスカットの理由も必然的に「ボックス安値を割り込んだから」となりますね。
リスクは安値を割り込むまで、リターンはボックス高値ということになりリスクリターンも合っています。
大底確認後のエントリー
最後に大底確認でのエントリーです。実はこれが非常に難しい。ですがばっちりと大底で買えれば一番値幅がとれるパターンです。図で見るとこんな感じ。
ポイントは2番底まで確認したあとに形成された小さな安値を合図に買っていることです。
大底確認のケースは前述の押し目やボックスと違いゴリゴリの逆張りです。当然、直近安値や2番底を抜けて3番底を形成しに行くパターンだってあります。
重要なのは2回大きな安値を確認したことで下値余地を予想してリスク限定やロスカットラインの設定を明確にしている点です。
だだ下がっている状態のときにどんどんナンピンするのではなく、こうやってリスクの範囲をここからここまでと視覚的に表して買うことが自分の資産を守ることになります。
エントリー理由は「2つの大きな安値と、1つの小さな安値を確認できたから」であり、ロスカットの理由は「小さな安値を割り込んだから」もしくは「2つ目の大きな底を割り込んだから」となります。
2番底をロスカットラインに設定するとリスクが大きくなりすぎてしまうケースがあるので気をつけて下さい。
図よりもリスクを限定する場合には中期線を超えた段階でエントリーするのがおすすめです。中期線を超えていれば支えが入りますし、中期線もすぐに上向きになる場合が多いです。
図だとこんな感じ。
ちなみに大底確認ではRCIが便利ですね。
- 短期・長期のRCIがしっかりと-100%付近まで近づいている
- そのあとゴールデンクロスしている
という状況になるとそろそろ本格的な反転かな?という雰囲気になります。MACDのゴールデンクロスも合わせて確認するとさらに安心です。RCIとMACDについてはこちらを参考にしてください。
まとめ
いかがでしたか?私は逆張りするときに今回ご紹介した3つのケースにあてはまっているかを確認するように心がけています。
リスクを限定してリターンを大きく獲ることが重要ですのでぜひ参考にしてみて下さい。
ちなみに順張りと逆張りの使い分けについては株の順張り逆張りの基本!使い分けのポイントを知っておこう!で解説しています。
それではまた!