どうも、ひげづら(@higedura24)です。
REITとは投資信託型の不動産商品のこと。
通常の不動産投資と違い、それひとつで様々な不動産に投資することができます。
しかし、以前書いた記事で述べたようにREIT自体にも色々な商品があるわけです。
したがって、REITに投資したければバランス型の投資信託に含めればそれで良いじゃないかということを言いました。
しかし、いわゆる積み立て投資信託には興味が無いという方も中にはいらっしゃるようですので、今回は上場型REITのご紹介です。
この記事では上場型REITを株式投資で活用する上で知っておきたい
- 特徴
- 配当
- 優待
について書いてみましたのでぜひご参考ください。
REITは株式市場にも上場している
冒頭でも書いていますが、REITの中には通常の株と同じように上場しているタイプがあります。
上場型REITとはその名の通り株式市場に上場しているREITのことですね。
通常の株式売買と同じようにリアルタイムで売買ができるだけでなく、流動的に売買することで利益を上げることも可能です。
そんな上場型REITの特徴として
- 高配当利回り(5%以上はザラにある)
- インフレに強く金利に影響される
- どんな不動産に分散投資されているかは銘柄次第
- 上場廃止で資産価値0
- その上場REITが保有している不動産価値の下落で値動き変動
といったものが挙げられます。
こうした特徴を抑えた上で上場型REITを活用するのであれば、高配当利回りを理由に長期投資しても良いでしょう。
上場型REITは高配当利回りを活かした長期投資がおすすめ
上場型REITは利回りが高く長期保有したときのリターンも大きい特徴があります。
例えば、
- 配当利回り:5%
- 保有期間:5年
というREITであれば保有額の25%が配当リターンとして入ってきます。
つまり5年後に値下がりしたとしても25%以内であればトータルでプラスとなるわけです(税抜きかつ単利計算すれば)。
最終的なリターンはキャピタルゲインを合わせたものになりますが、長期足の底値付近で買って置いておけば配当で大きく稼ぎやすいのも事実です。
上場株式より流動性は低いですが、直近の底値でうまく買えていればトータルでプラスにはなりやすいと感じます。
ただし、上場型の場合ですと保有不動産に偏りが大きいという特徴があるのは忘れてはいけません。
例えば、大江戸温泉リートの場合は大江戸温泉グループが運営している温泉施設に特化していますよね。
そのため大江戸温泉に何かしらの問題が浮上したときには大きく値動きする可能性があるというわけです。
他の上場株式よりも値動きは小さいですが、母体(スポンサー)に関係することには当然値動きしますし、保有不動産がなくなってしまえば資産価値もなくなりますのでご注意を。
また、不動産業界やREIT指数など全体地合いも影響するでしょう。
上場型REITの配当は減配されづらい理由がある
ところでなぜREITはこんなにも配当利回りが高いのでしょうか?
それはREITが投資法人によって運用されているからです。
投資法人には利益の90%以上を分配金として投資家に還元することで法人税を回避するという節税テクニックがあるんですね。
そのため配当利回りが高く、長期投資に向いている側面があります。
前述のようなリスクはありつつも、分散投資や他の資産クラスと併用しながらこういったメリットを長期投資で享受していけばインカムゲインで稼ぎやすいと考えられるでしょう。
配当利回りが高いだけでなく株主優待もついている上場型REITまである
上場型REITは配当利回りの高さが魅力的ですが、さらに株主優待がついた上場型REITもあります。
これにより実質利回りがさらに底上げされるのでお得ですね。今回はその中でおすすめのものをいくつかご紹介しましょう。
※価格は2019年4月19日時点のものです。
大江戸温泉リート投資法人
あの有名な大江戸温泉をスポンサーに持ち、全国の大江戸温泉施設に特化して投資しているREITです。
- 1口:86000円
- 配当利回り:5.7%
- 優待内容:5口以上で宿泊料金1000円割引券1枚(10口以上で2枚)
- 優待必要金額:43万円
- 優待月:5・11月
- 5年配当額:12万2550円(5口分)
インヴィンシブル投資法人
ソフトバンクグループのFIGがスポンサーの上場型REIT。ホテルや住居を核に、オフィスビルや商業施設などにも投資しています。
- 1口:54500円
- 配当利回り:5.7%
- 優待内容:10口以上で関連ホテル宿泊10%割引
- 優待必要金額:54万5000円
- 優待月:6・12月
- 5年配当額:15万5325円(10口分)
ジャパン・ホテル・リート投資法人
マレーシアのロックライズ社がメインスポンサー。ホテル特化型リートで、国内客に加え訪日客の需要も重視しています。
- 1口:88200円
- 配当利回り:4.41%
- 優待内容:10口以上で対象ホテル宿泊10%割引およびレストラン利用10%割引券を5枚ずつ
- 優待必要金額:88万2000円
- 優待月:6月
- 5年配当額:19万4481円(10口分)
まとめ
いかがでしたか?今回は上場型REITについてご紹介しました。
特徴をしっかりと理解した上で高配当株と組み合わせるのがおすすめです。
高配当株に関する記事は
がありますので上場型REITと組み合わせてみてはいかがでしょうか。それではまた!