株の損小利大を題材に負けない手法を掘り下げてみよう!

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

みなさんは株式投資をやる際にどんなことを心がけていますか?

よく言われることは「損小利大」というキーワードで、誰もが目指す投資スタイルですよね。

この損小利大がなぜ株式投資でよく言われるキーワードなのかわかりますか?

それは損小利大が理論的に負けない投資スタイルだからです。

今回はそんな「損小利大」を題材に「負けない投資」を考えることの大切さについてお話しします。ぜひ参考にしてみて下さいね。

    

株における損小利大とは

冒頭でお話したように株式投資では

損小利大を目指せ!

損小利大なら負けない!

損小利大で家が建つ!

なんて言われます。損小利大を具体的に言うならば

損が1000円で利益が5000円

これが損小利大です。要するに損した額よりも利益の方が大きければ良いということ。

これは単発トレードでも複数回のトレードでも同じです。つまり、

5回トレードした結果、損が5000円で利益が10000円

などの場合ですね。この損小利大がなぜ株式投資では重要視されるのか具体例で考えてみましょう。

  1. 10回トレードを行い5勝5敗。1回の損失と利益は共に1000円。
  2. 10回トレードを行い4勝6敗。1回の損失は1000円、1回の利益は2000円。

①の場合は勝率が50%で損益通算は0円です。

②の場合は勝率が40%で損益通算は・・・なんと+2000円です。

そうです。よくよく考えると当たり前のことなんですが勝率が半分以下(半分以上負けている状況)でも1回の利益が大きいトレードを繰り返しているとトータルでは利益が積み重なっていくんです。

損小利大が株式投資で叫ばれている理由はこういったことが起こりえるからなんですね。

もっと言うならば、損小利大という概念は株式投資における理論的な「負けない仕組み」ということになります。

株で負けない手法とは

今回の記事で言いたいことは負けない仕組みを作って負けない株式投資をしよう、ということです。

1回1回のトレードで負けない、ということは不可能ですがトータルで負けない、もしくは負けづらい仕組みというのは十分に実現可能ですからね。

「理論的に負けない」を突き詰めていくと利益が積み重なりやすくなりますので初心者さんはそのためにどうすればよいのかを模索するべきです。

例えば損小利大にするトレードはどういったものなのか。

損小利大を言い換えるなら「利益を伸ばして損を縮める」ということです。これを実際の投資行動で具体的に表すなら

含み益はなるべく伸ばして、含み損はなるべく早く切る

ということですよね。さらにこれを具体的な投資行動として言い換えるなら

含み益のある銘柄は利益が残るように放置、含み損はロスカット基準を明確に設定して逆指値

ということが例として挙げられます。さらにここから

含み益が残る仕組みとは?

含み損がなるべく膨らまないロスカット方法とは?

といった具合にどんどん掘り下げていくともう掘り下げられないというところまで考えが深まります。そこまで到達したらあとは検証あるのみです。

過去チャートや未来の売買で検証して改善、変更して改善を繰り返していくとあなただけの負けない投資方法が慣性します。

損小利大のために含み益を伸ばす

先ほどの例の中で「含み益が残る仕組みとは?」という疑問が出てきました。初心者さんや株式投資でうまく利益が残せていない方のために簡単で確実な方法をご紹介します。それは

トレーリングストップ

です。トレーリングストップとは簡単に言うと利益が伸びるにつれて逆指値ラインを上げていく方法を言います。

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一般に株を買ったらロスカットラインを考え、そのラインに逆指値を入れておきますよね?(入れていない人は今すぐ入れる習慣をつけてください)

この逆指値はロスカットの目的なので自分の平均取得単価よりも安いラインで入れるわけです。

逆指値を入れておけばロスカットラインに到達した場合に自動的にロスカットがなされるので兼業さんでも安心して株の売買が出来ますし、大抵の場合はどのくらいの損に収まるのか検討がつきやすい。

これはいわば損小利大の「損小」の部分を担う逆指値ですが、「利大」まで実現するためには株価が上がっていき含み益になった場合でも逆指値を活用するのが望ましいです。

図のようにロスカットラインをぐぐぐっと上にズラし、平均取得単価よりも上に逆指値の位置がくるようにします。すると買値から現在値までの含み益(赤矢印の大きさ)に対して、最低でもズラした逆指値までの含み益(青矢印の大きさ)が実質の確定益という状況を作れます。

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そこからさらに株価が伸びていけば新しい利益確保ラインを設定してどんどん利益確保額を増やしていくと最初のロスカットライン(想定した損失額)に対してはるかに大きい割合の利益が残るような仕組みとなるわけです。

これがトレーリングストップという損小利大の「利大」を実現するための仕組み。

株式投資ではこういった考え方を活用してトータルでなるべく負けづらい仕組みを構築していくことが非常に重要です。

その他にも分割決済などリスクを減らしながら利益を伸ばしていく方法を練習すると非常に心強いですよね。

まとめ

いかがでしたか?今回は損小利大を題材に負けづらい仕組みを考えることの大切さをお話しました。

ぜひご自身でも「負けない」とはどんなことを言うのか考えていただき、そこから掘り下げて考えてみてはいかがでしょうか?

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それではまた!