【VWAP】株のデイトレ初心者はこれを使え!簡単に反転ポイントを予測!

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

みなさんはデイトレードをする際に出来高を気にしていますか?

また、どの価格帯でどれくらいの人が売買をしたのか意識していますか?

これは一般に「価格帯別出来高」という概念ですが、デイトレードにおいてはもっとわかりやすくて実戦的なテクニカル指標があります。

その名もVWAP(ブイワップ)

この記事ではVWAPの基本的な概念と簡単な活用方法について解説します。

    

VWAPとは

VWAPとはVolume Weighted Average Price(売買高加重平均価格)の略で、

当日の約定価格を価格別出来高で加重平均したもの

を表しています。

VWAPはこの「出来高で加重平均した」というのが大きなポイント。

例えば、当日中に約定した価格が

  1. 900円
  2. 1000円
  3. 1100円

だったとしましょう。単純にこれを平均すると1000円になります。しかし、

  1. 900円:100株
  2. 1000円:100株
  3. 1100円500株

といった具合に価格別の約定数を考慮してあげると、平均値は約1057円になりますね。

最初より平均値が上がったのは1100円での約定数が多かったからです。

このように、VWAPでは単純な当日中の約定平均値を表すのではなく出来高を加味して表してくれるのがミソというわけですね。

価格帯別出来高は過去の値動きにおける約定分布を表していますが、VWAPはあくまで当日中のお話です。

その日の約定事実に基づいた「新鮮な取引推移」を如実に表しているため、機関投資家の売買目安にされていることも非常に多いテクニカル指標。

値動き監視時や指値注文時にVWAPを意識してあげると非常にスムーズに約定させることができます。

暴騰後の押し目では一見するとなんの目安もないことが多いですよね。

そんなときにVWAPを目安に注文を入れてあげると大きな武器になるんですよ。

VWAPを見てみよう

では概要がわかったところで実際のチャートにVWAPを表示してみましょう。

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これはある銘柄の5分足チャート。ローソク足の下でピンクのラインが走っているわかりますか?

これがVWAPです。

この銘柄は前日終値からギャップアップして上昇トレンドを描いているため、ローソク足よりもVWAPの方が低い位置にありますね。

VWAPは当日の約定価格を出来高で加重平均したものなので

  1. スタート位置は始値
  2. 始値から上昇トレンドを描けばローソク足よりも下へ
  3. 始値から下降トレンドを描けばローソク足よりも上へ

という特徴があります。

VWAPの活用方法

VWAPの活用方法としてはレジスタンスおよびサポート活用が一般的です。

例えば、先ほどのチャートは寄りつきから上昇トレンドを描いたのでサポートとして活用できるわけですね。

f:id:higedura:20190326145127p:plain

図の赤枠部分では、

  1. 高値から下落
  2. 中期線を下抜ける
  3. VWAPがサポートとなり反発
  4. 中期線を上抜け

という流れになっています。

別の例では・・・

f:id:higedura:20190326145556p:plain

  1. 寄りつきから下落して長期線を突き抜ける。VWAP下で推移。
  2. オーバーシュートから反発したものの赤丸部分でVWAPがレジスタンスに

となっていますよね。

しかし何度もトライして、青枠部分でVWAPを上抜いてからは株価の上昇が強まっています。

移動平均線や安値高値でも同様ですが、

  1. 一度突き抜けるとレジサポの役割が反転する
  2. ブレイクで値動き加速

という特性があるので覚えておきましょう。

ところでなぜVWAPがレジサポとして作用するのかわかりますか?

基本的な考え方は移動平均線と同じです。

つまり、

  1. 当日中に売買した投資家のポジションを平均したのがVWAP
  2. VWAPより現在値が高い ⇒ 当日売買した投資家の損益状況が良い
  3. VWAPより現在値が低い ⇒ 当日売買した投資家の損益状況が悪い

という捉え方ですね。

移動平均線も、設定期間における約定価格の平均値を表していて同じような考え方で活用されていますよね?

移動平均線も大事ですが、個人的には日中足の短期線よりよっぽどVWAPの方が信頼できると考えています。

・・・一応誤解のないように言っておきますが、VWAPは移動平均線と組み合わせて使うものです。

そのためどちらかを妄信するのではなく両方の状態を見てくださいね。

私はVWAPと中長期移動平均線を活用しています。

併用することで・・・

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このチャートの赤丸部分のように、両方でサポートをしながら勢いよく株価を持ち上げてくれることもあります。

VWAPと相性が良い銘柄とは

VWAPって使えるな!ということはおわかりいただけたかと思います。

ただし、「VWAPと相性が良い銘柄」の条件があります。

それは

  1. 時価総額は100億円以上が目安
  2. 板が厚く、活況している
  3. できれば東証一部が好ましい

という条件。これらが示すことは「機関投資家が参入しやすい銘柄」ということですよね。

前述のように、VWAPは機関投資家が売買判断として活用している側面があります。

従って、機関が売買できるような状態の銘柄でなければ効果は薄いです。

世の中にはVWAPトレーダーという方達がいて、そういった方々はもちろんVWAPを目安に売買してくれます。

しかし、個人の資金よりは機関の資金を利用したほうが効率は良いので適度な銘柄の大きさというものは必要かと考えています。

ちなみにVWAPを活用する場合、楽天証券が一番おすすめ。

VWAPは若干マイナーなテクニカル指標なので証券会社によってはスマホアプリで設定できないこともあります。

楽天証券であればスマホもPCも設定可能ですので、ぜひお試し下さい。

スマホ設定は5分足以下のチャートを表示して「設定」⇒「トレンド」の中にあるVWAPにチェックを入れるだけです。

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まとめ

いかがでしたか?今回はVWAPの基本や簡単な活用方法をご紹介しました。

この記事でお話してきたVWAPの基本を抑えながらうまく活用してあげると、移動平均線も過去の転換点もなにもない場所だろうと、反転タイミングが判別できるというメリットがあります。

デイトレにおける簡単かつ精度の良いレジサポ確認手段となりますので、ぜひご活用ください。

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