iSPEEDでは配当金の見方や確認方法はどのような手順か知りたい!
今回はそんな方に向けて書いた記事です。昨今ではFIREという言葉が流行っていて配当金投資への注目が高まっていますよね。その一方で、意気揚々と楽天証券の口座開設をしたがスマホアプリiSPEEDではどのように配当金を確認してどういった見方をすべきかわからないという方もいそうです。
この記事ではそんな方々の悩みを解決するためにiSPEEDを使った
- 配当金の見方や確認方法
- 権利落ち日はどこに書いてあるのか
- どういったことに気を付けて配当株を選べば良いのか
といった内容をまとめました。これから夢の配当金生活に向けて頑張っていきたいという方はぜひご参考ください。
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iSPEEDでは配当金の見方や確認方法はどのようなものか
では最初にiSPEEDを使って配当金の数字をどう調べるのかを述べます。手順はとても簡単で、最初に画面下のメニューから「検索」を押してください。調べたい銘柄のコードや名称を画面上部の検索窓に入れて検索し、目的の銘柄がヒットしたら選択して個別銘柄ページへ入りましょう。
TOP画面は時価総額や四本値が記載されたサマリータブなので、そこから画面を左に2回スワイプ(つまりタブを右に動かしていく)すると市況情報というタブに切り替わります。この市況タブの上部には配当という欄があるので、ここを確認すればその銘柄の配当金予想がわかります。
ちなみに配当欄の右側には配当落日も載っているので、ここを確認すれば次はいつもらえるのかもわかりますよ。ちなみに配当落日とは「配当をもらう権利が確定する翌日(配当とほぼ同等の価値が株価から剥落する日)のこと」で、確認した配当金をもらいたければその前日までに該当銘柄を保有していなければなりません。
過去の配当推移の見方
ところで、上記はその年の配当金を単体確認しただけなのですが、過去の配当金推移も確認したいという場合は市況情報ではなく「四季報」タブから確認します。こちらも見方は簡単で、市況情報から画面を左にスワイプしていくと四季報情報がまとめられている画面があるのでそこを見るだけです。
四季報欄は
- 企業の基本情報
- 業績情報
- 財務情報
に分かれていますが、配当推移はこのうちの業績上方がまとめられている部分にあり「過去3年+2期分の1株当たり配当予想」が掲載されていますよ。ここを確認することでその銘柄が配当金を
- 増やし続けているのか
- 減らし続けているのか
- 現状維持なのか
が直近傾向としてわかるので大変便利です。
配当株を選ぶ時に注意すべきこと
iSPEEDを使った配当金の見方や確認方法は以上になりますが、ここでは実際に配当株を買う際に気を付けなければならないことを簡単にまとめておきます。まず最低限として長く保有できる配当株の条件として
- 売上高が増加傾向、最低でも同水準で維持されていること
- 利益が黒字で安定していて増加傾向もしくは最低でも現状維持
- 1株あたりの利益と1株あたりの配当金を比較した時に配当金の方が少ないこと
- 自己資本比率が最低30%以上、事業内容的に厳しい場合は利益剰余金が有利子負債よりも多いこと
といったことが挙げられます。これらは全て配当金を安定的に供給できる企業かどうかをチェックするために設けた項目です。
配当金は全て事業利益や企業の蓄えから捻出されるものですので、例えばその源泉となる売上高や利益が増加傾向でなければ
- もらえる配当金も増えていかない
- いずれ配当源泉が枯渇して減配されてしまう
ということになるでしょう。また、いくら配当金がたくさんもらえる企業が良いと言っても事業利益より多く配当金を捻出していてはこれもいずれ枯渇してしまいますよね。企業の懐具合が良いほど一過性の利益減少や景気悪化にも耐えやすいので、借金の少なさなども重要です。
こういった基本要素を支えるためのサブ条件として
- 売上高営業利益率が10%以上
- ROE20%以上
など収益性や事業効率の良さを担保する条件が付くとなお良いでしょう。
事業が安定していて配当金政策もしっかりしている会社は配当金を年々増やしてくれる傾向があるので、過去推移から何%増加しているかなど自分で条件を考えても良いですね。
iSPEEDを使った配当株の探し方
では最後にiSPEEDを使って上記のような株をどのように探せば良いのかまとめておきます。実はiSPEEDには銘柄スクリーニング機能がついていまして、これを使えば利回りが高くて優良な配当株を簡単に探すことができるのです。
と言ってもやり方は簡単で、まずは画面下部のメニューから「検索」を押して「スーパースクリーナー」を選択します。
すると条件指定ができる画面に入るので少し下にスクロールして「検索条件追加」を押してください。
あとは先ほど挙げたように
- 業績の成長性や事業効率性:過去3年平均売上高成長率・営業利益率・ROEなど
- 財務健全性:自己資本比率・有利子負債自己資本比率など
- 配当面:配当利回りなど
といった様々な条件を組み合わせて銘柄を絞り込みます。
ただしあくまでこの機能は絞り込みに過ぎないので、絞り込んだ銘柄は必ず四季報で直近の数字を確認しましょう。また、最近はどのようなニュースがあり株価水準はどのくらいかなど仕上げの部分は自分の手でしっかりと行ってください。
まとめ
今回はiSPEEDを使った配当金の見方をお伝えしました。配当情報は市況欄や四季報欄で簡単に確認できますし、iSPEEDには検索機能もついています。
長く配当株かどうか判断するためには売上高や利益が増加もしくは維持されているか、財務面は健全に保たれているかなども重要です。iSPEEDの検索機能を使えば配当株は簡単に絞り込めますが、最後の売買判断はしっかりと企業内容まで確認して行いましょう。
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