板読み術とチャート読解の比較!メリットデメリットってどんな所?

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

デイトレをする際に、あなたは板読みとチャートどちらを重視していますか?

私はどちらも大事で、それぞれにメリットデメリットがあると思います。

したがって、こういう時は板読みを重視して、ここはチャートを重視する・・・というのが私の考え方です。

この記事では板読み術とチャートを比較した時に、それぞれにどんなメリットデメリットがあるかを簡単に解説しました。

やろうと思えばどちらもトレードのきっかけになるかと思います。

    

板読み術とチャートの比較

では早速ですが板読み術とチャートの比較をしていきます。

板読み術のメリットデメリットとは

まず板読み術のメリットですが、

  1. 本質的な値動きの初動を掴める(チャートより早い一次情報)
  2. 歩み値と組み合わせてローソク足の中で起きたことがわかる
  3. チャートだけでは難しいスキャルピングが可能

といったことが挙げられます。

逆にデメリットは

  1. 経験値による部分が大きく、書籍も少ないため取っかかりにくい
  2. それまでの流れを読み取るのに時間がかかる
  3. 同時に複数の板を見ることが難しい
  4. 機関投資家(アルゴ)の進化によって個人投資家は不利

ということが挙げられるでしょう。

板読み術最大のメリットは何といっても「チャートより早く値動き判断ができる」ということですね。

同じ銘柄を見ていても、チャートだけ見ているのと板読みをするのでは決断の速さに差が出ます。

その理由はチャート(ローソク足)が進むのは

  1. 5分足なら5分
  2. 15分足なら15分
  3. 30分足なら30分

と完成までに時間がかかるからです。

チャートを1分足にしてもやはり限界はあって、値動き(板の動き)の結果として出来あがったのがチャートと言えます。

したがって板読み術で見た値動きは一次情報で、そこから一定時間経過して終値がついた段階でチャート(二次情報)が発生するわけです。

また、歩み値を併用すればローソク足のどこで大きな出来高がついたのかもわかります。

例えば陽線ひとつ取っても、

  1. 始値の付近で大きく買われた結果、買いが追随したのか
  2. 始値からじわじわ買われて、終値がつく直前に大きく買われたのか

を読み解きやすいです。

どこで大きく出来高がついたのかで、想定する流れを変えるケースもあります(私は)。

ただし、ザラ場の途中から見始めた板はそれまでの流れがパッとわかりません。

歩み値で遡ればわかりますが、時間がかかるし面倒です。

かといってあまりに多くの板を常に監視することも、私の感覚では難しいと感じます。

チャートのメリットデメリット

次にチャートのメリットデメリットについてです。

チャートのメリットは

  1. それまでの値動きの流れやレジサポが視覚的にわかる
  2. 慣れれば同時にいくつものチャートを観察できる
  3. 出来高など複数の指標によって精度を高めたり、再現性ある手法が可能
  4. 書籍も多く、株初心者でも勉強しやすい
  5. FXでも応用できる部分があり、つぶしが効くことも

といったことが挙げられます。

逆にデメリットは

  1. リアルタイムの値動きの結果できた二次情報である
  2. スキャルピングには向かず、同じ形状でも中身に違いがある

といったことが挙げられるでしょう。

チャートの良い所はわかりやすさで、比較的初心者さんでも勉強しやすいと思います。

また、視覚的という特徴によって板読み術のデメリットを補う効果もありますよね。

もっと言えばずーっと板を凝視している必要が無くなって、チャート上で重要な価格にきた段階で板読みに移行すれば良いわけです。

そうすることでリスト内の銘柄をまんべんなく意識できて、細かな判断と大まかな判断の役割分担がしやすくなります。

逆に言うと板読み術もチャートの苦手な部分を補っているということでもあり、どちらも大事だと言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?今回は簡単ではありますが、板読み術とチャートのメリットデメリットを考えてみました。

色々なご意見があって、人にとって手法や考え方は様々です。

最も重要なのは自分に合っている方法でトレードを行うことですね。

スイングメインなら板読み術なんてそこまで必要ないわけですから。

板読み術もチャートも利益を得るという目的は変わらないので、ただの手段でしかありません。

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