急成長株の見つけ方!売上高や営業利益で簡易的に絞り込む方法!

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

業績が急成長する銘柄は株価もうなぎ登りに上がっていくことが多いでしょう。

その理由は業績向上によって1株あたりの価値が上がっていくためで、長い目で見れば当然のことと言えます。

逆に言えば業績が急成長する株を見つけられればその波に乗れるわけですが、四季報をしらみつぶしに探していくのも一苦労ですよね。

そこで今回は証券アプリの機能を活用して、急成長しそうな株を簡易的に見つける方法をご紹介しました。

口座さえ持っていれば誰でもできる方法なので、ぜひご参考下さい。

    

急成長株の見つけ方とは

今回活用するのはSBI証券のスマホアプリです。

SBI証券のスマホアプリは長らく使いづらいものでしたが、最近になってやっと大幅な改良アップデートが施されるようになりました。

改良点のひとつに「スーパースクリーナーの機能拡充」があり、今回はこれを活用します。

やり方は非常に簡単で、まず下部メニューから「銘柄検索」をタップ。

そして「スクリーニング」をタップして、新規スクリーニングを選びましょう。

すると市場や規模に業績などを指定できる画面に入るので、一番下までスクロールして「検索条件の追加」をタップ。

実に様々な追加条件が出てきますので、上部タブから「コンセンサス」を選択して下にスクロールして下さい。

急成長株のスクリーニング条件

急成長株を見つける方法で使える条件は成長率に関係する条件で、具体的には

  1. 長期成長率:1株あたり当期純利益または1株あたり営業活動資金を対象指標とした3~5年の長期成長率予想
  2. 売上高成長率:直近決算期の売上高に比べ今期の売上高がどの程度成長するかを予想
  3. 経常利益成長率:直近決算期の経常利益に比べ今期の経常利益がどの程度成長するかを予想
  4. 過去5年平均営業利益成長率:過去5年における営業利益の年平均成長率
  5. 過去3年平均売上高成長率:過去3年における売上高の年平均成長率

あたりが中心となってきます。

成長株を見つけるスクリーニング方法として有名なのはオニール氏が考案したCANSLIMですが、上記のような条件を組み込むことでそれに近いことが簡易的にできますね。

例えばCANSLIMを意識した場合、一般に売上高やEPS(1株あたり利益)の成長率は35%以上とされます。

上記の追加条件の中には売上高成長率や経常利益成長率があるので、この条件を組み込んで・・・

売上高と営業利益成長率でスクリーニング

少し甘めの30%以上に設定してあげれば36銘柄まで絞り込むことができました。

SBI証券アプリの良い所は設定値ごとに銘柄の分布も示されている点で、これによってどのくらいの設定値を入れればどれくらいヒットするかがわかりやすくなっていますよね。

ちなみに売上高成長率や経常利益成長率はあくまで予想値なので、結果的に全く届かない決算発表だったということもあるでしょう。

そういった可能性を考えてもう少し保守的な成長率担保が良いという場合には年平均成長率を使えば良いと思います。

例えば一定期間にわたってしっかりした売上高成長率を誇っている銘柄が良ければ過去3年平均売上高成長率を活用すると良いでしょう。

年平均を使ったスクリーニングではすでに動き始めている銘柄も多そうですが、

  1. どんな顔ぶれなのか頭にインプットしておくだけでも勉強になる
  2. その他の条件と組み合わせればなお良し

と思います。

その他の条件というのは上記条件もそうですが、上方修正なども良さそうですよね。

CANSLIMでも「5%以上もしくは複数回の上方修正」という条件が本に書かれていますのでうまく使いたいところです。

その他にもテンバガ-を狙いやすい業種を指定するなどお好みで色々な条件を追加指定していくと自分だけの急成長株スクリーニングができるでしょう。

急成長株を見つける方法の注意点

スマホアプリで急成長株を見つける方法をお伝えしましたが、いくつか注意点があります。

まず1つ目は「ヒットした銘柄を鵜呑みにしない」ということです。

例えば営業利益1億円だった企業が一時的に5000万円まで落ちたとしましょう。

そこから元の1億円に戻れば増益率は100%ですが、これは私たちが望んでいる増益率とは違うものと言えませんか?

証券会社のスクリーニング機能はあくまで簡易的なものであって、こういった数字のマジックが隠されている可能性もあるわけです。

そのため必ず自分でもヒットした銘柄の四季報欄を確認して、

  1. 業績はちゃんと望んでいるような推移か
  2. どんな事業を営んでいる会社なのか
  3. 財務状況や収益力はどの程度ありそうか

といった基本的なことを見る必要があります。

また、本当に良さそうな銘柄であれば企業ホームページまで確認してどんなイメージが持てるかまで考えた方が良いです。

2つ目に「同業他社の状況もできれば調べる」ということがあります。

銘柄の中身までしっかり確認するということに関連するのですが、同業他社の状況を確認することで業界の様子がなんとなくわかりますよね。

例えばヒットした銘柄だけ業績の調子が良ければ「一人勝ちの構図なのか?」と思えるかもしれません。

また、同業他社も揃って業績の調子が良ければ「業界全体に波が来ているのか?」と思うでしょう。

せっかく急成長株を見つけるのであればなるべく長くホールドして大きく株価を伸ばしたいので、業界全体の様子も気にした方が良いです。

3つ目に「色々な条件を色々な時期に試してみる」ということも挙げられます。

急成長株をスクリーニングでヒットさせる機能は決算情報やコンセンサス情報を活用しているので、それらが更新された段階で再度スクリーニングにかけると違った銘柄がヒットする可能性がありますよね。

前回は引っかからなかった銘柄が見つかるかもしれないので、定期的にスクリーニングをして、なおかつ同じ条件以外でも試してみると良いでしょう。

最後に「買い時は株価推移を良く見て決める」ということです。

急成長株スクリーニングで見つけた銘柄を実際に買う場合、どこで注文を入れるかが問題になってきます。

スクリーニングで見つけた翌営業日に即座に買っても良いですが、なるべくタイミングを見定めて安い取得単価を目指したいですよね。

買いタイミングは移動平均線など自分なりに目安を見つけて、しっかりそこまで引きつけた注文を出しましょう。

まとめ

いかがでしたか?今回は急成長株の見つけ方としてスマホアプリを活用する方法をご紹介しました。

SBI証券のスマホアプリが機能拡充されたことで売上高や営業利益の成長率からスクリーニングすることができるようになっていて、急成長株を見つけるのに最適です。

簡易的な割にやってみると良さそうな銘柄が見つかりますので、ぜひ皆さんもやってみてくださいね。

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