どうも、ひげづら(@higedura24)です。
株を始めて間もない方がよく受けるアドバイスに「普段の生活から投資のヒントを得てみましょう」というものがあります。
私もそれに賛同できるのですが、初心者さんからしたら「だからどうやってヒントを得るの?」と感じてしまうことでしょう。
そこでこの記事では「成長見込み株を街歩きで探す」というテーマで
- メリットはどういった点か
- どういったポイントに注目すべきか
といったことを述べてみました。
株で大事なことは「気づく力」だと思いますので、ぜひご参考ください。
成長見込み株を街歩きで探すメリット
そもそもなぜ株を買うのに「自分の私生活を見回さないといけないのか」という点から述べます。
まずなんと言っても、私生活の中で遊びながら有望株を見つけられるという点が大きなメリットではないでしょうか。
初心者さんに「買いたい株を考えてみて下さい」といきなり言っても、なかなか思い浮かばない方が多いと思います。
しかし私生活で関わっているサービスの中から連想すれば、その難易度はかなり変わってくるでしょう。
その人によって
- ゲームが好き
- 音楽が好き
- 食べ歩きが好き
- 洋服が好き
など色々な趣味嗜好がありますが、そういったよく知るテリトリーからヒントを得るのは
- 連想しやすく、サービスの善し悪しも考えやすい
- 無理なく継続的に投資のことを考えられる
といったメリットが生まれるわけですね。
何よりそういった私生活から出てくるヒントは「自分で掘り出す内向的な情報」なので、その企業が成長株として注目される前に先回りできる可能性が高いでしょう。
特に街歩きは誰もが行えるものですし、初心者さんでも自分の守備範囲を見つけながら実践できる銘柄探しです。
自分がよく知る分野で良いなと感じるものはみんなが好きなサービスかもしれませんので、積極的に投資に結びつけてみると良いですね。
ちなみに、街歩きで株を探す方法が合っている人は
- アクティブでお出かけが好き
- 開発が進んでいる地域に住んでいる
- 新しい商品やサービスが好き
- 子供がいて休日に連れて行く場所をよく考えている
といった要素を持っている方だと思います。
もちろんこれ以外の方にもおすすめできる方法ですが、行動範囲が広いことに越したことはないでしょう。
街歩きの3ポイント
では成長見込み株を街歩きで探すためのポイントをお伝えします。
すべてに合致している必要はありませんが、要所要所で抑えることが好ましいでしょう。
事業規模と時価総額を意識する
私生活の中で関わるサービスの多くは大企業が提供しているものです。
例えば家族で外食をするにしても、ファミレスなど大手企業のチェーン店を選ぶ人は多いと思います。
成長見込み株を探すのはそういった有名チェーン店からでも良いのですが、全国展開しているような店は中大型株寄りの時価総額になってしまいがちです。
時価総額は企業の価値を表すものですから、それが大きいということは「成長見込み株ではなく成長済み株」と言えるかもしれません。
街歩きからなるべく大きな利益を得たいのであれば、まだ全国区に成長していないような規模が良いと思います。
全国規模でないお店は
- これから成長して全国区になる可能性あり
- 全国区になれば時価総額が何倍にも成長する
- 時価総額が小さいほど当たったときの恩恵も大きい
という要素があるので、これから爆発的にヒットしそうな会社に目をつけましょう。
他とは明らかに違ったスタイルを取っていること
街歩きで見つけたお店がヒットするためにはオンリーワンな要素も大事です。
例えば、数年前に株式市場を賑わせた「いきなりステーキ」はステーキ専門の立ち食い店として一世を風靡しました。
先駆けとして「俺のイタリアン」などがすでにあったとはいえ、高単価な原材料を立ち食いで高回転させて利益率を賄ったのが特徴です。
こういった他にはない斬新な要素があるほどヒットしやすく、消費者にとっても良さがわかりやすいと思います。
街歩きで成長見込み株を見つける際には、そのお店の強みがどんな点にあるのか考えてみましょう。
また、できれば時代に合ったテーマ性が備わっているとなお良いですよね。
例えば一昔前から筋トレやダイエットなど健康志向への高まりが見られますが、その背景にはインスタグラムの人気が隠れています。
スタイルが良い女性が投稿するジムでの風景や動画が業界への広告となり、
- 自分もこんな姿になりたい(なれるはず)
- スタイルを維持するにはジムが大事なんだ
といった考えが広まったと考えられます。
企業もこういったことをふまえて、
- すっぴんでもトレーニングに集中できるように暗闇エクササイズを考案
- 忙しい女性でもジムに通えるように空港など交通機関の周辺に展開
といった流れを取っていました。
このように時代の流れに合わせて面白いサービスを展開している企業に注目してみるのも良いですね。
行列店の親会社や運営元をチェック
例えば街歩きをしていて大行列を見かけた場合にはすぐ親会社や運営元を調べて下さい。
また、目立った看板があれば実際にお店まで行って、良いと思えばどこの会社が運営しているのか聞いてみましょう。
また、普段行くお店でも「陳列されている商品単体に注目」という点を意識するべきです。
例えば
- レジの近くに置かれている
- 特設コーナーが設けられている
- 通りから見える位置に置かれている
といった状況が多い商品は消費者に受け入れられている証拠ですよね。
そういった店内の様子や変化に注目することも街歩きでは非常に大事でしょう。
また、実際にお店を活用した場合には
- 時間帯別の客の出入り
- 店員の接客
- 電子メニューなど先進的な仕組み
がどういった印象かという点まで考えて下さい。
例えば、昨今ではタブレット型の端末で注文を受け付けるお店が増えています。
この背景には
- 人手不足の解消
- 客の利便性向上
- おすすめメニューやキャンペーンの周知
といった狙いがあり、売上向上に寄与する場合があるでしょう。
設備的な変化は費用もかかるので必ずしも利益にはつながらないかもしれませんが、逆に言えば「多くの企業が使っている設備を提供している会社」は利益を出せているかもしれませんよね。
街歩きの中で共通したサービスを見つけたら、成長見込み株の可能性を考えましょう。
成長株を探す方法の番外編
ところで、株式市場には複数の事業セグメントを持つ会社が珍しくありません。
例えば紳士服の会社がマンガ喫茶を提供するなど、メイン事業に囚われない考え方が広まっています。
この背景にはM&Aの浸透がありそうですが、
- 事業を絞ることのリスクを減らす
- 収益源を増やして業績を安定させる
- 新たな顧客層を獲得して事業規模を拡大する
といった狙いがあるわけです。
仮にサブ事業がうまくいけば上記のようなメリットを享受できるので、これも成長見込み株を探すのと同じ方向性の話ですよね。
注目している会社のサブ事業が実際に体験できるサービスなのであれば、積極的に活用してみると良いでしょう。
新たな収益源として育成すると企業が公言しているのなら、なおさら実際に行って質を確かめておきたいところです。
おそらくサブ事業の育成は年単位で時間がかかる話ですが、どこかのタイミングで体験しておくと役に立つかもしれません。
街歩きで株を探す注意点
街歩きで成長見込み株を探す場合、ちょっとした注意してもらいたい点があります。
それは
- サービスを試すにはお金がかかる
- なるべく企業がおすすめしているサービスを優先的に体験する
といった点ですね。
当たり前ですが企業のサービスを体験するには費用がかかるので、街歩き貧乏にならないようにマイペースに企業周りをしましょう。
また、その際には
- 自分が好きなものばかり食べる
- いつも同じサービスのみ体験する
のではなく、なるべく企業が推しているサービスに着目しましょう。
企業が一生懸命に宣伝している商品やサービスほど企業努力が垣間見れますし、利益率が高い可能性もあります。
ちなみに、なるべく少ない費用で色々なものを体験したければ株主優待を活用することもひとつの手です。
ぜひ普段の生活から成長見込み株を見つけてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?今回は街歩きで成長見込み株を見つける方法について述べました。
何気ない生活の中にも投資のヒントは隠されていますが、意識しなければ通り過ぎてしまうものばかりです。
自分なりに着目するポイントを決めて、未来の成長株に先回りしていきましょう。
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