「ブログ全体でひとつの教科書」というコンセプトのもと、初歩から応用まで株式投資に必要な知識を記事にしていきます。

見せ板とアルゴ注文!活性化した原因は東証にあり?

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

最近の株式投資の世界は、アルゴ注文の全盛期だと言われています。

アルゴ注文とは「アルゴリズム注文」の略で、システマティックに自動注文をしてくれるような仕組みのこと。

主に機関投資家が活用する注文のことで、個人投資家は相場が大きく動く度にこっぴどくやられています。

今回はそんなアルゴ注文を大きく進める原因となった

  1. アローヘッド
  2. コロケーションサービス

についてお話します。

私もそこまで詳しいわけではないですが、意外に単語すら知らない方も多いようなのでご参考いただければ幸いです。

アローヘッドとは東証が提供する売買システム

まず東証アローヘッドについてご紹介します。正確にはarrowheadと呼ばれるシステムで、

  1. 2010年1月4日に可動開始した世界最高水準の現物商品売買システム
  2. 高速性・信頼性・拡張性を備え、短時間での注文受け付けや約定を実現した

というのが基本的な概要です。

アローヘッドは投資家のニーズに応えるべく

  1. 連続約定気配の改善
  2. 終値成立機会の向上

など売買システムの見直しがされていますが、それを逆手に取られて通常では考えられないような値動きが生み出されたケースがあるのも事実です。

例えば、

  1. ストップ高だった銘柄がものの数分で前日比マイナスまで暴落
  2. 日経が暴落した翌日にアルゴの買い戻しが進んで全戻し

などアルゴ注文に泣かされたケースは多いですよね。それもこれもアローヘッドの大きなウリである

  1. 注文応答時間:約0.3ミリ秒
  2. 情報配信時間:約1ミリ秒

という高速注文システムが、アルゴ注文を大きく活性化することになったためではないかと考えられています。

個人投資家としても、高速で板が動いていく環境になってしまったためそれまでのスキャルピング手法は不可能になったケースも多かったようです。

よりファンダメンタル分析に基づいて、最終的に株価が行き着く価格に向かって売買することを意識せざるを得なくなったり、デイトレにおける指値の重要性も上がりました。

約定スピードの向上によって流動性が上がったことは大きなメリットですが、それでもアルゴ注文が大きく進展したことは考え物ですよね。

アローヘッドの詳細はJPXに載っていますので、以下の外部参照リンクをご参考下さい。

JPX|アローヘッド

コロケーションサービスとは

アローヘッドに関連して、コロケーションサービスというものがあります。

コロケーションサービスとは東証が提供しているコネクティビティサービスのひとつで、

  1. 取引所のシステムサービス内にサーバーを設置できるサービス
  2. ダイレクトに取引システムとやりとりができるので、情報授受や注文処理がより早く行える
  3. 主に機関投資家がアルゴ注文用のサーバーを設置するのに活用している

といった特徴を持っています。

要するに機関投資家が一般の投資家より早く板情報などを受け取って、さらにアルゴ注文を高速で進めていけるというサービスですね。

ヘッジファンドなど積極的に売買を進めていく機関投資家が活用していると言われており、コロケーションサービスはアルゴ注文に欠かせないようです。

先ほどのアローヘッドとコロケーションサービスが組み合わさることでより高速な取引が可能となり、個人投資家はさらに苦しめられることになります。

コロケーションサービスについてはこちらの外部参照リンクもご参考下さい。

野村証券|コロケーション




見せ板とアルゴ注文

アローヘッドやコロケーションサービスのおかげでアルゴ注文の時代は加速し、それは私たちが普段見ている板にも影響しています。

その具体例として有名なのが「見せ板の高速切り替え」でしょう。

前述のように、機関投資家はコロケーションサービスによって私たちよりも早く板情報や歩み値を確認しています。

そして、アルゴ注文によって高速で売買をしたり市場心理を操作するわけです。

板が早い銘柄では絶えずフラッシュして比較的大きな注文も頻繁に移動しますが、あれはマニュアルではないでしょうね。

通常では考えられない早さで動いていますし、とても目では追いきれないようなスピードのこともあります。

アルゴ注文によって有利に立ち回れるように注文を繰り返し、それを実現しているのはアローヘッドあってこそですね。

個人投資家はアルゴ注文できないのか

機関投資家のようにコロケーションサービスを使わないにせよ、個人投資家はアルゴ注文できないのでしょうか?

実は簡易的なアルゴ注文であれば、ひとつだけできる証券会社があります。

それが楽天証券で、ラインナップとしては

  1. アイスバーグ
  2. スナイパー
  3. リザーブ
  4. リンク
  5. トレーリング

が用意されています。

大きな注文を小分けにして隠せたり、近い気配値が出るまで板に表示しないようにしたり、取引日時や価格を予約したり・・・独自の注文方法が可能です。

ちなみに、アルゴ注文といってもプログラミングはすでに行われているので数字を入れるだけで注文ができます。

詳細は「マーケットスピード2の使い方はこれで完璧!トレーダーが変更点を教えるよ!」に詳しくまとめていますので、ぜひご参考下さい。

公式ホームページで確認する場合はこちらからどうぞ。

まとめ

いかがでしたか?今回はアルゴ注文を大きく活性化させることになったアローヘッドとコロケーションサービスについてお話しました。

見せ板の操作などその早さを目の当たりにすることも多々ありますが、個人投資家は結局その流れに乗って売買するしか手はありません。

相場の流れを読んで、大局を見ながら取引をしていきたいですね。

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