どうも、ひげづら(@higedura24)です。
最近の世の中ではあらゆるモノやサービスに何かしらのポイントがつきますよね。
ポイントを効率良く貯める「ポイ活」なんて言葉も出てきて、消費者がいかにポイントを重視しているかがわかります。
また、それに伴ってポイントを買い物以外の使い道で消費する風潮も目立ってきました。
最初はギフト券や商品に交換する流れだったのに、段々と投資活動にまで幅が広がっています。
ポイントをモノへ交換すると還元率が割引かれがちですが、投資に使えば増える可能性もあるので注目を浴びているのでしょう。
そこでこの記事では
- ポイントは買い物と投資どちらが正しい使い道か
- 両者の違いにはどのような点があるか
- 実際にポイントを長期運用したらどうなるのか
といったことを書いてみました。
ポイントがたくさん貯まっているけど使い道に困っている方はぜひご参考下さい。
現代のポイント事情はどんなもの?
まず最近のポイント事情について簡単に触れておきます。
現代のポイントシステムは
- 何かしらサービスを使えば還元率に応じたポイントがもらえる
- 同じ系列の会社では同じポイントが付与される
- 系列をまとめて活用すればたくさん貯められる
- 還元率は大体1%が目安
- 期間限定キャンペーンでは10倍還元というケースもある
- 貯めたポイントの使い道は投資や携帯代、ガソリンの支払いなど広がっている
といったものです。
例えばポイントシステムで最も有名な「楽天ポイント」の場合、
- 楽天カード
- 楽天市場
- 楽天でんき
- 楽天モバイル
- 楽天ひかり
など様々なサービスが提供されていて支払料金に応じたポイントがもらえます。
また、楽天市場では2ヶ月に1回ほどのペースで「お買い物マラソン」や「スーパーセール」が行われていて、条件を満たせば還元率10倍です。
身の回りのあらゆるサービスを楽天系でまとめれば毎月数千ポイント以上も入ってくるので、年間で数万~10万円分も獲得する強者までいらっしゃいますよね。
貯めたポイントは1ポイント1円として扱われ、
- 楽天市場で買い物をする
- 楽天サービスの支払いに充てる
- 楽天証券で株や投資信託を買う
といった使い道が用意されていますが、企業提携が進んだことで少しずつ他社サービスでも使えるようになっています。
ポイントをモノに交換するのは勿体ない
楽天以外の会社も自社ポイントを用意していて、例えばクレジットカード会社はその代表的な例ですよね。
クレジットカードの場合は一昔前から貯めたポイントを商品に交換できるシステムを提供していましたが、実際のところポイント分の商品がもらえないこともあります。
例えば3000ポイントを使って電化製品をもらっても、本当に3000円の価値があるのかわからないような安物が届いたこともありました。
年単位で貯めてゲーム機をもらったこともありましたが、量販店のセール価格と比較すると割高でした。
極めつけは1000ポイントで800円分のギフト券や他社ポイントに還元するケースです。
これは明確に還元率が割り引かれているので、貯めたポイントの一部をドブに捨てているようなものですよね。
こういったことを考えると、
- 1ポイント1円として買い物で消費する
- より増やせる可能性がある投資活動に消費する
という選択肢は納得がいきます。
ポイントは買い物と投資どちらが正しい使い道か
ポイントを「買い物」か「投資」のどちらかに使う場合、それぞれの特徴を考える必要があります。
ここではそれぞれの使い道に考えられるメリットとデメリットを挙げていきます。
ポイントで買い物をする
まずポイントを使って買い物をするパターンです。
ポイントで買い物をする際の最大のメリットは「毎月の出費を抑えられる」という点でしょう。
例えば毎月平均3000ポイントがもらえるなら、毎月の支出が3000円減っているのと同義です。
2ヶ月分貯めて定期的にお米を買っている方もいるでしょうし、ポイントありきで生活費を考えているケースは珍しくありません。
ただし、ポイントを毎月効率よく貯めようと考えた場合にはキャンペーンでもらえる期間限定ポイントを絡めていく必要もあります。
その場合には限られた期間内で使い道を考えなくてはならないので、何万円も貯めたければ通常ポイントで行う必要はあるでしょう。
こういった理由から、ポイントで買い物をすることは「短期的な利益を得る」という側面がやや強いかもしれません。
ポイントで投資をする
一方で、ポイントを使って株式投資や投資信託を行うことの最大のメリットは「ポイントが何倍にも増える可能性がある」という点でしょう。
また、ポイントではなく投資商品として保有できるので期限もなくなりますし、売却すれば現金として戻ってくるメリットもあります。
加えて、投資商品の良い所は
- 配当金
- 優待
によって利回りが発生することです。
例えばSBIネオモバイル証券を活用してTポイントを高配当株に換えれば、年間で
- 保有額の3~5%ずつ配当金がもらえる
- 場合によっては株主優待でクオカード500円がもらえる
なんてこともあります。
外部参照リンク:SBIネオモバイル証券サービス詳細
買い物でポイントを使ってしまえばそれで終わりですが、投資商品に変化させることでこういったメリットが生まれるわけですね。
ただし、投資商品にはリスクがつきものです。
仮に1万円分のポイントを株式に換えたとして、そこから株価が20%下落すれば
- 1万円 - (1万円 × 20%) = 8000円
に価値が変わってしまいます。
逆に言えば株価が20%上がれば12000円になるわけですが、こういった価値が変動するという点がメリットでもありデメリットでもあるでしょう。
毎月5000ポイントを利回り3%で運用したらどうなる?
ポイントを投資商品に換えれば利回りが生まれると述べましたが、実際にどんな感じなのかイメージしてみたいと思います。
例えば、
- 毎月5000ポイント
- 利回り3%
- 5年間
という条件で運用した場合は買い物で消費するより魅力を感じるのか検証してみましょう。
毎月5000ポイント、すなわち5000円ずつ株を購入した場合には
- 1年目:5000円 × 12ヶ月 = 6万円 × 3% = 1800円の配当利益
となります。
この配当利益でまた利回り3%の株を買ってあげれば、積み立てた分も配当利益も利回りを生み出してくれますね。
ちなみに株式の配当は年2回もらえますが、わかりやすく年1回で5年分を計算すると・・・
このような表になります。
5年間のポイント積立によって
- 合計28103円の配当がもらえた
- 元本と合わせて32万8103円の価値になった
という状況です。
ただし、ポイント投資のデメリットで述べたように「株式の価値は変動するので5年後の合計額がどうなっているかはわからない」とも言えるでしょう。
ちなみに保有している株数は自分が売らない限りは変化しないので、株式そのものの利回り(配当額)が変わっていなければ計算上の配当利益は確保できます。
表を見てわかるように配当利益は株数が増えれば増えるほど加速していくので、長期的に継続するほどメリットは大きいです。
表では5年までしか書いていませんが、続ければ年間何万円も生み出す仕組みにすることも可能でしょう。
ここで考えたいのは
- 5年頑張って28000円ほどの利回りを魅力的と感じるか
- 5年やそれ以上の運用を続けることをどう感じるか
- 継続してお金が増える仕組みを作ることに楽しみを感じるか
といったことではないでしょうか。
私は毎月5000円程度の運用では少し物足りなく感じますが、皆さんはどうですか?
買い物と投資なら結局どっちなのか
色々と述べてきましたが、ポイントを買い物と投資のどちらに使うのかはここまでの話を聞いてどう感じたか次第です。
例えば、
- 短期的なお得さが欲しい
- 価値が変動することに耐えられない
- 長期的に物事を続けられない
といった方は買い物にバンバン使っても良いでしょうし、
- 長期的にお金を生み出す仕組みは魅力的だ
- 株式を保有することに憧れる
- 継続して投資を楽しみたい
といった方は投資に活用すれば良いでしょう。
仮に価値が減ったとしても元はポイントなので痛みが少ないですし、よほどの株価下落がなければ5年で数十万の価値は残るかなと思います。
ポイントのままでは長く保有できないことが多いので、旅行などの目的に向かって貯蓄的な運用をしていると考えれば魅力的かもしれません。
ただ、毎月5000ポイントを生み出すのも結構大変そうですよね。
リターンが数万円では割に合わないような気もしますし、やるのであれば若干の現金を足してブーストしながら運用した方が良いのかなぁとも思います。
そう考えると本末転倒な気もするので、買い物にバンバン使った方が幸せになれる人は多いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?今回はポイントの使い道は買い物と投資どちらが良いのかを考えてみました。
買い物は短期的な目線で、投資はリスクがありつつも長期的な目線で利益を得られるものだと思います。
自分がどちらに魅力を感じたかで最良の選択肢も変わるので、ご自身の性格も考えてみてはいかがでしょうか。
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