どうも、ひげづら(@higedura24)です。
最近の若い世代は一昔前と違い、老後資金を積極的に貯めようと頑張っている方が多いようですね。
老人のような口調で言ってしまいましたが、私もこの記事を書いている時点では30代の人間です。
人生の諸先輩方に比べると若い世代でしょうし、老後資金問題の当時者と言えます。
幸い人生のパートナーも見つかって、かわいい子供2人にも恵まれました。
持ち家もありますし、子供2人とも大学までしっかり行かせてあげたいと考えています。
若い世代には私のような境遇の方も多いでしょうが、だからこそ逆に老後がキツイというものですよね。
住宅ローンは完済しなければならないし子供2人分の学費も必要です。
色々な必要経費を支払いつつ老後資金を貯めなくてはならないので、その方法を考える必要があります。
一昔前なら銀行金利が高かったので単なる貯金で話は済んでいましたが、現代はそうもいきません。
金利が低いまま物価上昇が起きているので、それ以上にお金を増やす術が必要なのです。
そこで出てくるのが株や投資信託など「投資でお金を増やす方法」ですよね。
中でも株式投資で老後資金を作ろう!なんて考える方が多いようですが・・・果たして本当に正しい方法なのでしょうか?
この記事を読んでいる方が実際に投資をしているかはわかりませんが、株で大損する前にぜひ考えてもらいたいことがあります。
本当に株は老後資金が貯まる方法なのか
株と言われるとどんなイメージがありますか?
私の勝手なイメージですが、
- デイトレードで毎日何万円も儲ける!
- 好きな時に買って利益が出たら売れば良い!
- 楽して儲かってみんなハッピー!
こんなことを考えている方もいらっしゃるのではないですか?
最初に言っておきますが、
- 株は毎日儲かるわけでもない
- 好きな時に好きなだけ買っていては大損する
- 楽して株を買う人は損をするに決まっている
と思いますよ。
申し訳ありませんがこれは真実であり、株を始めた人で大きく儲けられるのは少数派です。
デイトレードに憧れている方も多そうですが、そもそも本業を持ちながらできる人も少ないでしょう。
というか、むしろデイトレなんてしない方が良いかもしれません。
技術を得られれば楽しいものですが、大体の人は楽しい時が来る前に苦しくて辞めます。
辞めずに済む方法はデイトレの記録をつけて、失敗した時とそうでない時の違いを追求するしかないでしょう。
それはそれは面倒なことですし、努力して短期売買をするなら自由に使える時間も減るでしょうね。
努力している期間も損をするでしょうし、自分は何をやっているんだろうかと感じることもあります。
仕事でつらい時期でも続けなくてはならないし、私は仕事で怒られ投資で損をしてのダブルパンチもありました。
ここまで聞いて「もういいよ!」なんて思いましたか?
本当に株で老後資金が貯まるのか不安になりましたよね。
安心してください、株で老後資金は貯まります。
短期売買で貯めようとしてはいけない
ここまでの話は株の中でも短期売買と呼ばれる部類のお話です。
要は1日の中で売り買いを繰り返すとか、数日や1週間で売り買いをするのが短期売買ですね。
これは「投資」ではなく「投機」と呼ばれる部類のお話なので、長期的に資産形成しようという話とは違います。
短期売買のイメージとしては「ここに使用用途のない余ったお金が100万円あるから、この元手で頻繁に売り買いしていっちょ200万に増やしてみるか!」といったイメージです。
株を始める方の多くはこちらの考え方で、老後資金を貯めるどころか皆さん何百万というお金を溶かしています。
もちろん私も初心者時代に100万を数日で溶かしました。
老後資金を貯める方法を投資目線で考えるのであれば、短期売買ではなく
- 日々貯金に回していたうちの3万円は投資に充てるようにした
- 絶対につぶれない会社の株を毎月コツコツと少しずつ買い増しする仕組みを作った
- 世界経済の成長に連動して評価額が変わる商品に継続投資することにした
など長い時間を活用して長期的な目線で続けることを念頭に置かなくてはなりません。
「長い運用期間の中では評価額が元本より少ない時期もあるけど、自分が実際に老人になった時には元本よりも増えている状況」を目指すわけです。
明日の値上がりや数か月後の値上がりを狙う投機とは少し違った目線ですね。
今から30年後の老後に向けた貯金を考えているのであれば、それに見合った方法を考える必要があります。
株で大損している方のほとんどは短期売買によって生じた損失ですし、大して頑張る気持ちもなく短期売買で老後資金を得ようとしてはいけません。
株に連動した投資信託を長期保有して老後資金を貯める
長期投資で老後資金を貯める方法で最もお手軽なのは投資信託です。
投資信託とは「みんなでお金を出し合って作ったファンドが、出資者の目的に合った投資商品を売買してくれる」というものですね。
運用は機関投資家と呼ばれるプロが行うので、投資がよくわからない素人でも資金を有効活用できるメリットがあります。
と言ってもわけのわからない投資信託を買い続けるのではなく、株価指数に連動する値動きをするものだけに投資しなくてはなりません。
これは得体のしれない株に投資されるファンドではなく、世界経済が成長すればしっかり恩恵を受けられるファンドに投資したいからです。
こういった投資方法をインデックス投資と呼び、投資信託なのに世界中の株を買うのと同じ効果があるんですね。
例えばMSCI指数に連動した投資信託を長期的に買えば・・・
このように資産価値が下がる時期もありつつ、10年以上もの長い時間をかけてじわじわと資産価値が上がってくれるわけです。
こういった株価指数はどの企業に投資しているという考え方ではなく、
- 米国の株式市場の主要企業全体に投資
- 世界中の株式市場全体に投資
などそれ1つで幅広く分散投資できるメリットがあります。
最低買い付け額がワンコインなんて時代ですから、毎月無理のない範囲で始められることも嬉しいですよね。
今からコツコツと長期的な資産形成を始めるのであれば、インデックス投資を活用して老後資金を貯めるのはおすすめです。
メリットとデメリットを理解して投資すること
投資信託には
- 素人でも気軽に長期投資を始められる
- それひとつで幅広い範囲の株に投資できる
- 商品によって国内だけでなく世界全体に投資できる
- 株だけでなく債券や不動産などにも投資できる
- つみたてNISAやiDeCoなどを活用すれば非課税投資や節税もできる
- 毎月無理のない範囲でコツコツ積立ができる
- 複数商品を組み合わせれば自分の好きなリスクバランスで運用できる
などメリットも多いです。
中でも株式市場に連動した値動きをするインデックスファンドに投資することはおすすめですが、上述のように同じインデックス商品でも種類があります。
したがって老後資金をインデックス投資で貯める場合には、まず
- どんな種類があるのか
- どういった違いがあるのか
- 自分が求めるリスク許容度に合った商品はどんなものか
から知っていく必要があるでしょう。
例えば、
- 投資先の地域:日本、米国、先進国全体、新興国全体など
- 投資範囲:株のみ、株と債券のみ、株や債券など8種類混合など
- 買付手数料や管理料
などはかなり基本的なことですし、何種類かを組み合わせて投資することも考えられますよね。
また、株のリターンが大きいのはリスクも大きいからです。
逆に債券のリターンが少ないのはリスクも少ないからです。
こういった株や債券そのものの特徴も知ったうえで、どのようなバランスで買っていくかも考えておきたいですね。
投資商品には特徴がありますので、メリットデメリットを理解した上で買うようにしましょう。
意地でも株で老後資金を貯めたい場合の考え方
投資信託なんてつまらないから意地でも株で老後資金を貯めたいという場合でも、やはり自分で考えなくてはなりません。
例えば現代には1株ずつコツコツと購入できるサービスがあるので、これを活用して株の積立投資を始めるとしましょう。
この時、まずは「どの株をコツコツと買っていくのか」を考えなくてはなりませんよね?
20年買い続けるとすれば絶対に倒産しない大会社に投資したいところですが、今をときめく成長株も捨てがたいわけです。
ここをまず自分で考えて決めなくてはなりません。
買いたい銘柄を3つくらいに絞ったとしても、次はどんな時に買っていくのか考えなくてはなりませんね。
- 1週間に1回決まった曜日に買う
- 一定の条件を満たした時に買う
などここも自分で決めます。
さらにはどれくらいの金額をどれくらいの頻度で買い、年間どれくらいの積立額にしたいのかも重要でしょう。
例えば毎月5万の年間60万を20年続ければ1200万もの株資産が出来上がります(価格変動を抜いた元本)。
この時の配当利回りによって
- 2%の時:年間24万円(毎月2万円の不労所得)
- 3%の時:年間36万円(毎月3万円の不労所得)
- 4%の時:年間48万円(毎月4万円の不労所得)
という状況ですね。
100株以上保有できたタイミングからは毎年2回の株主優待ももらえますし、自分が定年した時の生活を助けてくれる資産になるでしょう。
株で長期投資する場合に大切なことは、
- 自分の考えのもと、どう長期的に投資していくか決断すること
- 短期売買のようにその日の値動きに一喜一憂しないこと
- 計画を変更しないで済むように確固たる意志と、開始前の熟考を付与すること
です。
投資信託であろうと株であろうと投資は自分で調べて、自分で考えて、自分で決断しなくてはならないのです。
この点は投資の基本的な要素であり最も楽しい部分でもあるでしょう。
考えすぎても行動できず困りますが、まずは自分がどんな目標を持ってどんな投資をしていきたいか考えることから始めて下さい。
私が投資を始めた10年前よりも、現代の方が格段に便利な投資サービスが多くコストも安いと思います。
ぜひ上手に活用して満足のいく老後資金を貯めていきましょう!(お前もな!
まとめ
いかがでしたか?今回は株や投資信託で老後資金を貯める方法についてお話しました。
どんな方法であろうと投資で老後資金を貯めたければ自分で方法を考えなくてはなりません。
間違っても短期売買で一獲千金を狙おうなんて思わず、時間をじっくりと使った長期投資法を考えて下さいね。
ちなみに投資信託であれば毎月獲得した楽天ポイントで購入可能な楽天証券がおすすめです。
また、1株ずつ買うサービスであれば毎月50万まで購入手数料がタダになるSBIネオモバイル証券がおすすめですね。
どちらも多くの方が活用しているサービスですのでご参考ください。
それではまた!
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