特別気配とは?更新値幅を超えて動く銘柄に注目せよ!

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

皆さんは「特別気配」という言葉をご存知でしょうか?

国内株式市場では一定の値幅を超えて値動きする状況になると「特別気配」と呼ばれる表記に変わり、一時ストップします。

今回はこの特別気配と呼ばれる現象の

  1. どういった状況で起きるのか
  2. 特別気配銘柄の速報を知る方法
  3. 特別気配と連続約定気配の違い

という点について書きましたので、ぜひご参考ください。

特別気配とは

特別気配とは「売りや買いどちらか一方に注文が集まったことで、更新値幅を超えて値動きする際に表れる表示」のことです。

買いに集まれば「特別買い気配」、売りに集まれば「特別売り気配」となります。

ここで言う更新値幅とは「東証が定める価格帯別の値幅」のことですね。例えば、

気配値制限値幅
200円未満5円
500円未満8円
700円未満10円
1000円未満15円
1500円未満30円
2000円未満40円
3000円未満50円

外部参照リンク;JPX|特別気配の更新値幅

といったように価格帯別に値幅が設けられています。

寄り付き前でもザラ場中でもこれを超えた値動きがあれば、特別気配表示となるわけですね。

特別気配が必要な理由とは

それにしてもなぜこのような特別気配という仕組みができたのでしょうか?

それは「国内株式市場が瞬時に価格を約定させるシステムを持っているから」です。

例えば、現在価格が777円の時に一瞬で1000円になったり、逆に500円になったらどう思いますか?

「なんだこの値動きは!」

「こんなに上がるんだから買いだーっ!」

「と思ったら今度は爆下げ!」

「とてもついていけないしメンタルが持たないよ!」

ってなりますよね。

そこで東証は前述のような値幅を設け、その範囲のみ瞬時に約定させるようにしました。

そしてそれ以外では特別気配という仕組みを作って対応したわけです。

これにより、

  1. 市場参加者の混乱を防ぐ
  2. 気配値が止まるため売買タイミングを図りやすい
  3. 成り行き注文のタイミングが広がり、リスクも低減する
  4. 更新値幅を超えたところに注文があることを知らせ、反対売買を呼び込む

という環境に変わりました。

特別気配表示は証券会社によってまちまちですが、買い板や売り板に

  1. S
  2. カもしくはウ

など普段と違う表記がされるため、すぐにわかります。

反対売買を呼び込んでもこなかった場合

例えば、ある新興銘柄に大手企業との独占契約というサプライズ材料が出たとします。

なにを独占するかはさておき、業績に良い影響があることが考えられますよね。

するとそういったサプライズに市場は大きく反応しますので、大抵は特別買い気配になるはずです。

しかし、この先株価が上がると予想している人がほとんどですから、

  1. ノンホルダー:今の株価で買っておきたい
  2. ホルダー:もっと上の株価まで持っていたい

と考え、いつまで経っても特別気配が解除されません。

そういった場合は、「3分ごとに先ほどの更新値幅ずつ気配値を上げていく」という流れになります。

例えば株価1200円であれば、

  1. まず1230円(1200円に更新値幅30円を足した価格)に特買い表示
  2. 3分経過しても売り手が現れなければ、1260円に特買い表示
  3. ストップ高になるまでこれを繰り返して売り手を呼び込む

ということです。気配値が上がれば

  1. この価格なら売ってもいいかな
  2. この価格なら買いたくない

という変化が出る可能性があり、段々と特別気配が解除されやすい状況に近づいていきます。




特別気配の速報を知りたい場合

例えば、特別買い気配になっている銘柄には何かしらのポジティブ材料が影響していると考えられます。

そういった背景から一般的には

  1. ザラ場中や翌営業日以降も株価が上がるかもしれない
  2. 値動きが活発になり、デイトレやスイングで大きな値幅が取れそう

といった注目のされ方をします。

そこで出るのが「特別気配となった銘柄を探そう!」という話ですね。

実は特別気配銘柄の速報を手に入れることはそこまで難しい話ではありません。

例えば株探であれば

  1. 無料会員やゲスト:ザラ場開始数分後に速報
  2. プレミアム会員:ザラ場開始20分前

に市場ニュースの特報欄で知ることができます。

特別気配を利用して利益を得たい!という方は活用してみてはいかがでしょうか。

特別気配と連続約定気配の違いとは

特別気配に関連した仕組みに「連続約定気配」というものがあります。

実は特別気配には弱点があるんですね。

それは「更新値幅内で細かく約定した場合は適用されない」というもの。

例えば、500円の銘柄を10円という更新値幅に収まるように連続的に買い上げるわけです。

東証の売買システムは瞬間的に約定させることができるので、細かな上げ幅で買っても体感的には瞬時に急騰します。

更新値幅分くらい少しずつ少しずつ上がって、ものの数分でストップ高ということもできてしまうんですね。

実際にこういった手口で、短時間にストップ高から大幅下落という個人投資家を貶める動きもありました。

そこで登場したのが「連続約定気配」という仕組みです。

連続約定気配を大まかに言うと

  1. 直前の価格を起点価格とする
  2. その価格の更新値幅の2倍を超える水準で連続的に売買が成立したら発動
  3. 起点値段から更新値幅の2倍まで約定させた後、連続約定気配を1分間表示

という流れになります。具体的な条件は東証からの引用文をご覧ください。

①1注文によって直前約定値段から更新値幅の2倍を超過する水準で連続的な約定が生じる場合(起点となる値段は、直前約定値段とします。)

②複数注文であるか否かにかかわらず、起点となる値段の約定時刻から1分以内に更新値幅の2倍を超過する水準で連続的な約定が生じる場合

(起点となる値段は、ザラバ中の最初の約定時に設定され、以後、1分経過後の最初の約定発生時、または板寄せ方式による約定後の最初の約定発生時に再設定されます。)

外部参照リンク:JPX|売買成立の方法

連続約定気配の目的は

  1. 特別気配の弱点を補うこと
  2. 瞬間的かつ急激な価格変動を周知すること
  3. それに対する反対売買を呼び込むこと
  4. 市場の混乱を防ぐこと

というもので、基本的には特別気配と同じです。




まとめ

いかがでしたか?今回は特別気配の解説や活用法、関連した連続約定気配についてお伝えしました。

知っておくべき株式市場の仕組みなので、ぜひ覚えておいてくださいね。

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