1000円儲かる株を探す手順から幅広く応用できる経験値を得よう!

    

株で1000円儲かるためにはどうすれば良いのか?株を始めたての方はこんなことを考えているかもしれませんね。

正直言って株で1000円儲かることは珍しいことではなく、ある程度は株の売買に慣れてきた初心者さんでも十分に実現できるくらいの利益だと思います。個人的にはこの「1000円儲かる株を探すこと」は初心者さんだけでなく幅広いキャリアにとってとても重要な成功体験になるのではないかと思います。

この記事では

  1. 1000円の儲けをどう捉えるか
  2. 実際の売買でどんなことを考えるのか
  3. なぜ1000円儲かる株を探すことが大切なことなのか

といったことを順序立てて述べてみました。1000円は少ない利益ではありますが、その売買から学ぶことはたくさんあると思います。

    

100株で1000円儲かる株を探す

最初に1000円の儲けを出す株について簡単に考えていきます。株の世界では儲けを金額ではなく利益率で考えることが多いのですが、今回は儲けを1000円という水準に合わせているのでここをベースに考えていきましょう。

例えば100株売買に固定して考えた場合、どんな株であろうと10円値上がりしてくれれば1000円の儲けを達成できます。これは

  1. 株価1000円であれば1%の上昇
  2. 株価500円であれば2%の上昇

といった感じに実現できるのでとても現実的な数字でしょう。しかし、逆に言えば簡単に同じくらいの損失を出してしまうということでもありますよね。必要となる上昇率は株価が大きいほど小さくなりますから、株価が大きい銘柄を狙うほど売買タイミングが重要になってきます。

したがってなるべく株価が上がりやすい時期、つまり値動きのベクトルが上方向になっている時期を見極めて1000円をさくっと抜くイメージが重要です。例えば・・・

デイトレで一日5000円取るためのチャート

このように株価がじっくりと上方向に突き進んでいる時期に目をつけてはどうでしょうか。この時期は1日あたりの値動き幅がかなり狭まっていますが、少し下げるとそれより少し上がるという流れを繰り返しているように感じます。ということは小幅な下げがきたら100株だけ買って1000円の儲けを得るということがやりやすいかもしれません。

仮にあなたがこのような考えを持った場合、何度も何度も、それこそ幾度となく同じ流れになっている株を狙いましょう。その中で少しずつ

  1. 条件に該当する銘柄をどう探せば効率が良いか
  2. 1000円の儲けを取りやすい場面はどんなタイミングか

などがわかってくるので、そうやって100株で1000円の儲けを得る訓練をするわけですね。1000円儲かる株を探す重要さはここにあって、自分が実現したい売買を達成するためのステップを考えられるようになるのが最大の目的ではないでしょうか。

1000円という儲けは比較的簡単に実現できますが、それをコンスタントに再現できるようになるかがキモです。そのために必要な目の付け所や銘柄選定を覚えていかないと、試行回数を増やしていったときに思った結果と違ってしまう可能性も高まるでしょう。

実際は1000円だけ儲けようと思ってもそうはいかない

ここまで100株で1000円儲かる株を探すという内容を述べてきましたが、実際にやってみると1000円ぽっきりを儲け続ける難しさがわかると思います。例えば実際の売買では手数料や金利といったコストがかかりますよね。

それだけでなく1000円ぴったりの儲けに収まるよううまく株価が動かないケースだってあるわけで、980円や1100円の儲けとなるかもしれません。したがって、イメージとしては「100株売買を100回繰り返したら大体1回あたり1000円儲かっているかな」という感じでしょうね。

もちろん中には1000円の損切りもあるかもしれないので、儲けとしても時には2000円の儲けとか3000円の儲けがあると嬉しいです。こういった自分が目指す利益率や利益額を売買全体でイメージして、伸ばせる場面では伸ばしていくという感覚を早い段階から養っておくと良いのではと感じます。

ちなみに上記を考える上で売買記録をつける習慣がとても役立つんですよね。なぜなら売買記録を振り返った時に、

  1. 大体は900円から1100円くらいの儲け
  2. 時に1000円の損切りや2000円の儲けがある

となっていればかなり自分のイメージ通りにコントロールできている証拠になりますし、逆に1000円の損切りばかりになる場合は

  1. そもそも自分の売買タイミングが好ましくない
  2. 1000円近い含み益が出ることも多いのに売り時をミスって損切り売買になっている
  3. 根本的な銘柄選択が間違っている

といった可能性を考えやすくなるからです。なかなか自分がどんな銘柄をどういった考えで売買したのかは覚えていられないものですから、1000円の儲けを定着させるためにもぜひ売買記録を試してみて下さい。

「10円上がったら株を売る」を発展させる

ここまで100株買って10円上がったら売るということを前提に述べてきましたが、おそらくこれを続けてうまくいった人もそうでない人も色々な意味で満足できないと思います。

これは人間の心理を考えても仕方のないことで、普通に考えても1000円をコンスタントに儲けられるようになった人は2000円儲けられるようになりたいと願うのは当たり前です。すると今度は10円上がったら売るのではなく

  1. 20円上がったら売る
  2. 200株買って10円上がったら売る

といったことを考えますよね。保有数を200株に増やす程度であれば今までと同じようにやれば問題ないでしょうが、狙っている銘柄によっては流動性の問題から毎回500株買うということができない可能性も出てきます。

そうなると同じ保有数でなるべく儲けを伸ばす方向性にシフトする場面も出てくるわけで、そういった場合によく言われるのは

  1. 含み損になった瞬間に切ること
  2. 含み益になっているうちはなるべく手元に残していく

という意識が大事だということです。含み損になった瞬間に切ることは賛否両論ありそうですが、含み益を長く手元に残すというのはとても大事だと私も思います。やはり1000円より多く儲かる株をさっさと手放すのはもったいなく、なるべく値動きが堅調な時期を満喫した方が多少のドローダウンには負けない状況になりやすいですよね。

最初は10円上がったら売る作業を繰り返して良いですが、段々とそこから発展させた売買に移行した方が良いと考えます。

まとめ

今回は1000円儲かる株を探す大切さを述べました。今回取り上げたのは比較的小さな利益ですが、いくら1000円でも再現性を持たせるためには工夫が必要になります。いくらの株を買ってどうやって10円抜くのかを皮切りに、銘柄選定や勝率が高い売買タイミングも覚えなければなりません。

こういった売買全体の枠組みを考える作業は長い目で見たときにとても有意義な経験になるといった点が重要なところです。1000円の儲けが当たり前になってくれば2000円の儲けを望むようになるので、今度はそのためにどうするかを考えていく・・・といった具合ですよね。短期売買の話なので地合いも大きく影響するものの、まずは売買記録をつけながら1000円儲かる株を探してみてはいかがでしょうか。

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