アイランドリバーサルとは株の悪魔的反転シグナル!知らないと破滅!

    

アイランドリバーサルとは株価反転を察知できる重要シグナルのことで、かなり信頼度も高いチャートパターンです。

テクニカル分析で株価推移を見守っている方はもちろん、普段はあまりチャートを見ないという方にも非常におすすめのパターン分析ですので知っておいて損はありません。この記事では

  1. アイランドリバーサルとはどのようなチャートパターンなのか
  2. なぜ株価反転シグナルになるのか
  3. アイランドトップとアイランドボトムの違い
  4. 売買への活用方法
  5. ダマシになった場合の考え方
  6. アイランドリバーサルと日経平均の特徴

についてまとめましたのでぜひご参考ください。

【YouTube解説はこちら!】

アイランドリバーサルとは

まずアイランドリバーサルの定義を見てみましょう。野村証券からの引用です。

株価のテクニカルチャート(ケイ線、ローソク足)において、ギャップ(窓)を空けるように株価が上(または下)にジャンプした後に再度、下(または上)側にギャップを空けジャンプして戻る値動きをすることでできる離れ小島のように見える部分のこと。一般に、下落トレンドからの底入れや上昇トレンドでの天井にあたる相場の転換点として捉えられることが多い。

上記を図説したアイランドリバーサルのシェーマはこちら。

アイランドリバーサルのポイントは、

  1. 天井圏と底値圏のどちらにも発生する
  2. 天井圏では上方向に窓開けしたあとに下方向に窓開けする(底値圏はその逆)
  3. 窓開けが連続することで単一もしくは複数のローソク足が分離されて離れ小島になる
  4. 単一、複数でも十字線系の拮抗を意味するローソク足が欲しい
  5. より大きなギャップほど信頼度が高い
  6. より小幅な十字線(コマ)ほど天底となりやすい
  7. 2回目のギャップ後に強く反対に進むローソク足が出ると信頼度が高まる

といったことでしょう。個人的に重要だと感じるポイントは上図のように単発ローソク足で分離されることもあれば複数ローソク足で分離されることもあるという点です。

複数ローソク足が分離された場合は気づきづらい割に信頼度が高い印象があります。

株価反転シグナルになる理由

ではなぜアイランドリバーサルは株価反転シグナルとして捉えられるのでしょうか。例えば天井圏でアイランドリバーサルが発生した場合、2回目のギャップが形成されると「離れ小島の中で売買されたポジションは全て含み損」という状況になりますよね。つまり流れとしては

  1. 上昇過程でギャップアップが起こる
  2. それに釣られて最高値付近で飛びつく投資家が出てくる
  3. その直後にギャップダウンが起こる
  4. 最高値の離れ小島で売買した投資家全員が含み損となる
  5. センチメント悪化により売りたい人が増える

といったイメージです。単一よりも複数ローソク足が関わった方が信頼度が高まる理由もこの流れが根拠になっていて、より多くのローソク足が絡んだ方がポジションを持つ人も増えやすく反対売買も起こりやすいからですね。

こういった流れを考えると窓開けが連続した状況で気づくのは遅いので、「1回目の窓開けから保ち値が続いた」という段階でアイランドリバーサルを意識したいところではあります。もし保ち合いのあとに逆方向の窓開けが生じたら反対方向に値動きが進む可能性も高いので、窓開け直後の売買は慎重に行う必要があるでしょう。

アイランドトップチャート

ではここからは実際のチャートでアイランドリバーサルを見ていきましょう。まずは天井圏でアイランドリバーサルが起こった「アイランドトップチャート」と呼ばれるケースからです。

アイランドトップチャート

大まかな流れやポイントとしては

  1. それまで続いていた強い上昇の中で連続してギャップアップが発生した
  2. しかし最後のギャップアップの後は上値が重く横並びの推移
  3. 横並びの最後は大陰線で急落
  4. 大陰線直後にギャップダウンとなりアイランドトップ完成(同時に中期線割れ)
  5. 一気に下落する流れへ

というものですね。それまでの強い上昇で市場心理としては強気ムードだったと予想されますが、よく見ると

  1. 上昇中も所々に大陰線あり
  2. 離れ小島で保ち値中も複数の大陰線あり

なので売り圧力も高まっていたのかもしれませんね。そしてその仕上げとして保ち値からの大陰線があって、ここで一気に弱気になっていると予想されます。

その心理変化が直後のギャップダウンにも表れていて比較的きれいなアイランドトップだと言えるでしょう。冒頭でも述べましたが、アイランドリバーサルの信頼性を高めるにはこういった逆方向への強い値動きが反転時に必要です。

このケースではギャップダウン部分ではなく離れ小島の最終部分に大陰線が出ていますが、反転方向に強い値動きが見られたことに変わりないでしょう。したがってこの大陰線こそがアイランドトップの要点を抑えた重要なローソク足だったと考察しています。

アイランドボトムチャート

次に底値圏でアイランドリバーサルが発生する「アイランドボトムチャート」と呼ばれるケースを見ていきましょう。

アイランドボトムチャート

大まかな流れやポイントとしては

  1. ギャップダウンが複数回絡んだ下げ局面の最後に切り返しの陽線+長い下髭陰線
  2. そこからギャップアップ+大陽線が発生しアイランドボトム完成
  3. アイランドボトムから今度は連続ギャップアップの流れとなり中期線突破
  4. 中期線突破後はサポートに変わり株価が持ち上がっていく(ギャップアップや大陽線も多い)

といったものですね。このケースでは酒田五法でいうところの逆襲線やたくり線が離れ小島の部分に現れているのがポイントです。また、アイランドボトムを完成させたローソク足は大陽線ですので反対方向へ強く進む値動きだと言えます。

逆襲線もたくり線も大陽線も全て下落から上昇へ反転する際に出やすいローソク足形状ですから、こちらも比較的きれいなアイランドボトムだったと言えるでしょう。ちなみに「株価が持ち上がっていく過程で中期線サポートを受けられた」というのも値動き観察中に反転を確信するポイントです。

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株を売買する手順

次にここまで紹介してきたアイランドリバーサルを活用してエントリーや手仕舞いをするための考えを述べます。おわかりかと思いますがアイランドリバーサルで株を売買する際は

  1. 買い目線:アイランドボトム
  2. 売り目線:アイランドトップ

をそれぞれ活用しましょう。ここで重要なのはアイランドリバーサルが2つのギャップで成立するシグナルであるということです。

したがって、エントリーや手仕舞いを考える手順としても

  1. 上昇や下落の先にギャップが生じたら警戒する
  2. 1つ目のギャップの先で保ち合いがあればポジション調整
  3. 2つ目のギャップでエントリーや手仕舞い

といった流れになります。もちろん2つ目のギャップで全てのポジションを処理する必要はありませんが、アイランドリバーサル完成後の値動きで後悔しないような範囲で調整を行っておきたいですね。

アイランドリバーサルがダマシになったらどうするか

アイランドリバーサルはテクニカル分析の一種なので当然ながらダマシもあります。例えば・・・

アイランドリバーサルがダマシになった例

図の青枠部分のようにアイランドリバーサルが完成されても

  1. すぐに窓埋めされてしまう
  2. 最終的にトレンドが継続されて離れ小島を超えてしまう

となった場合はダマシと判断できるでしょう。

ダマシになりそうか判断するポイント

アイランドリバーサルがダマシになりそうか判断するコツは、やはりアイランドリバーサル完成時の値動きではないでしょうか。ここまでの解説で「離れ小島ができた直後に反対方向へ強く進む値動きがあるほど信頼性が高い」と述べてきました。逆に言えば

  1. アイランドトップができたのに大陰線が出ない
  2. アイランドボトムなのに大陽線で切り返さない

となればダマシを疑ってしまいます。先ほどのダマシ例でも大陰線どころか中期線サポートを受けてすぐに窓埋めしていますよね。窓埋め後はじわじわ安値を切り上げていますし、長期線サポートまであります。

こういった値動きはアイランドリバーサルがダマシになっている可能性を示唆しているので、もしポジションを組んでしまっている場合は手仕舞いした方が良いでしょう。もっと言えばダマシとはテクニカル分析の世界ではそれ自体がシグナルにもなります。

アイランドリバーサルという強いシグナルがダマシで否定されたのですから、それを超える強い値動きが継続されることも視野に入れた方が良いですね。ゆえに新規でドテンポジションを取るのもひとつの手です。

アイランドリバーサルと日経平均株価

ところでアイランドリバーサルは日経平均株価に出やすいということをご存じでしょうか。実はここまで出してきたチャートは全て日経平均株価の過去にあった値動きです。重要な切り返し局面で発生することがしばしばあるので、個人的には日経平均株価が窓開けしたら必ずアイランドリバーサルを意識するようにしています。

日経平均株価にアイランドリバーサルが発生しやすい理由は定かではありませんが、おそらく

  1. 先物主導で寄り付く
  2. 米国株の状況で要営業日の市場心理が決まりやすい

という性質が関係しているのでしょう。もちろんダマシもあるわけですが、過去の値動きを振り返っていただければ私が言っている意味をわかってもらえるかと思います。

ぜひご自身でも日経平均株価の過去チャートを確かめいただき、アイランドリバーサルがどのような場面で発生していたのかチェックしてみてください。

まとめ

今回は重要な反転シグナルであるアイランドリバーサルについて解説しました。日経平均株価に限らず発生したら値動きを切り返すことが少なからずありますのでぜひ覚えておいてください。ギャップを見たら

  1. 現在の価格帯がどれくらいか
  2. ポジション調整は必要か
  3. 1つ目のギャップ後の値動き
  4. 2つ目のギャップがくるか

といったことを意識し、アイランドリバーサル完成直後の値動きでダマシかどうか判断してください。

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