どうも、ひげづら(@higedura24)です。
個人投資家が株式投資を始める理由として多いもののひとつに「配当で不労所得を得たいから」が挙げられます。
確かに良いですよねー!
だって働かなくても定期的にお金がもらえて、しかも持ち株が値上がりすればさらに儲かるんですから!
・・・しかし、少なくとも私の知る限りでは高配当株を長く続けられる人は少ないのですよ。
な・ぜ・か?
その理由は
- 持ち株の値下がりがあると、もっと減るんじゃないかと怖くなる
- 意外にもしっかりとした配当額を得るには大きな購入資金が必要だった
- 自分の投資行動が正しいかわからないので不安だ
といったことでしょう。
そこで今回は私が最近感じている「高配当株投資を安定させるコツ」をお伝えします。
私は高配当株から得た不労所得で生活しているわけではないですが、ちびちびと続けていく中で感じたことを書いてみました。
これから始めようと思っている方、すでに始めている方はぜひご参考下さい。
高配当株投資を安定させるコツとは
では早速ですが、高配当株投資を安定させるコツを言いますよ・・・!
用意は良いですか?
高配当株投資を安定させるコツ・・・それは・・・「ほったらかすこと」です!
待って!戻るボタンを押す前に聞いてください!
ちゃんと理由があるんですよー。
裁量取引と高配当株の違い
頭ではわかっていても
- 裁量取引
- 高配当株
をどこかで区別出来ない方も多いと思うんですね。
ちなみに裁量取引とは「自分の采配次第で株の売買を行うこと」で、いわゆるスイングトレードとかそういったものを表します。
高配当株投資も結局は自分の采配次第なので同じと言えば同じなんですが、ここではわかりやすくするために区別して考えましょう。
裁量取引では
- 材料や思惑などで銘柄を選択する
- そのカタリストを頼りに、一定期間の値動きを切り取る
- もし思ったように動かなければ損切りする
という流れですよね(私の中ではね。
一方で、高配当株投資では
- 配当重視で銘柄選択をして、業績や財務面などで絞り込む
- 企業の安定性を頼りに、恒久的な配当利益を買う
- 配当利益が減ることでパフォーマンスが下がるなら売却
という流れがあるでしょう(私の中ではね。
ここで重要なのは「裁量取引と高配当株投資では売買理由が全く違う」ということです。
ここを区別するかどうかで大きくキャピタルゲインへの考え方は変わると思います。
つまり、高配当株投資でも裁量取引の要素も考えている人は20%とか30%の利益が出たら利益確定するはずです。
でもそれって純粋なる高配当株投資の売買理由からはズレています。だって恒久的な利益を得ているわけではないから。
だから完全なる高配当株投資をしたいのであれば、配当利回りに問題が生じない限りは「ほったらかして」恒久的な利益を得るべきなんですよ。
含み益は裁量取引の視点であって、メインではないわけですね!
ここを認識して、自分がどちらのスタンスでいくかを考えることはコツのひとつだと思います。
もしあなたが純粋な高配当株投資をしたいのであれば、安定した高配当株を持ち続けることだけを考えて含み損などキャピタルゲインの要素を無視することもアリです。
日々の値動きに一喜一憂するべきでない
冒頭で話した高配当株投資を続けられない理由のひとつに「持ち株の値下がりが怖い」というものがありました。
これは言い換えると「日々の値動きが気になって仕方ない」ということですよね。
これも高配当株を「ほったらかす」というコツによって解決できます。
なぜなら株価を確認しないので気にしようがありません。
これはスイングトレードにも言えることかもしれませんが、やたらに値動きを気にして良いことはあまりないと思います。
- 今日は100円も上がってる!
- と思ったら後場にしぼんで30円プラスに・・・
- 次の日は前日比50円マイナスだ!
- あぁ・・昨日売っておけば儲かっていたのに・・・
こういった考えが捨てきれない人は高配当株投資を継続できないと私は思うのです。
長期的に業績が伸びるであろう銘柄を数十年持つと考えれば、日々の値動きは誤差かもしれません。
高配当株という長期的な強みを持っているのだから、優位性を信じてあえてほったらかすのが安定させるコツでしょう。
そしてこの安定とは「長期保有するための自分のメンタル」のことです。
一喜一憂せずメンタルを安定させるには「ほったらかす」ことが一番ではないでしょうか。
ただし、保有株の通期決算は必ず確認します。
もし減配などがあれば様子を見ながら銘柄の入れ替えを行っていきましょう。
高配当株専用口座を作ること
高配当株をほったらかすためには、通常の証券口座とは別に長期口座を設けた方が良いでしょう。
短期や中期目線とひっちゃかめっちゃかにしておくと視点がブレますし、中々ほったらかす意識にはなりづらいからです。
また、現物で長期的に持つので手数料が低い口座にすることも重要ではないでしょうか。
売買頻度は低いですが、なるべく低コストで運用することに越したことはないですからね!
高配当株を安定させる要素とは
余談ですが、高配当株から得る配当利益を安定させるには「企業の財務健全性」が重要だと思います。
なぜなら、配当とは企業が稼いできたお金から捻出されるものだからです。
当然ながら、
- お金(余剰資金)をたくさん持っている
- 借金(有利子負債)が少ない
といった企業ほど減配されるリスクは少ないでしょう。
高配当株投資を安定させるためには上記の要素が重要です。
加えて、
- 内需株で業績の変動が少ない
- 収益力があって、余剰資金が増えやすい
のならなおさら良いわけですね。
こういった要素に注目しながら銘柄を探すと、大型株やそれなりに時価総額が安定してきた銘柄がヒットするでしょう。
財務面や業績の安定性を重視するなら大型株を、収益性や成長性を重視するなら適度に時価総額が大きい高配当株の比率を上げるのがおすすめですね。
まとめ
いかがでしたか?今回は高配当株を安定させるコツについてお話しました。
高配当株は財務健全性や収益力が伴っていれば長期的な優位性を持つ株です。
その優位性を信じてほったらかすことが安定させるコツと言えるでしょう。
また、日々の値動きを気にしないで済むことは自分のメンタルを安定させることにもつながります。
あらかじめ財務健全性や収益力を下調べしてから高配当株を買い、決算を確認しつつ長期的にほったらかしていきましょう。
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がありますのでご参考ください。それではまた!