持ち株比率が経営権を左右する仰天ルール知ってますか?

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

株主になるということは配当や優待を受け取るだけでなく、経営方針を議決する権利も受け取っています。

株式を多く持てば持つほどその議決権は大きくなり、大株主ともなれば経営を左右することも可能です。

また、株式会社の仕組みには「どれくらいの持ち株比率で、企業とこういった関係性になる」という決まりがあります。

この記事では「持ち株比率と経営権」というテーマでお話しましたので、基礎知識としてぜひご参考下さい。

持ち株比率とは

株主がどれくらい株を保有しているかの割合を「持ち株比率」と言います。

持ち株比率の計算式は

  • 持ち株比率 保有株式数 ÷ 総株式数 × 100

です。

持ち株比率は、企業が発行している株式のうち誰がどれくらい保有しているのかを明確にするため「株主構成欄」に記載されているんですね。

株主構成欄は四季報に掲載されていて、大株主が誰か一目でわかる重要なものです。

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株式会社にとって持ち株比率は重要な話で、企業同士でも上下関係に影響する要素として知られています。

持ち株比率と議決権について

株主の所有権利は大きく分けて、

  1. 剰余配当請求権:事業利益を受け取る権利
  2. 残余財産分配請求権:事業を解散する際に負債を返済し、残ったお金が分配される権利
  3. 共益権:利益を共有するために経営に参加したり、決議する権利

の3つがあります。

簡単に言えば「経営に参加して事業の利益をもらい、会社をやめる時はみんなでお金を分ける」ということです。

持ち株比率はこのうちの共益権に関与する「議決権」に深く関わっています。

議決権とは「株主総会などで、会社の重要事項を決定する際の権利」のこと。

権利確定日をまたいで保有すると、自分宛に会社から

  1. 決算内容の報告
  2. 株主総会の案内
  3. 議決権行使のお願い

が届きますよね?

議決権は「1単元あたりに付与されている権利」なので、例え1単元しか保有していなくても立派な権利です。

可決には「全体の何割が必要」という条件もあるので、少数株主の議決権も無視できません。

場合によっては単元未満株の株主にも議決権があるくらいです。

ただし、1単元あたりに付与しているため「持ち株比率が高いほど経営権を左右する」と言えます。

1単元持っている人よりは、10単元持っている方が大きな議決権というわけですね。

このシンプルな条件は「持ち株比率によって会社間の上下関係も左右する」という仕組みを生み出しています。




持ち株比率と経営権

一般に持ち株比率によって経営権は大きく左右され、会社法の中で

  1. 1%以上:総会検査役選任請求権
  2. 3%以上:株主総会の招集や帳簿の閲覧などが可能
  3. 10%以上:会社解散請求権
  4. 20%以上連結財務諸表の持ち分適用
  5. 3分の1以上:特別決議の否決
  6. 50%以上:株主総会の普通決議
  7. 3分の2以上:株主総会の特別決議
  8. 90%以上:特別支配株主の株式など売渡請求
  9. 100%以上:完全子会社化

といった権利が付与されます。

よく材料で「A社がB社の株式を○%取得し、○○化へ」と聞きますが、上記のラインのうち

  1. 20%:関連会社化
  2. 50%:子会社化
  3. 100%:完全子会社化

という位置づけに変化するのは重要です。

ちなみに関係会社というのは関連会社と子会社をひとまとめにした表現ですね。

株式を一定数保有して持ち株比率を上げていくと

  1. 経営権が大きくなり、特別な権利を有する
  2. 会社同士の関係性が、法的にも変化する

という点からも、株式が持つ議決権の重要性がわかります。

こういった持ち株比率における経営権は会社同士のつながりから重要で、TOB(株式公開買付け)にも関連するでしょう。

最近では大型のTOB案件が騒がれることも多いので、知っておくと良いですね。

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持ち株比率の上昇による重要な経営権とは

持ち株比率が上昇すると

  1. 50%以上で普通決議
  2. 3分の2以上で特別決議

が可能になります。

普通決議とは

  1. 役員報酬の変更
  2. 配当額の決定
  3. 取締役の選任・解任

などです。

特別決議とは

  1. 第3者割当増資
  2. 事業譲渡や合併
  3. 株式分割

などかなり重要な決議を指します。

ある企業が子会社化するだけでも普通決議を行うことができますが、トップダウン的に円滑な経営をするのであれば特別決議を左右できるまで持ち株比率を高めることが望ましいです。

これは中小企業ほど言えることで、経営者の采配で事業を進めるためには高い持ち株比率が必要でしょう。




まとめ

いかがでしたか?今回は持ち株比率と経営権をテーマにお話しました。

株式会社の仕組み上、株式が持つ議決権は重要です。

持ち株比率の高まりによって議決権は大きくなり、経営を左右するほどの権利が付与されます。

それによって会社同士の関係性も変化することは知っておきましょう。

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